業務プロセスの改善として、1990年代にBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)、2000年代にBPM(ビジネスプロセスモデリング)が試行された。2014年頃から「新テレワーク(モバイルワーク)」が進められたが、ホワイトカラーの生産性向上に貢献したとは言えない。
そこで、我々はロボット技術(広義のAI)を応用することで、オフィスワークの飛躍的な業務処理能力の向上を企図してはどうかと考えた。これをRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ぶ。RPAの技術的な動向と我が国企業での取り組みについてサーベイし、一部の実証実験を試行したので、本稿では概要と考察を記す。
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