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クエリ検索: "メンカラー"
1件中 1-1の結果を表示しています
  • 星野 貞夫, 脇田 正彰, 小林 泰男, 大久保 正彦, 中嶋 隆文, 清水 良彦, 高野 司郎, 工藤 英彦
    日本畜産学会報
    1986年 57 巻 10 号 833-841
    発行日: 1986/10/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    肥育牛のルーメン液性状と鼓脹症発生の関連を知るため,135頭のホルスタイン種及び7頭のヘレホード去勢牛から6~7月齢と11~14月齢の2回ルーメン液を採取し,そのpH,粘度,揮発性脂肪酸(VFA)及びアンモニア濃度,微生物組成などを測定した.鼓脹症牛のルーメン液性状は,pHや粘度が高く,アンモニアや酢酸割合が高く,プロピオン酸割合が低く,プロトゾア数が多く,細菌組成ではグラム陰性球菌(No.1)とグラム陽性小桿菌(No.19)が多く,グラム陰性桿菌(No.13,14,15)が少ないという特徴がみられた.この特徴は鼓脹症が発生する前に採取したルーメン液の性状とはきわめて対照的であるから,罹患牛のルーメン液性状は本症の発症因ではなく,むしろ発症の結果を示しているように思われる.サリノマイシン(1日1頭当り100mg)を21頭の罹患牛に投与したところ軽度から中程度の鼓脹症の20頭が治癒した.サリノマイシン投与牛のルーメン液性状は,正常牛のそれに復帰する傾向がみられた.
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