蒲生干潟は 2011 年東北地方太平洋沖地震により大きな被害を受けた。地形も大きく変わり,そこに住む生物は多大なる影響を受けている。これまでの調査で,潟湖内で採集される個体は減少しているが,七北田川河口域では順調な成長を見せていた。しかし,導流堤工事が進み河口の環境は短時間で大きく変化している。このような視点も含め,2011 年以降のイシガレイの成長について調査・考察を行った。2019年度は 4 月 20 日を最後にイシガレイを全く採集することはできず,堤防工事進捗の影響が考えられる。
抄録全体を表示