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クエリ検索: "ヘルダーラント州"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • 坪原 紳二
    都市計画論文集
    2017年 52 巻 2 号 169-180
    発行日: 2017/10/25
    公開日: 2017/10/25
    ジャーナル オープンアクセス
    オランダでは特に南部の州が2000年代半ばより、高速自動車道路の渋滞緩和をめざし、5kmを超える長距離での自転車利用を促す手段として高速自転車ルート(snelfietsroute)の整備を進めている。本稿は、この高速自転車ルートのデザインの詳細を、同ルートに対するデザイン指針、及び実現事例から明らかにすることを目的とする。高速自転車ルートは高速自動車道路に並行して整備されていること、しかし直接、高速自動車道路の沿道に敷設することは避けられていること、あるいは、対面通行の自転車道に加え、フィーツストラートを多用することでルートの連続性を確保していること、などの特徴が明らかになった。一方で、ルートを示す案内標識のデザインについては模索の段階にあり、また沿線自治体や住民が必ずしも敷設に協力的ではない、といった課題も明らかになった。しかし整備前後で自転車交通量は着実に増えており、また利用者は同ルートとしての整備を高く評価していた。
  • 大髙 聡也
    電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌)
    2016年 136 巻 10 号 NL10_4
    発行日: 2016/10/01
    公開日: 2016/10/01
    ジャーナル フリー
  • 大場秀章
    植物研究雑誌
    2006年 81 巻 1 号 44-51
    発行日: 2006/02/20
    公開日: 2022/10/20
    ジャーナル フリー
  • 武川 直樹, 徳永 弘子, 山田 晴奈, 高柳 直人, 楊井 一彦, 平石 牧子
    人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
    2023年 99 巻
    発行日: 2023/12/04
    公開日: 2023/12/04
    会議録・要旨集 認証あり

    「高齢女性二者間初対面会話テキストコーパス (TDU-Kao)」は,高齢者が新たに友人関係を構築するための支援方法を研究することを目的として作成された.初対面の女性高齢者らによるテーマを定めない二人会話を収録し,その発話を書き起こしたテキストコーパスである.会話はリアル環境と,Zoomを用いたリモート環境で収録された.1回の会話は,10分間で初対面の状態から,親疎関係を調整しながら会話が進められる様子がとらえられている.筆者らはこのコーパスを用いてコミュニケーション,言語の立場から研究成果を報告してきた.しかし、本コーパスは,作成した研究グループだけにとどまらず,広く研究者に提供されて,学術的な貢献がなされるべきと考え,現在,国立情報学研究所NII)リポジトリサイトにアーカイブされ,研究者向けに広く提供されている.本稿では,コーパス収録方法,アノテーション方法について詳細に説明する.

  • 増本 隆夫
    水文・水資源学会誌
    1998年 11 巻 7 号 711-722
    発行日: 1998/12/05
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
    洪水処理技術における歴史的な流れとこれからの方向性を示すとともに,21世紀に水田地帯が果たす役割ならびに水田の持つ洪水貯留機能を水資源の流域管理にどのように活用したらよいかについて述べた.まず,水田の洪水貯留機能を水田固有のポテンシャルとして評価することが重要であることを指摘し,都市近郊におけるその機能をマクロ的に評価する方法を示した.また,それを踏まえて,その機能を水資源の流域管理にどう活かすかを検討した.次に,洪水管理や氾濫原管理に関する21世紀の課題は歴史の中に見いだせることを明らかにした.すなわち,ダムと堤防による「集めて迅速に流す」方式の洪水対策は,治水と利水の両面からの流域管理へと変化しており,その目標はまさに日本の江戸初期の河川や現在の東南アジアの流域で行われている方向であることを示した.さらに,世界の各地域における水環境の違いにより個々の技術の適用方向が異なることを,オランダの排水管理,オーストラリアにおける森林伐採や草地開発による地域水資源の変化,メコン河の下流地域での氾濫と潅漑の共存などの事例を用いて論述した.
  • 佐々木 一泰
    日本建築学会計画系論文集
    2022年 87 巻 797 号 1371-1382
    発行日: 2022/07/01
    公開日: 2022/07/01
    ジャーナル フリー

    G.Th. Rietveld’s steel structure designs were analyzed on following 3 aspects.

    1. This analysis was done with the Rietveld Schröder Archive drawings managed by Utrecht Centraal Museum and Rietveld, Van Dillen & Van Tricht Archief drawings managed by Het Nieuwe Instituut.

    2. One house and five public buildings were analyzed, and the transition of Rietveld’s steel structures design was shown.

    3. The advanced technological aspect of Rietveld’s steel structure design is can be attributed to its mixture structure and unification of dimensions.

  • 丸山 浩明
    地理空間
    2022年 15 巻 1 号 25-48
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/12/31
    ジャーナル フリー
    多民族国家のブラジルにおいて,各国移民の経済・社会・文化的発展とその要因を明らかにすることは,国民国家の成り立ちを解明する上で重要な研究課題である。ブラジルのオランダ人移民は,その数において圧倒的にマイノリティーであるが,とりわけ園芸農業,畜産業,乳業分野での貢献や活躍ぶりは際だって大きい。本研究は,ブラジルにおけるプロテスタント系の代表的なオランダ系移住地であるパラナ州カストロ市のカストロランダを事例に,移民の歴史や移住地の発展要因を実証的に解明することを目的とした。その結果,「二国間移民協定」に基づく国家的支援,先着同胞移民や宗教団体による移住環境の整備,福音改革派教会を中心に醸成されたオランダ系コミュニティの堅固な連帯意識や植民当初の族内婚による安定した移住地生活が,当該移住地の経済・社会・文化的発展に大きく寄与したことが明らかになった。
  • 宗教改革後ユトレヒトにおける都市共同体再編とカトリック
    安平 弦司
    史学雑誌
    2022年 131 巻 1 号 1-39
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/01/20
    ジャーナル フリー
    本稿は一七世紀のオランダ共和国、中でもユトレヒト市における宗派共存を、カトリックと市民権に着目しながら論じる。近世を通じて恒常的な財政難に悩まされていたユトレヒトは、一五八〇年に公認宗派を改革派に限定しカトリックの信仰実践と集会を非合法化したが、一六三〇年代半ばまでにオランダ共和国における改革派とカトリック双方の拠点となった。中世以来、他都市と比べてより選択的・排他的であったユトレヒト市民権の獲得条件に、カトリック差別が導入されたのは一七世紀半ばのことであった。都市共同体の宗教的浄化を目指す改革派教会が提案した、カトリックから市民権の獲得権利を奪う方策を、市参事会は経済政策の一環として採用し、経済的に有用なカトリックには市民権を付与する余地を法文の中に設けた。実際、一六五五~七九年に一三一名のカトリックが市民権を申請し、そのうち一一〇人がその獲得に成功していた。彼らに市民権取得を可能にさせていたのは、申請時点で既に存在した自身と都市共同体の繋がりであった。特に、カトリックの社会経済的名士は同宗派の市民権志願者の庇護者・身元保証人としてなくてはならない役割を果たしていた。また、カトリックは市民性を独自の仕方で認識し、市民としての権利や良心の自由を言説的に奪用することで、司法当局を非難し、公権力に市民を保護する役割を思い出させようともしていた。改革派教会がカトリックを都市の公的秩序に仇なす内なる「敵」として表象していたのに対して、一部のカトリックは自らや同宗派人を改革派同様の「良き愛国者」・「良き市民」であると表象した。加えて、宗派的帰属意識と市民的帰属意識が分かちがたく結びついたままのカトリックも存在した。このように、改革派教会、為政者、そしてカトリックは、それぞれ相反する都市共同体観を持ちながら、宗教改革後のユトレヒトを多宗派都市へと再編していく過程に参与していたのである。
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