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クエリ検索: "フレアー法"
6件中 1-6の結果を表示しています
  • 伴在 裕美, 佐藤 馨, 天野 芳郎, 横林 敏夫
    日本口腔外科学会雑誌
    2012年 58 巻 6 号 381-385
    発行日: 2012/06/20
    公開日: 2014/11/05
    ジャーナル フリー
    An 11-year-old boy accidentally stuck his soft palate by himself with a 46-cm-long branch of bamboo when he was getting on a handmade swing and fell down from it. He removed the branch immediately from the soft palate by himself, and visited Nagano Red Cross Hospital on that day because of oral pain. He was conscious, but presented with rhinolalia and had hyperesthesia of the skin in the region of the maxillary nerve. Examination of the soft palate revealed a bruise 5 millimeters in diameter without bleeding, and a cranial computed tomographic scan revealed no clinically significant findings. During 2 days’ observation in our hospital, he became feverish, complained of headache, and was drowsy with a stiff neck because of secondary bacterial meningitis. Cranial magnetic resonance imaging demonstrated clear traces of the penetrated branch that entered the soft palate and reached the cerebellum. He received antibiotics for 3 weeks and recovered without sequelae. We consider that careful observation is necessary in patients with oral injury, even without any clinically significant symtoms or signs at the time of initial examination, because of occult critical conditions such as bacterial meningitis or central nervous system injury.
  • 豊田 知子, 赤松 直樹, 辻 貞俊, 西澤 茂
    Journal of UOEH
    2014年 36 巻 2 号 129-133
    発行日: 2014/06/01
    公開日: 2014/06/14
    ジャーナル フリー
    近年,成人発症内側側頭葉てんかんの一因として抗Voltage-Gated Potassium Channel (VGKC) 複合体抗体関連辺縁系脳炎が報告されている.我々は50歳時にてんかん発作を発症した53歳の女性について報告する.初発てんかん発作の2か月後に施行された3.0テスラ頭部MRI検査では,
    フレアー法
    とT2強調画像にて左海馬高信号および腫脹を認めた.メチルプレドニゾロン経静脈的投与およびカルバマゼピンの経口投与を行い,治療1か月後の頭部MRI検査では左海馬異常所見の改善を認めた.その後てんかん発作を認めていなかったが,初発てんかん発作から3年後の脳波検査ではてんかん発作パターンを認め,頭部MRIにて左海馬高信号,FDG-PETにて同部位の集積亢進を認めた.血清VGKC抗体は118pM(正常値 < 100 pM)であった.ふたたびメチルプレドニゾロンの経静脈的投与を行った.2か月後には頭部MRI所見は改善し,3か月後にVGKC抗体は4.4 pMまで低下し,てんかん発作も寛解した.本例は中年期に内側側頭葉てんかんを発症しており,その原因として抗VGKC複合体抗体関連辺縁系脳炎が考えられた.原因不明な成人発症内側側頭葉てんかんでは,本例のように免疫学的療法が奏効する抗VGKC複合体抗体関連辺縁系脳炎を鑑別に入れる必要がある.
  • —単語属性条件を統制した単語群を用いた検討—
    藤吉 昭江, 宇野 彰, 川崎 聡大, 田口 智子, 春原 則子, 福島 邦博
    音声言語医学
    2010年 51 巻 1 号 12-18
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/16
    ジャーナル フリー
    漢字書字に困難を示した8歳の右利き男児に関する症例報告である. この児童に対して漢字の成り立ちを音声言語化して覚える方法 (聴覚法) と書き写しながら覚える従来の学習方法 (視覚法) の2種類の訓練方法の有効性について, 刺激単語に関する属性を統制した単語群を用いて単一事例実験計画法にて検討した. 単語属性に関しては, 学年配当以外の表記妥当性, 親密度, 心像性, 画数の各条件を統制した. その結果, 聴覚法が視覚法に比べて正答率と維持率に関して有意に高い結果であった.
    さらに属性を統制した単語群において方法別効果の差が認められたこと, および各単語間の属性による正答率の差は有意ではなかったことから, 今回の結果には, 単語属性による影響を排除しても訓練法の違いによる影響が大きいと考えられた.
  • 佐藤 義朗, 岩田 欧介, 加藤 徹, 早川 文雄, 久保田 哲夫, 丸山 幸一, 長谷川 正幸, 大城 誠, 鬼頭 修, 奥村 彰久, 早川 昌弘
    周産期学シンポジウム抄録集
    2013年 31 巻
    発行日: 2013年
    公開日: 2024/03/01
    会議録・要旨集 フリー

     周産期低酸素性虚血性脳症(HIE)は,依然として先進国においても出生1,000に対して2〜3の発症があり,予後不良な症例も多く,周産期医療において重要な疾患である。HIEは受傷の時間,深度により異なる臨床症状,障害部位となることがいわれており,そのさまざまな臨床像,病態を理解することは,HIE児の予後向上には欠かせない。

     動脈支配境界領域(watershed領域)に病変をもつHIEであるparasagittal cerebral injury(PSI)の臨床像に関しての報告は少ない。われわれは,PSI児では,出生時の状態,蘇生の反応は比較的良好であるにもかかわらず,遅発性,進行性の症状を呈する,という他のHIEとは違う特徴的な臨床像を示すことを報告してきた1〜3)。本シンポジウムにおいて,その特徴的なPSIの臨床像を示すとともに,病態に関しても考察した。

  • 櫻間 啓基, 井口 有紀, 高村 和弘, 松原 崇一朗, 山﨑 啓之, 甲斐 豊
    中毒研究
    2023年 36 巻 1 号 38-43
    発行日: 2023/03/10
    公開日: 2023/03/30
    ジャーナル フリー

    78歳,女性。頭痛の原因であった脳膿瘍に対する穿頭膿瘍ドレナージ術後よりメトロニダゾール1,500 mg投与された。術後約2カ月後より,頭痛の再発,嘔吐,筋力低下,立位保持困難,構音障害を認め入院となった。頭部MRI FLAIR検査で,両側小脳歯状核に高信号を認めた。これらのことからメトロニダゾール誘発性脳症と診断しメトロニダゾールを中止した。また,入院時にメトロニダゾールおよびその代謝物であるヒドロキシメトロニダゾールの血清中濃度測定を行ったところ,それぞれ41.5 μg/mL,15.9 μg/mLと高値を示した。薬剤中止後,いずれの血清中濃度も急激に減少し,症状も改善した。また,頭部MRIの小脳歯状核病変も消失した。これらのことから,メトロニダゾールならびにヒドロキシメトロニダゾールがメトロニダゾール誘発性脳症に関与していると考えられた。また,これらの血清中濃度の測定が,脳症発症の防止あるいは発症後の臨床経過の予測に有用である可能性が示された。

  • 日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会会誌
    2018年 6 巻 3 号 1-91
    発行日: 2018/09/01
    公開日: 2020/08/04
    ジャーナル フリー
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