日本は今どこに行こうとしているのか。現役学生の就職率を見ても実質20 パーセント近くがフリーターとなっている。文科省は学生と企業のミスマッチと言っているが決してそうではない。これらの学生は企業では使えないと言ったほうがあたっているのである。例えばほとんど勉強もせず,世間一般常識も極端に低い学生,コンビニでのバイト中に考えられない行動をし,ツイッターにゲーム感覚で投稿する・・などなど,とても使えない学生なのである。更に日本での採用は企業側では支払い賃金が高い。東南アジアや中国,台湾などに工場を立てると1/2~1/10 くらいの賃金で立派に仕事をしてくれる。仕事も最初は日本人幹部が丁寧に教育するからだんだんと立派な仕事をしてくれるようになる。これでは日本人を採用するはずはない。いまでは大企業はもちろん中小企業も非常に多くが外国に工場を持つようになっている。また企業側は企業側で就職率の悪いことを盾に取り正社員として大量に採用し,ほとんど不可能に近い仕事を与えて若い新入社員を鬱にさせ,挙げ句の果ては「自己都合により退職」させる,いわゆるブラック企業の横行。大学でさえも若い優秀な博士たちを使い捨て非常勤講師として驚くほど安い年収で勤務させている
ブラック大学
,・・このままだと確実に技術立国日本はなくなってしまう。ここではこれらの問題を提起し,いかにして解決し「侍日本の復活」を実現してゆくかの私見を述べる。
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