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クエリ検索: "九州産業大学付属九州産業高等学校"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 矢後 勝也, 谷尾 崇, 平井 規央, 伊藤 勇人, 佐々木 公隆, 中村 康弘, 永幡 嘉之, 神宮 周作, 水落 渚, 荒牧 遼太郎, 伊藤 雅男, 清水 聡司, 山本 紘子, 川口 誠, 境 良朗, 谷口 晃基, 柴原 崇, 遠藤 秀紀
    自然保護助成基金助成成果報告書
    2025年 34 巻 1-13
    発行日: 2025/05/30
    公開日: 2025/05/30
    研究報告書・技術報告書 フリー

    主にシカ食害による植生破壊により国内で最も絶滅寸前のチョウとなった「種の保存法」の国内希少野生動植物種・ツシマウラボシシジミの保全を目的として,a)植栽による保全活動,b)農林業との協働活動,c)地域住民との連携活動,の 3 つの課題に取り組み,サーキュラーエコノミーを基盤とした持続可能な保全システムの構築を目指した.植栽による保全活動では,主に本種が好む環境を備えた椎茸榾場でチョウの食草・吸蜜植物等の栽培・植栽を行なった.農林業との連携活動では,椎茸のブランド化を模索しながら,サーキュラーエコノミーを見据えた廃棄予定の椎茸販売を目的とする加工実験を試行した.椎茸をふるさと納税の返礼品とする協議を行い,エコツーリズムによる寄附金も募った.地域住民との連携活動では,植栽体験やリーフレット・缶バッジの配布を通して保全の普及啓発に努めた.保全シンポジウムも開催し,域外保全の拠点・足立区生物園の貢献により対馬市長から足立区長への感謝状と,足立区長から対馬市長へのチョウ標本の贈呈式が行われ,行政間レベルでの強固な保全体制も築くことができた.

  • 矢後 勝也, 谷尾 崇, 平井 規央, 伊藤 勇人, 佐々木 公隆, 中村 康弘, 永幡 嘉之, 神宮 周作, 水落 渚, 関根 雅史, 伊藤 雅男, 清水 聡司, 川口 誠, 境 良朗, 木滑 黄平, 松岡 法明, 遠藤 秀紀
    自然保護助成基金助成成果報告書
    2022年 31 巻 154-171
    発行日: 2022/10/14
    公開日: 2022/10/14
    研究報告書・技術報告書 フリー

    主にシカ食害による植生破壊で最も絶滅が危惧されるチョウとなった「種の保存法」の国内希少野生動植物種・ツシマウラボシシジミの保全を目的として,a)保全エリアでの保護増殖活動,b)農林業との連携活動,c)地域住民との連携活動,の3つの課題に取り組んだ.この事例を基に,「希少種保全─農林業─地域住民」の共存共栄における模範的役割を目指した.保護増殖活動では,防鹿柵の増設により保全エリアを改善した他,新たな保全エリアを設けて環境整備と食草植栽,放逐実験を実行し,一年を通じた食草利用について検証した.農林業との連携活動では,本種の好む環境を備えたホダ場を所持する椎茸農家との協働に成功した.地域住民との連携活動では,地元中学校・高校への標本寄贈と食草植栽体験を行い,将来的に本種の保全を担う人材を育成した.また,保全シンポジウムをハイフレックス形式で2回開催するとともに,第1回では一般市民向けの観察会・食草植栽体験を実施した.缶バッジやリーフレット,食草ポットも無料配布して本種の保全活動を広く周知した.

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