詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "ナンヨウスギ属"
12件中 1-12の結果を表示しています
  • 針葉樹天然林の分布と現況
    斉藤 昌宏
    熱帯林業
    1998年 42 巻 20-
    発行日: 1998/05/25
    公開日: 2022/04/08
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 西田誠
    植物研究雑誌
    1981年 56 巻 4 号 111-116
    発行日: 1981/04/20
    公開日: 2023/04/01
    ジャーナル フリー
  • 西田 誠
    地学雑誌
    1983年 92 巻 1 号 9-11
    発行日: 1983/02/25
    公開日: 2015/05/01
    ジャーナル フリー
  • 斉藤 昌宏
    海外の森林と林業
    2019年 104 巻 44-
    発行日: 2019/03/01
    公開日: 2019/06/26
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 朝川 毅守
    分類
    2006年 6 巻 1 号 59-64
    発行日: 2006/02/20
    公開日: 2017/03/25
    ジャーナル フリー
  • *木村 賢一
    宝石学会(日本)講演会要旨
    2025年 47 巻
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/07/07
    会議録・要旨集 フリー

    岩手大学農学部の前身である盛岡高等農林学校出身の童話作家である宮沢賢治は、鉱物収集が好きで「石っこ賢さん」と呼ばれていた。装飾品である琥珀を宝石だと思っている方もおられるが、太古の植物樹脂の化石である。化石であるので世界中多くの場所で見つかっているが、商業化されている産地はバルト海産が大部分を占め、残りがドミニカ産と久慈産琥珀である。

    岩手県久慈市周辺の玉川層に眠っている久慈産琥珀は、約 9000 万年前(中生代白亜紀後期)の Alaucariaseae(

    ナンヨウスギ属
    )が起源樹の琥珀と言われ、 3 つの琥珀の中では一番古い。約 6600 万年前の K-Pg 境界と呼ばれる時期に、メキシコのユカタン半島に巨大隕石が落ち、生物種の約 75%が絶滅し、個体数の 99%が死滅したが、久慈産琥珀はそれより前の植物の樹脂の化石であり、バルト海産とドミニカ産琥珀は、 K-Pg 境界以降の植物の樹脂の化石である。

    起源樹と年代が異なるため、バルト海産琥珀は乳白色とコニャックカラー、ドミニカ産琥珀は紫外線での発色、久慈産琥珀は赤みを帯びた色合いを示す違いがある(図 1)。

    ところで、演者の専門は「ケミカルバイオロジー(化学生物学)」で、微生物、植物、食材などの天然資源から、病気の原因の生物活性を利用して、含まれている生物活性物質を単離精製し、各種機器分析により化学構造を決定する。その後生化学・細胞生物学の手法で作用メカニズムを解析していく学問である。構造や生物活性が新しい化合物が見つかると共に、それらは特許が取得出来て医薬品や機能性表示食品などとして開発もできる。

    古くは、 1928 年に青カビから抗生物質ペニシリンを発見し、人類を感染症の恐怖から救った細菌学者のフレミング博士(1945 年ノーベル医学・生理学賞)がいる。また、北里大学の大村智先生が微生物から抗寄生虫薬イベルメクチンを開発し、同時に、植物から抗マラリア薬のアルテミシニンを発見した中国のTu YouYou 先生らが、 2015 年にノーベル医学・生理学賞を受賞した。演者は、前職の企業の研究員の時から微生物由来の医薬品探索を行っていたが、 2001 年に岩手大学農学部に赴任してからは、天然資源が豊富な岩手県の植物・食材などから、新規の低分子生物活性物質の探索研究を進めている。

    植物は、既に漢方薬として用いられている上に、解熱鎮痛薬のアスピリンや抗がん剤のビンクリスチンなど多数の医薬品が見出されている。そこで約 9000 万年前の植物の樹脂の化石にも、病気の予防や治療が期待できる生物活性があるのではないか? もしあったら、その生物活性物質の化学構造はどの様な物だろうか? 久慈産琥珀は、非常に好奇心をくすぐられる天然資源であった。

    天然資源から、新規構造の生物活性物質が見出されれば、世界中で自分しか有していない物質であるため、自分だけのオリジナルの研究になる上に自動的に世界のトップを走ることになり、変に競争をする必要が無い。また、新規物質には、発見者が名前をつけることができる楽しみもある。そのような仕事を俗語で「物取り」というが、演者はこれまで41 年間愚直に「物取り」を行ってきた。

    さて、「物取り」は宝探しの様な夢がある仕事で、新規物質を効率良く見つける工夫を各研究者が行っているが、珍しい天然資源とユニークな生物活性を検出する反応系(アッセイ系)の組み合わせが重要である。演者は、 珍しい天然資源として久慈産琥珀に 2006年に出会えたため、ユニークなアッセイ系として、病気の原因の遺伝子を破壊、変異、及び過剰発現させて、あるストレスを与えると死んでしまうか、生育できなくなる「病気の酵母」を元気に回復させる系を用いることとした。

    久慈産琥珀は、石では無いので簡単に粉末にでき、それをアルコールで抽出すると約5%が抽出される(図 2)。久慈産琥珀のメタノール抽出物を MEKA と略するが、これをカルシウムシグナル伝達に関わる遺伝子変異酵母 YNS17 株に与えると、元気に生育する様になる(図 2)。この系では、ヒトの臓器移植時の免疫抑制剤や、アトピー性皮膚炎の軟膏として実用化されている FK506(タクロリムス)が、強力な生育回復活性を示すことから、 YNS17 株に作用する物質はヒトでも効く可能性が示唆される。私たちは MEKA から、 YNS17 株を用いて新規構造を有する15,20-dinor-5,7,9-labdatrien-18-ol(Kujigamberol=クジガンバロール=久慈頑張ろう !!と命名)(図 2)を 2012 年に発見した。その後、精製法を変えたりアッセイ法を変えたり工夫をすることで、これまでに 20 余りの新規物質を明らかにしてきた。一方で、バルト海産とドミニカ産琥珀のメタノール抽出物からはもちろん、ドイツ産、中国産、スマトラ産琥珀など、調べた限りの世界の琥珀からは、現代の植物にも含まれる既知物質であった。ここで、なぜ琥珀の中でも久慈産琥珀からのみ新規物質が見つかるのか?という大きな命題が生じた。そこで、久慈産琥珀より約 3500 万年古いが、同じ緯度に位置し、外観が似て起源樹も同じで、 YNS17 株に対しても同じ活性を示したスペイン産琥珀のメタノール抽出物(MESA)の生物活性物質との比較を行うことにした。

    その結果、 MESA にも kujigamberol は含まれていたが、その含量は著しく低下し、その代わり、分解物と思われる低分子化した物質の増加が認められた。また、 MESA からも、MEKA からは得られなかった新規物質が発見された。このことは、久慈産琥珀に対する約9000 万年間の続成作用が、他国産琥珀に対してよりは強いが、スペイン産琥珀に対してよりは弱く、新規物質に変化するのに程よい地球環境であったことを示唆している。

    最後に、 MEKA と kujigamberol の機能性について紹介する。両者ともモルモットに対する鼻づまりにおいて、臨床点鼻薬の 1/5 量で同等の効果を示した。また、細胞では、メラニン産生抑制活性(美白作用)とコラーゲン促進活性(抗シワ作用)が認められ、 2015 年に化粧品(図 2)として販売を開始し、地方創生と震災復興に貢献している。

  • 本郷 次雄, 金城 典子, 竹友 直生, 黄 年来, 呉 経綸, 林 津添
    日本菌学会会報
    1996年 37 巻 2 号 63-64
    発行日: 1996年
    公開日: 2024/03/06
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 祐一郎, 杉本 義一, 岡田 清史
    石炭科学会議発表論文集
    1996年 33 巻
    発行日: 1996/10/28
    公開日: 2017/03/22
    会議録・要旨集 フリー
    The biomaker analysis of coals from Japan, China and Indonesia were carried out for the estimation of original materials of coal. Also extractable organic matters from resent plant materials which heated with water were analyzed their biomakers to compare with that of coals. The n-alkane distribution of coals shows that low molecular weight compounds are increased with maturation degree increasing. But on artificial coal made from Metasquoia leafs is not indicated like the phenomena of coals. The diterpenoid whch is originated from coniferous woods is rich in several Japanese coal, but not found in Indonesian coals. The hopanoid distributions between two coals which are constists of low H/C atomic ratio and high H/C atomic ratio from the same seam are not show their distinction. The characteristics of coals which affected with characters of original materials are not valid for Hopanoid distribution.
  • 針葉樹22種の早材仮道管の形状復元とその特徴を規格化するための数種パラメータ
    緑川 葉子, 藤田 稔
    木材学会誌
    2005年 51 巻 4 号 218-226
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/02/24
    ジャーナル フリー
    フーリエ変換画像処理法を5科15属22種の針葉樹の早材部仮道管に適用し, 横断面における仮道管の配列と仮道管の形状 (形と寸法) を復元した。復元モデルにおける最大接線径を, 通常の画像処理法によるFeret's径の平均値と比較したところよく一致した。仮道管の放射列間距離を樹種固有の基準寸法とし, 放射径と接線径が基準寸法となる標準寸法モデルを作成, さらにここから隣接する放射細胞列への割り込みと, 逆に起こる侵入を想定して最小周囲長を持つ標準六角形モデルを作成した。標準六角形モデルからの変異として各樹種の復元モデルの特徴を規格化し, 放射方向拡大率, 接線方向割り込み率を算出した。復元モデルそのものの持つ特徴として放射壁と接線壁の長さ比率を求めたところ前者が平均して1.4倍程度多かった。放射列の並び方を示すalternate ratioを算出したところ, ほとんどの樹種で完全には六方格子状に配列しないことがわかった。これらのパラメータから各樹種の特徴を定量的に表現することが可能となった。
  • 西田 誠
    植物分類,地理
    1978年 29 巻 1-5 号 131-138
    発行日: 1978/05/30
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
  • ボゴール植物園案内概要
    加藤 亮助
    熱帯林業
    1982年 0 巻 64 号 16-
    発行日: 1982/04/20
    公開日: 2023/04/14
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 岩田 隆太郎
    樹木医学研究
    2022年 26 巻 4 号 147-181
    発行日: 2022/10/31
    公開日: 2024/12/13
    ジャーナル フリー

    生きた樹木のシロアリ類による被害とされるものを,全世界の地域別事例の網羅,生態および防除の観点からレビューした.シロアリと樹木の相互関係の現象を正しく理解するには,両者が生存に向けた進化的に最適な戦略をとることを考慮することが必要である.シロアリの行動生態学および樹木生理学をもとに現象を検討すると,世界中の樹木生木のシロアリによる被害のほとんどが,(1)両者間の共生の結果生じたもので樹木の適応度を下げることがない現象,または(2)他の原因により樹木が衰弱することでシロアリが日和見的に加害している現象,のいずれかであるという仮説が導き出される.建築物とその周辺の樹木を同時に加害するシロアリを防除するにはIPM理論に則った試みが必要で,多くの場合ベイト剤が適切である.また日本国内では,屋内と屋外の殺虫剤施用に関する別々の登録システムの問題を改善する施策が求められる.

feedback
Top