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クエリ検索: "コンチネンタル・タンゴ"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 石井 信生
    日本教科教育学会誌
    1986年 11 巻 2 号 71-77
    発行日: 1986/08/31
    公開日: 2018/05/08
    ジャーナル フリー
    音楽教育において教師は,学習者の側に生じる音楽に対する音楽的意味や音楽によってひき起されるあらわでない反応行動を的確に把握する必要がある。これらを客観的に観察,測定する一方法としてはC.E.オスグッドらによるSD法の援用が考えられるが,そのためには音楽の特性に適った固有の新しい尺度を構成しなければならないと思われる。前稿では,この新しい尺度構成のために小学生を対象として,いろいろなジャンルの音楽を享受体験させることによって生じる感じを形容詞または形容動詞の形で言語化させ,抽出された言語のうちで一般性と独立性の高いものに対してそれぞれ反対語を選定するごとによって47対の両極性の反対語対より成る新しい尺度を見い出したことを報告した。本稿は前稿にひきつづいて,それらの尺度に基づいて音楽的意味や音楽によるあらわでない反応行動の因子を抽出し,本研究の目的に適った偏らない評定尺度を構成することを試みた結果の報告である。
  • 石井 信生
    日本教科教育学会誌
    1986年 11 巻 1 号 1-7
    発行日: 1986/04/30
    公開日: 2018/05/08
    ジャーナル フリー
    音楽の教授・学習過程においては,学習者のあらわな反応行動とあらわでない反応行動とを常に問題にしなければならない。前者は音楽的な知識や技能というような直接に観察,測定することが可能なものであるから,教育の実際においても常に問題にされているが,後者は音楽的な鑑賞力や理解力というような直接には観察,測定することが不可能なものであるから,往々にして見落される傾向にある。音楽性,音楽愛好の心情,豊かな情操を目標とする学校音楽教育は,音楽という総体に対する学習者のあらわでない内的な精神行動の構造を明確化し,それに基づく教授・学習過程においてこそ,音楽教育の目的を効果的に達成することができるものと考えられる。音楽学習者のこのようなあらわでない反応行動を,何らかの方法である程度でも,客観的に観察,測定する方法を確立させることは,音楽教育研究の急迫した課題である。本稿は,その課題を解決するための実験研究の結果の報告である。
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