詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "バックステージパス"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 立命館アジア太平洋大学と国際教養大学の実例
    関根 紳太郎, 石原 知英, 井上 彩, 樗木 勇作, 福本 明子
    メディア・英語・コミュニケーション
    2017年 7 巻 1 号 85-103
    発行日: 2017/09/08
    公開日: 2023/10/25
    ジャーナル オープンアクセス

    本研究では、社会的実践の 1 つとしてのテクストである日本の2大学の英文大学案内を対象に、質的な分析手法と量的な分析手法により、テクストの価値体系を明らかにするとともに、背景化される事象を検証した。具体的には、批判的ディスコース分析の手法を参照した質的分析 と、コーパスを活用した量的分析を試みることで、留学生勧誘の戦略や背景にある価値体系を顕 在化させている。1つ目の分析対象テクストでは、「国際的」で「先導的」であることをロールモデルとし、「学生主体」・「体験重視」・「実用志向」の 3 つの要素を持つ学びを肯定的にとらえる価値観が形成されている。その一方で、「アジア」や「アカデミックな学び」が背景化されていることを指摘する。さらに、2つ目の分析対象テクストでは、地域社会で体験できるアクティビティーの充実を謳っている点を取り上げ、教育機関としての情報伝達ジャンルと観光案内ジャンルの混合についても論じている。日本文化をインフォーマルなスタイルでアピールするなどの留学生 誘致の戦略を浮き彫りにした。具体的には、潜在的留学生が学位取得目的か、または短期留学目的であるかによって、アカデミックな情報伝達と観光案内といった異なるジャンルが使い分けら れている事実も指摘している。

  • 英文大学案内の比較分析
    稲永 知世, 越智 有紀, 冨成 絢子, 仲西 恭子
    メディア・英語・コミュニケーション
    2017年 7 巻 1 号 105-132
    発行日: 2017/09/08
    公開日: 2023/10/25
    ジャーナル オープンアクセス

    日本社会のグローバル化が進んでいく中、大学にも教育のグローバル化という波が押し寄せている。本研究は、日本の大学におけるグローバル化のディスコースを検証するために、国際化された教育で名を馳せている 2 校の大学(国際教養大学(AIU)と立命館アジア太平洋大学(APU))の英文大学案内を分析する。その際に本研究が援用する理論的枠組みは、批判的ディスコース分析(critical discourse analysis, CDA)である。さらに、分析対象とする英文大学案内は、言語的要素と非言語的要素が混ざり合ったマルチモダルな(multimodal)ディスコースである。そこで、本研究は、視覚デザインを分析するために、社会記号論(social semiotics)(Kress and van Leeuwen 2006)を適用する。本研究は、これらの理論的枠組みに基づいて、社会的行為者(van Leeuwen 2008)、過程タイプ(Halliday 1994;フェアクラフ 2012)、前提などの言語的特徴、およびレイアウトや写真などの非言語的特徴を分析することにより、英文大学案内という教育ディスコースにおいて「国際化」がいかに表象されているかを検討する。結果として、AIU と APU が、それぞれの大学の特性や何を勧奨しているかという点に応じて、異なる方法で「国際化」を表象しているということを主張する。

feedback
Top