亜硝酸イオン初濃度0.0-1.6kg・m
-3の培養液を用い, スピルリナの増殖に及ぼす亜硝酸イオン初濃度の影響を実験的に検討した. その結果, 亜硝酸イオンを添加していない標準培養液でスピルリナを培養した場合の結果と比較して, 亜硝酸イオン初濃度が約0.8kg・m
-3以下ではスピルリナの比増殖速度が大きくなり, 亜硝酸イオン初濃度0.3-0.4kg・m
-3付近で比増殖速度は約1.3倍になった. また, 亜硝酸イオン初濃度が約0.8kg・m
-3以上の場合, 亜硝酸イオンによりスピルリナの増殖が阻害され, 比増殖速度は低下した.
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