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クエリ検索: "二戸バイパス"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 埴原 和郎, 山内 昭雄, 溝口 優司
    人類學雜誌
    1983年 91 巻 1 号 49-68
    発行日: 1983年
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 由紀男
    日本考古学
    2002年 9 巻 13 号 1-18
    発行日: 2002/05/20
    公開日: 2009/02/16
    ジャーナル フリー
    甕・深鉢形土器などの煮炊き用土器の容量は,煮炊きの目的や内容物に規定される部分が大きい。したがって,その組成の変化は食生活の変化とも密接に関連している。
    本稿では本州北部を対象に,大洞C2期から弥生III期に至る,煮炊き用土器の容量組成を検討した。そして,大洞A期とA'期の間に,10リットル以上の大形・超大形土器の組成比率の減少という変化を確認した。大洞A'期は,これらの地域で遠賀川系土器の影響を受けた『類遠賀川系土器』が出現する時期である。また,大形・超大形土器の比率が低い組成は,遠賀川系土器の特徴の一つであることから,こうした変化は『遠賀川系文化』の影響と判断した。大洞A'期の類遠賀川系土器の分布は限られているが,容量組成の変化には地域差が確認されないことから,『遠賀川系文化』の影響は,当該域全域に及ぶものと推定された。
    また,2リットル未満の小形土器の比率は各時期とも高く,大きくは変化しないことも確認した。同時期の列島内の他地域と比較すれば,小形土器の比率の高い点は,当該域の際立った特徴であることも判明した。
  • 根岸 洋
    国際教養大学 アジア地域研究連携機構研究紀要
    2020年 10 巻 37-57
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/10
    ジャーナル オープンアクセス
    2009 年1 月5 日にユネスコ世界遺産暫定一覧表に記載された「北海道・北東北を中心 とした縄文遺跡群」は、幾度かの推薦書素案の修正を踏まえて「北海道・北東北の縄文 遺跡群」として名称変更を行い、2019 年7 月30 日に開催された文化審議会世界文化遺 産部会において世界文化遺産推薦候補に選定された。この取り組みの当初から、日本列 島に存在した「縄文文化」そのものに顕著な普遍的価値があるならば、「北海道・北東北」 という地域にある遺跡群のみによってその価値を代表できるのかという疑問が指摘され てきた。本来「縄文文化」という用語は幾つかの考古学的文化から構成されるテクノコ ンプレックス概念であるため、世界遺産への推薦では縄文時代を通じて形成された「地 域文化圏」を単位とするのが望ましいし、この点について周知が図られなければならな い。本稿は、津軽海峡を挟んで長期間分布してきたこの「文化圏」が弥生時代前半期に も継続していたことを、詳細な遺跡地図を示すことで証明するものである。
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