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クエリ検索: "ミミウイルス"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • 武村 政春
    ウイルス
    2016年 66 巻 2 号 135-146
    発行日: 2016/12/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
     
    ミミウイルス
    は,その粒子径やゲノムサイズが巨大なだけでなく,複数の翻訳関連遺伝子が発見されたこと,細菌がもつファージ耐性機構であるCRISPER Cas システムと同様のシステムをヴァイロファージ耐性機構として保有することで注目された.
    ミミウイルス
    は,ファゴサイトーシスによりアカントアメーバ細胞内に侵入すると,スターゲート構造を開け,ゲノムDNA をアカントアメーバ細胞質中に放出し,巨大なウイルス工場を形成する.ウイルス工場では
    ミミウイルス
    DNA が複製され,その周辺部に集積したカプシドタンパク質,小胞体に由来する脂質二重膜成分をウイルス粒子として取り込みながら,大量に増殖する.マルセイユウイルスは巨大ウイルスの中では小型で,ファゴサイトーシスあるいはエンドサイトーシスによってアカントアメーバ細胞内に入ると,
    ミミウイルス
    よりも大きなウイルス工場をアカントアメーバ細胞質に形成し,大量に増殖する.飛びぬけて大きな粒子径,ゲノムサイズを持つパンドラウイルスは,ファゴサイトーシスによりアカントアメーバ細胞内に侵入し,ゲノムDNA を開口部を通じてアカントアメーバ細胞質中に放出する.そして細胞核を壊し,核膜成分を自身の脂質二重膜として取り込みながら,細胞核の“跡地”周辺で増殖する.
  • 山内 一也
    日本口腔科学会雑誌
    2016年 65 巻 1 号 1-18
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/03/19
    ジャーナル 認証あり
  • ウイルス・プラネット
    小原 弘道
    Organ Biology
    2013年 20 巻 2 号 246-247
    発行日: 2013/07/10
    公開日: 2014/11/26
    ジャーナル フリー
  • 話題のウイルスの知見と動向
    緒方 靖哉, 西山 孝, 土居 克実
    化学と生物
    2020年 58 巻 1 号 20-33
    発行日: 2020/01/01
    公開日: 2021/01/01
    ジャーナル フリー

    近年,国内では全国規模での豚コレラの感染拡大やマダニ感染症による死亡例が大きなニュースとなり,国外でのエボラ出血熱やジカ熱などの蔓延が東京オリンピックを控えた我が国の大きな問題となっている.また,ゲノム解読技術の進展から新たなウイルスの存在が多数報告されている.このようなウイルスによる新興や再興感染症および環境ウイルスが注目を浴びている一方,これらのウイルスの分類について顧みられることは少ない.本稿では,ウイルス分類学の定義に基づいて,話題のウイルス,分類の改訂されたウイルス,さらに新たに発見されたウイルスについて紹介する.なお,本編には,興味のあるウイルスを手軽に検索できる索引リストを併記した.

  • 三橋 渡
    蚕糸・昆虫バイオテック
    2015年 84 巻 1 号 1_51-1_63
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/08
    ジャーナル フリー
  • 中井 亮佑, 玉木 秀幸
    日本微生物生態学会誌
    2017年 32 巻 2 号 43-50
    発行日: 2017/09/01
    公開日: 2017/10/27
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 山内 洋平
    顕微鏡
    2021年 56 巻 1 号 23-30
    発行日: 2021/04/30
    公開日: 2021/05/12
    ジャーナル フリー

    ウイルスは5–300 nmほどの大きさの粒子状の感染性物質で,遺伝情報(DNAかRNA)をカプシドや脂質二重膜内にカプセル化した構造体を作る.感染された細胞は文字通り乗っ取られウイルス複製工場と化す.ウイルスは自己のみでは増殖することはできず,代謝や移動を宿主側に依存している.そのため細胞の裏表を理解し尽くしており,自由自在に操ることを得意とする.実際,分子生物学の重要な発見はウイルスまたはウイルスと宿主とのせめぎ合いから創出されたものが多い.ノーベル賞を受賞した逆転写酵素やCRISPR/Casなどが良い例である.ウイルスはその均一さと電子密度の高さから光学顕微鏡,電子顕微鏡,クライオ電子顕微鏡,原子間力顕微鏡などで観察するには格好の材料である.我々の研究室はウイルスと細胞との相互作用の仕組みに関心があるため,色々な手法で観察を行ってきたので,それらの研究を中心にウイルスの顕微鏡手法を紹介したい.

  • 遊佐 敬介, 苑 宇哲, 増見 恭子, 河野 健, 平井 孝昌, 中村 奈央, 石井 明子, 佐藤 陽治, 内田 和久
    医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス
    2021年 52 巻 7 号 557-564
    発行日: 2021/10/10
    公開日: 2022/06/24
    ジャーナル フリー
    Viral testing is needed for medicinal products that are manufactured using raw materials of biological origin in order to ensure safety. The International Conference on Harmonization (ICH) Q5A Guideline, Viral Safety Evaluation of Biotechnology Products Derived from Cell Lines of Human Origin or Animal Origin, has included conventional in vitro and in vivo viral tests since 1999. ICH Q5A is currently undergoing revision to take account of new technologies for detecting viruses. Under these circumstances, re-evaluation of the in vitro and in vivo tests is crucial for developing a flexible and effective framework of virus testing. This study focuses on comparative studies of the in vitro and in vivo tests.
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