要旨:沖縄県では1975年の沖縄国際海洋博覧会で,当時,日本初となる人工海浜「エメラルドビーチ」を整備した。その後,リゾートホテルの開発や総合保養地域整備法,海岸法の改正等を受けて人工海浜の整備は沖縄県各地で行われてきた。また,従前より沖縄県では海浜を“ビーチ”と呼称し,本州とは異なる利用が見られる他,近年は埋め立て造成地に緑地と一体化した人工ビーチの整備が進められてきている。
本研究では,こうした人工ビーチに着目し,海浜整備,設置施設,利用形態,管理手法について概説する。
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