詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "ゴニオメーター"
2,692件中 1-20の結果を表示しています
  • W. Parrish, E.A. Hamacher, K. Lowitzsch
    X線
    1956年 9 巻 1 号 13-21
    発行日: 1956/08/15
    公開日: 2010/12/10
    ジャーナル フリー
    こゝ数年来市販されているX線回折計は, この雑誌に以前述べたGeiger計数管X線スペクトロメーターを完全に再設計したものである.新しい装置は, 回折線の分解能の改良 (2θ>30°でCuKα12の分離をみとめ得る) , 回折角の測定 (2θ0.01°まで読み取れる) 及び回折の相対強度測定の精度の向上, 及び (2θ=165。まで) 回折角度範囲が広かつたことを特徴とする.これらの改良は新しいX線光学系の採用, 雲母・ペリリウム窓の高出力水冷式X線管を備えた通常の回折装置の使用及び高精度の計数管
    ゴニオメーター
    の設計によつて行われた.新しいX線光学は線焦点光源の採用にもとずいている.この特徴及びX線管及び
    ゴニオメーター
    の回転面を垂直に立てたゝめ, 1個の回折装置の4窓X線管で, 同時に2ケの
    ゴニオメーター
    と2ケのふつうの粉末写真カメラを使用することが可能である.走査速度を1分間1/8°から2°まで任意にかえることが出来る.又は
    ゴニオメーター
    を自動的に段階的〓動させることも可能である.連続的又は段階的な自動記録の他, 装置に取付けられている電気回路で, 特殊な計数方法を行うことも可能である, 種々の計数方法及び記録方法については次の論文で述べよう.
  • 宮 憲一, 石川 正流
    情報通信研究機構研究報告
    1950年 CRWO.MJ 巻 1 号 62-71
    発行日: 1950年
    公開日: 2019/08/29
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 新村 信雄, 島岡 公司
    日本結晶学会誌
    1969年 11 巻 2 号 126-129
    発行日: 1969/07/20
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • *粕渕 賢志, 藤田 浩之, 福本 貴彦
    近畿理学療法学術大会
    2010年 2010 巻 37
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/10/15
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】 日常生活において手関節の掌背屈、橈尺屈の組み合わされた動きが必要となり、日常生活の中でよく使われる運動がダーツスロー・モーションである。ダーツスロー・モーションとは手関節橈屈、背屈45°の肢位から、掌尺屈方向に動く運動方向のことである。またダーツスロー・モーションで日常生活にあまり不自由をきたさないといわれている。これらのことからダーツスロー・モーションは手の動きには重要であると考えられる。
    よって、ダーツスロー・モーション面のROMを評価することは臨床的に重要であると考えられる。そこで、ダーツスロー・モーション面用
    ゴニオメーター
    を開発した。今回ダーツスロー・モーション面は前腕回内45°の肢位から矢状面上で上方への運動を橈背屈、下方への運動を掌尺屈と定義した。よって、今回の研究の目的は、ダーツスロー・モーション面のROMを測定し、測定結果に検者内信頼性があるか調査することとした。 【方法】 対象は、上肢に整形外科疾患の既往がない健常成人6名(男性3名、女性3名)であった。今回作成した
    ゴニオメーター
    で橈背屈と掌尺屈の最大角度の実測値を測定した。橈背屈と掌尺屈の最大角度は自動運動、他動運動にてそれぞれ3回ずつ測定した。橈背屈と掌尺屈の合計値をダーツスロー・モーションのROMとした。
    ゴニオメーター
    の回転軸は、手根中央関節の動きが常にダーツスロー・モーションであることから、手根中央関節の回転軸に一致するようにした。次に3次元動作解析器のマーカーを
    ゴニオメーター
    に貼付し、3次元動作解析器でダーツスロー・モーション面のROMを測定した。3次元動作解析器で測定した結果をダーツスロー・モーション面ROMの正解値とした。
    ゴニオメーター
    の回転軸、前腕、手指の部分にマーカーを貼付し、同様に自動運動、他動運動それぞれ3回ずつ測定した。統計学的解析は級内相関係数(以下ICC)を用いて、それぞれの結果の再現性を求めた。
    ゴニオメーター
    と3次元動作解析器のそれぞれの結果の再現性は、3回の評価結果の再現性を求めた。また
    ゴニオメーター
    の実測値が3次元動作解析器の正解値と相関があるかを、
    ゴニオメーター
    と3次元動作解析器のダーツスロー・モーションROMの平均値でICCを求めた。 【説明と同意】 被験者に対し研究の説明を行い、書面での同意を得られた者のみデータを採用した。本研究は畿央大学研究倫理委員会の承認(H21-15)を得て行った。 【結果】
    ゴニオメーター
    での再現性は、橈背屈のICCは自動運動では0.980、他動運動で0.981であり、掌尺屈の自動運動は0.991、他動運動で0.989であった。ダーツスロー・モーション面ROMの再現性は自動運動で0.992、他動運動で0.991であった。3次元動作解析器での再現性は、橈背屈の自動運動でICCが0.909、他動運動で0.924、掌尺屈は自動運動0.937、他動運動0.969であり、ダーツスロー・モーション面のROMは自動運動0.967、他動運動0.966であった。
    ゴニオメーター
    と3次元動作解析器のダーツスロー・モーションROMの平均値の相関は、自動運動でICCは0.948、他動運動でICCが0.924であった。
    ゴニオメーター
    で測定したダーツスロー・モーション面ROMは自動運動で59.1±7.9°(mean±SEM)、他動運動で62.8±7.4°であった。3次元動作解析器で測定したダーツスロー・モーションのROMは自動運動で60.0±5.7°であり、他動運動で64.3±5.2°であった。 【考察】 今回開発した
    ゴニオメーター
    でダーツスロー・モーションのROMと橈背屈、掌尺屈が測定できることが示された。それぞれの結果で再現性が得られた要因として、運動方向の統一、前腕回内外による代償の防止、肘関節の固定、回転軸の統一が考えられる。
    ゴニオメーター
    と3次元動作解析器の間のICCが高値であったことから、
    ゴニオメーター
    で5°間隔で測定しても、ダーツスロー・モーション面ROMの正確な評価が可能であると示唆している。よって、開発した
    ゴニオメーター
    を使用することにより、ダーツスロー・モーション面のROMを臨床で簡易に評価できると考えられる。 【理学療法研究としての意義】 ダーツスロー・モーションのROMが測定できることにより、手のROMの新たな評価が可能であることを示唆している。ダーツスロー・モーションは手根中央関節の動きであり、日常生活で多く使われる動きであるために、橈骨遠位端骨折後などの評価に用いると有用であると考えられる。また橈骨遠位端骨折などの患者に対しダーツスロー・モーションのROM改善がADLやQOL向上に繋がるか調査することができると考えられる。
  • 吉松 満, 築山 宏, 岸 敬
    日本結晶学会誌
    1964年 6 巻 3 号 188-190
    発行日: 1964/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • -理学療法士学生による検者間信頼性の検討-
    米津 亮, 畑野 杏奈, 森下 佑里, 田中 繁治
    保健医療学雑誌
    2023年 14 巻 1 号 32-36
    発行日: 2023/04/01
    公開日: 2023/04/01
    ジャーナル フリー

    【緒言】反張膝の判定には

    ゴニオメーター
    での測定が一般的であるが,測定肢位や操作より測定値が異なる課題点を有する.そこで,測定肢位や操作に依存しない膝関節の伸展角度を計測するスマートフォンを用いた測定法を独自に考案した.本研究の目的は,我々が考案したスマートフォンでの測定方法による検者間信頼性を検討することである.

    【方法】対象は,20歳台女性(平均年齢21.4歳)27名(54肢)である.

    ゴニオメーター
    とスマートフォンを用いて膝関節の伸展可動域を2名の理学療法士学生で各1回ずつ測定した.なお,スマートフォンには水準器,傾斜計,分度器と呼ばれる無償のアプリケーションをインストール済みである.そして,測定した角度は級内相関係数(2.1),反張膝の有無に対する判定はカッパ係数を算出し,検者間信頼性を検討した.

    【結果】膝関節の伸展可動域に対する測定の級内相関係数(2.1)は,

    ゴニオメーター
    は0.22,スマートフォンは0.89であった.反張膝の判定に対するカッパ係数は,
    ゴニオメーター
    は-0.03,スマートフォンでは0.63であった.

    【結論】スマートフォンを用いた測定方法は,級内相関係数の判定で「良好」に分類された.このことは,膝関節伸展に対する可動域をより正確に記録できることを示唆している.さらに,反張膝の判定におけるカッパ係数も「可能」と分類されたことから,使用の可能性が示唆された.

  • 杜 小剛, 山本 誠二, 浜田 幸二, 西薗 秀嗣, 金高 宏文
    日本体育学会大会号
    1991年 42B 巻
    発行日: 1991/09/10
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 辻 清雄
    日本結晶学会誌
    1965年 7 巻 1 号 39-40
    発行日: 1965/03/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 小林 正, 須原 正彦, 青野 茂行, 原 秀元
    日本結晶学会誌
    1984年 26 巻 Supplement 号 13A-1
    発行日: 1984/11/13
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 麻生 智一, 山内 康弘, 河村 聖子
    波紋
    2015年 25 巻 4 号 283-287
    発行日: 2015年
    公開日: 2018/11/14
    ジャーナル フリー

    In neutron scattering facilities, it is important to provide a wide range of state-of-the-art sample environment equipment for cutting-edge outputs on the academic and industrial research front. In the Materials and Life Science Experimental Facility (MLF) of J-PARC, a sample environment team has been officially organized with succeeding the previous ad hoc sample environment team, aiming to comprehensively measure safety of the sample environment in the MLF and to perform efficient user support in sample environment. In the MLF, each beamline (BL) has its own dedicated sample environment equipment, while some additional BL-common sample environment equipment is prepared by the sample environment team. MLF users can also bring their own equipment or devices for their experiment. All equipment and devices are required to pass a rigorous safety examination before being allowed in the MLF.

  • 高井 幹夫
    応用物理
    1975年 44 巻 5 号 507
    発行日: 1975/05/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
  • ~Navicular drop test,Q-angle,Craig test の検討~
    横山 寛子, 尾田 敦, 白石 彩佳, 鳩岡 洋太, 石川 大瑛, 前田 健太郎, 浦本 史也, 伊藤 亮太, 藤林 直樹, 鹿内 和也, 川口 陽亮, 渡邉 好孝
    東北理学療法学
    2017年 29 巻 112-119
    発行日: 2017/08/31
    公開日: 2017/09/15
    ジャーナル フリー

    【目的】本研究の目的はNavicular drop test(NDT),Q-angle,Craig testの検者内信頼性,検者間信頼性を検討することと,Q-angleとCraig testにおいて,

    ゴニオメーター
    とデジタル画像での測定角度について比較検討することである。【方法】検者は臨床経験4年の理学療法士(PT)である検者Aと臨床経験2年のPTである検者Bである。被検者は健常成人10名20肢である。方法はNDT,Q-angle,Craig testを2人の検者がそれぞれ3回ずつ測定し,検者内・検者間信頼性について検討した。またQ-angleとCraig testでは
    ゴニオメーター
    とデジタル画像上での測定について比較検討した。【結果】すべての下肢アライメントで検者Bに比べ検者Aにおいて検者内信頼性が高く,検者AにおいてICC(1,3)で0.9以上を示した。NDT,Q-angle,Craig testにおいて検者間信頼性は低かった。Q-angleとCraig testにおいて
    ゴニオメーター
    とデジタル画像上での測定では信頼性に大きな差はなかった。【結論】下肢アライメント測定は測定に熟練した同一検者において3回測定することで精度を上げることができると考えられる。

  • 西井 匠, 境 大輔, 林 享, 北川 薫
    日本体育学会大会号
    2004年 55 巻 045S20205
    発行日: 2004/09/01
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 石井 匠, 北川 薫
    日本体育学会大会号
    2003年 54 巻
    発行日: 2003/08/26
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 峰久 京子, 松永 義博, 木村 啓介, 安藤 美紀, 露口 明宏
    理学療法学Supplement
    1989年 1989.16.1 巻
    発行日: 1989/03/31
    公開日: 2017/07/07
    会議録・要旨集 フリー
  • *吉井 仁美, 青木 翔太, 中村 駿, 市東 潤哉, 横井 浩史, 姜 銀来, 杉 正夫
    精密工学会学術講演会講演論文集
    2023年 2023S 巻
    発行日: 2023/03/01
    公開日: 2023/09/01
    会議録・要旨集 フリー

    手の神経障害における機能判定は手指用

    ゴニオメーター
    によって行われている。しかし手指用
    ゴニオメーター
    は関節ごとに計測するため、時間がかかる。また計測後にデータを記入する必要がある。そのため、本実験の目的は手指計測における非接触型インターフェースに代表されるグーグルメディアパイプとリープモーションの性能評価を行うことによって、手指の角度計測の効率化に努めることである。結果としては全体的にはグーグルメディアパイプの方が性能がよかったものの、奥行きのある測定に関してはリープモーションの方が精度が高かった。

  • *岡 智行, 原 正文, 堤 光司, 村山 修二
    九州理学療法士・作業療法士合同学会誌
    2010年 2010 巻 225
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/01/15
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
    近年、三次元動作解析装置を用いた骨盤を含む体幹回旋運動を計測した報告が散見されるが、三次元動作解析装置のような高価な装置を持つ施設は限られており、簡易的に測定するのは難しい。今回、立位での骨盤を含めた体幹回旋可動域を簡易的に測定できる機器の作成を試み、まず水平面骨盤回旋角度測定器(測定器)を試作し、検者内、検者間再現性を評価したので報告する。
    【対象および方法】
    試作した測定器は腰椎硬性コルセットを基に作成し、大きさは横75cm、縦20cm、重量700gである。測定方法は両足部を揃えた立位で自動回旋させ、測定器が床に置いた分度器を指す角度を骨盤回旋角度とした。また
    ゴニオメーター
    を用い、両上後腸骨棘を結ぶ線と前額面がなす角度を頭方より測定した。角度は5度単位で測定した。測定は数日空け2回行った。被験者は下肢、体幹に既往のない成人男性10名、平均年齢26.8±4.4歳、身長173.6±8.7cm、体重70.5±6.7kgであった。被験者に対し研究の主旨を説明し了承を得た。検者は理学療法士2名、経験年数は6年目(検者A)と1年目(検者B)である。測定結果から級内相関係数(ICC)を求め、検者内、検者間再現性を検討した。
    【結果】
    測定器の骨盤回旋角度は、検者Aの1回目右回旋は平均45.5±10.1度、左回旋は40.3±8.0度、2回目は47.2±10.9度、40.0±7.9度であった。
    ゴニオメーター
    では、1回目右回旋43.8±4.4度、左回旋47.0±4.9度、2回目41.8±5.9度、45.8±7.5度であった。検者Bは測定器で1回目右回旋49.0±10.4度、左回旋46.0±8.1度、2回目46.7±10.7度、37.5±10.5度であった。
    ゴニオメーター
    は1回目右回旋51.1±5.5度、左回旋51.5±4.5度、2回目51.6±9.9度、48.8±8.9度であった。検者内ICCは検者Aで測定器右回旋0.75、左回旋0.65、
    ゴニオメーター
    は0.48、0.57であった。検者Bでは測定器0.94、0.65、
    ゴニオメーター
    は0.58、0.18であった。検者間ICCは測定器で右回旋0.53、左回旋0.44、
    ゴニオメーター
    は0.05、0.40であった。
    【考察】
    今回測定器を試作し検者内、検者間再現性を検討した結果、検者内再現性を認め、検者間再現性は低い結果となった。ROM測定の再現性は、同一検者内の再現性より、検者間の再現性の方が低くなると報告されており、本研究の結果も同様の傾向を示した。検者内再現性が得られたことで、同一検者による測定器の使用は可能であるといえるが、検者間再現性が低かったことから、臨床応用に耐えうるまでは至っていないと考えられる。検者間再現性が低値であった原因を考え、今後臨床応用できるように改良を加え、データの収集、検討を行いたい。
  • 粕渕 賢志, 森友 寿夫, 有光 小百合, 行岡 正雄
    理学療法学Supplement
    2015年 2014 巻 O-0365
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/04/30
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】近年,手関節の機能的な運動方向として橈背屈から掌尺屈のダーツスロー・モーション(以下DTM)が注目されており,DTMで日常生活活動(以下ADL)に不自由をきたさないといわれている。我々はDTM面用ゴニオオメーターを作成し,高い信頼性が得られたことを報告した。また,橈骨遠位端骨折後症例のROMとADL能力の関係を調査し,DTM面ROMとADL能力に相関が得られたことを報告した。本研究の目的は,3次元運動解析を用いてDTM面用
    ゴニオメーター
    の再現性とDTM時の手根骨の動態を調査することとした。【方法】対象は,健常成人7名,平均年齢21.9±3.4歳,男性5例,女性2例の7右手関節であった。DTM面用
    ゴニオメーター
    を用いて,被験者は前腕回内45°の肢位で
    ゴニオメーター
    のグリップを把持し,上方への運動を橈掌屈,下方への運動を尺背屈として測定した。DTMは手根中央関節の動きが大きく,手根中央関節の回転軸が橈掌側から尺背側に向かって45°斜めに走っていることから前腕回内45°の肢位で測定した。前腕の回内外の動きを伴わない範囲で,手関節橈背屈位,中間位,掌尺屈位の3肢位で3D-CTを撮影後,動作解析システムを用いて解析した。得られた画像から3次元骨モデルを作成し,volume registration法を用いて3次元アニメーションを作成し,相対的な骨の空間的位置を計算した。橈骨に対する第3中手骨の可動域を手関節の動きとし,DTM面ROMの正確値とした。撮影時のDTM面のROMを
    ゴニオメーター
    にて5°間隔で評価し実測値とした。また,DTM面用
    ゴニオメーター
    使用時の手根骨の動態として,橈骨舟状骨関節,橈骨月状骨関節,舟状骨有頭骨関節,月状骨有頭骨関節の可動域を計測した。統計学的解析は級内相関係数を用いて,DTM面ROMの正確値と実測値から妥当性を算出した。また,橈骨舟状骨関節と橈骨月状骨関節の可動域の差と,舟状骨有頭骨関節と月状骨有頭骨関節の可動域の差を対応のあるt検定を用いて算出した。なお有意水準は5%未満とした。【結果】DTM面ROMの正確値は96.6°,実測値は89.4°であった。各関節の可動域は橈骨舟状骨関節で44.3°,橈骨月状骨関節23.6°,舟状骨有頭骨関節50.2°,月状骨有頭骨関節76.7°であった。正確値と実測値の級内相関係数はICC=0.712(p<0.02)であった。橈骨月状骨関節は橈骨舟状骨関節より有意に小さく(p<0.01),月状骨有頭骨関節は舟状骨有頭骨関節より有意に大きかった(p<0.01)。【考察】DTM面用
    ゴニオメーター
    は中等度の妥当性が得られた。橈骨に対する第3中手骨の可動域を手関節の動きとしたことから,DTM面用
    ゴニオメーター
    にてDTM面ROMを測定することにより,DTM面での運動時の実際の手関節の動きを評価することが可能であると示唆された。また,前腕回内45°でのDTM用
    ゴニオメーター
    使用時の手根骨の動態は,舟状骨,月状骨ともに橈骨手根関節より手根中央関節が大きく動いており,橈骨月状骨関節は橈骨舟状骨関節より有意に小さく,月状骨有頭骨関節は舟状骨有頭骨関節より有意に大きく動いていた。矢状面から45°傾斜したDTMは橈骨に対する舟状骨の動きが0に近づき,30°傾斜したDTMでは月状骨の動きが0に近づくと報告されている。また,舟状骨と月状骨の動きが0に近いDTMはpure DTMと呼ばれ,ADLで用いるDTMは舟状骨と月状骨の動きが生じ,functional DTMと呼ばれている。本研究ではfunctional DTMを評価していると考えられる。さらに,DTMは運動方向が矢状面からの角度によりさまざまな運動面を持つ。本研究より,リハビリテーションにてDTMのROM exerciseを回内45°で行えば,手根中央関節を橈骨手根関節より大きく動かせ,特に橈骨月状骨関節の動きが小さい運動が可能であることが示唆された。【理学療法学研究としての意義】日常生活に重要なDTM面のROMが臨床で妥当性を持って測定できることが示唆された。また,回内45°でのDTMは評価,治療のどちらにも応用可能であることが示された。
  • 秋月 千典, 山口 和人, 荒井 智康, 金井 欣秀, 大橋 ゆかり
    理学療法学Supplement
    2017年 2016 巻 P-ED-02-3
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/24
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに,目的】理学療法の臨床場面では介入前と介入後に関節可動域を測定し,その変化量により介入の効果判定を行うことが日常的に行われている。しかし,関節可動域測定に含まれる測定誤差についての検討が乏しいことから,万能

    ゴニオメーター
    を用いた関節可動域測定が介入前後で生じる関節可動域の変化をどの程度捉えることができているのかは明らかにされていない。また,年齢,性別,body mass indexなど関節可動域に影響を与える因子は検討されているものの,関節可動域測定の測定誤差に影響を与える因子の検討は少なく,特に測定に対する習熟度は測定誤差に影響を与える重要な因子であると考えられるにもかかわらず,これまでに検討されていない。そこで,本研究では,万能
    ゴニオメーター
    を用いた関節可動域測定に含まれる測定誤差の種類とその程度をBland-Altman methodにより定量的に明らかにするとともに,その測定誤差に習熟度が与える影響を明らかにすることを目的とした。

    【方法】本研究では,関節可動域測定を習得した大学生45名(2年次から4年次まで各15名)と臨床経験3年目までの理学療法士21名(1年目7名,2年目8名,3年目6名)を測定者とした。測定者には,右膝関節に電気角度計が貼付されている被測定者の右膝関節屈曲の関節可動域を万能

    ゴニオメーター
    により測定することを求めた。被測定者はこれまでに右膝関節に整形外科的疾患の既往がない健常若年男性1名とし,研究を通して同一の人物とした。本研究では,電気角度計による測定値を基準値,その基準値と万能
    ゴニオメーター
    による測定値の乖離を誤差とし,誤差の種類とその程度をBland-Altman methodにより検討した。その際,関節可動域測定法に関する講義あるいは実習を受講してからの年数を習熟度として操作的に定義し,習熟度が測定誤差に与える影響を検討した。

    【結果】絶対測定誤差は習熟度が上がるにつれて減少し,習熟度の有意な主効果が認められた(p<0.001)。また,Bland-Altman methodによる検討の結果,万能

    ゴニオメーター
    による測定値には系統誤差は含まれていなかった。さらに,測定値に含まれる偶然誤差の程度は習熟度が上がるにつれて減少し,手技を習得した直後の学生が14.7°,臨床経験3年目の理学療法士が4.1°であった。

    【結論】万能

    ゴニオメーター
    による関節可動域の測定には偶然誤差のみが含まれており,偶然誤差の程度は習熟度に影響を受けることが明らかとなった。偶然誤差は複数回の測定値を平均することで減少させることが可能であるため,習熟度が低いうちは複数回の測定を行うことが測定誤差を小さくするために有効であることが示唆された。また,習熟度は間接的に練習量を反映するため,関節可動域測定の正確さを向上させるためには練習量を増やすことが有効であると考えられる。今後は,より効果的に習熟度を上げるための練習方法の開発について検討する必要がある。

  • 附「ゴニオメーター」檢査成績
    熊谷 一郎
    耳鼻咽喉科臨床
    1943年 38 巻 10-11 号 664-669
    発行日: 1943/10/20
    公開日: 2011/10/14
    ジャーナル フリー
feedback
Top