文部省(現, 文部科学省)は, 学習指導要領に1998年, "生きる力を育む"ことを目標に, (1) 教育内容の大幅削減, (2) 学校週5日制の全面実施, (3)「総合的な学習時間」の新設を計り記載, 2002年度よりの実施となった。これに伴い, 中・高等学校の英語教育も, "グローバル化の進む日本におけるコミュニケーション能力の育成"の名の下, 中学校英語検定教科書は, "書く・読む"重視から"聞く・話す"重視へと指導内容が変わっていった。 それから13年余が経ち, 日本人の英語力はどのようになったのか, その傾向を324名の大学生を対象に行った簡単な英作文の結果から検討してみることとした。
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