〔目的〕臨床実習へのスムーズな移行と学生教育の質の向上のため,学内臨床実習のシステムを構築し,学生の意識と傾向を調査した.〔対象〕筑波技術大学保健学部理学療法学専攻に在籍する計34名とした.〔方法〕学内臨床実習についてアンケート調査をおこなった.〔結果〕学内臨床実習参加希望に対しての有無と,コミュニケーション能力向上への努力,施設の認知度,実際の実習実施状況,在籍する学年には有意差が認められた.また,学内臨床実習の実施状況は学年間で有意差が認められた.〔結語〕学内臨床実習は,学生に対し学習に対する動機づけの一手段になり,臨床実習前に実技を学内で体得しようとする意識を高くする.
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