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クエリ検索: "体脂肪率"
6,280件中 1-20の結果を表示しています
  • 鈴木 康司, 伊藤 宜則, 篠原 力雄, 青木 國雄
    日本総合健診医学会誌
    1998年 25 巻 2 号 137-144
    発行日: 1998/06/30
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    北海道某地域住民を対象として,
    体脂肪率
    と他の肥満指標について, 血圧や血清成分値との関連を検討した結果, 以下の結果を得た。
    1) 男性では,
    体脂肪率
    , BMI, WHRは50~59歳にピークに達し, その後減少し, 皮下脂肪厚は加齢とともに低下した。女性では,
    体脂肪率
    , BMIは60~69歳で, 皮下脂肪厚は50~59歳でそれぞれピークを示し, 以降減少し, WHRは, 加齢とともに増加した。
    2)
    体脂肪率
    と最も相関の強い肥満指標は, 男女ともBMIであり,
    体脂肪率
    とWHR, 皮下脂肪厚との相関性に性差がみられた。
    3) BMIは正常域であっても,
    体脂肪率
    において肥満と判定されたり,
    体脂肪率
    では正常域であっても, BMIにおいて肥満と判定される相違例が認められ, 前者は女性が, 後者は男性が多かった。
    4)
    体脂肪率
    と血圧との関連は, 収縮期血圧, 拡張期血圧と有意な正相関を示し, BMIと血圧との関連に類似した。
    5)
    体脂肪率
    は, 血清HDL-コレステロール値と有意な負相関を得, 血清中性脂肪値, γ-GTP活性値, LPO値, 尿酸値と有意な正相関を示し, さらに男性では血清総コレステロール値, 女性では血糖値と有意な正相関を認めたが, 50歳以上の女性では, 総コレステロール値と有意な正相関を示さなかった。
    体脂肪率
    とBMIは, 各血清成分値との有意な関連が類似したが,
    体脂肪率
    の方が, より多くの血清成分値と強い相関性が認められた。
    以上の結果から,
    体脂肪率
    は健診時などにおいて, 有用な肥満指標であることが確認された。
  • 福井 基裕, 須澤 満, 鈴木 康之, 遠藤 和弥, 矢野 方夫, 渡部 紳一郎, 笹森 斉, 笹森 典雄
    健康医学
    2003年 18 巻 2 号 155-158
    発行日: 2003/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    肥満は生活習慣病の源流といわれる。当健診センターでは肥満者をタイプ別に分類して,生活習慣病の危険因子である高脂血症,脂肪肝,糖代謝異常,高血圧との関連を検討した。
    その結果,肥満のタイプと生活習慣病危険因子との関係には,男女間で異なった結果がみられた。これより,生活習慣病危険因子を有する人間ドック受診者に対しては,肥満のタイプと性差を考慮した総合的な指導をおこなう必要がある。
  • 福井 明
    産業衛生学雑誌
    2000年 42 巻 4 号 119-124
    発行日: 2000/07/20
    公開日: 2017/08/04
    ジャーナル フリー
    成人男性における肥満と血中総コレステロール, 血圧の関連:福井明.豊田工機株式会社 診療所-生体インピーダンス法で測定した
    体脂肪率
    およびBMI血中総コレステロール値および血圧の関係について検討した.対象は工作機械メーカーに勤務する男性2, 955人.
    体脂肪率
    とBMIにより4群に分類した.「正常群」はBMI(<24),
    体脂肪率
    (<20%)ともに正常範囲内.「見かけ肥満群」はBMIが高値(&gnE;24)で
    体脂肪率
    は正常範囲.「かくれ肥満群」はBMIが正常で
    体脂肪率
    は高値(&gnE;20%).「肥満群」はBMIも
    体脂肪率
    も高値の者とした.各群において血中総コレステロール高値を示す者, 収縮期、拡張期血圧が高値を示す者の数を検討した.血中総コレステロール高値を示す人数は, 「肥満群」では「見かけ肥満群」や「正常群」より有意に多く, 「かくれ肥満群」でも「見かけ肥満群」や「正常群」より有意に多かった.「見かけ肥満群」では「正常群」より有意に多かった.収縮期血圧高値を示す人数は「肥満群」では「かくれ肥満群」や「みかけ肥満群」, 「正常群」より有意に多く, 「かくれ肥満群」と「みかけ肥満群」でいずれも「正常群」より有意に多かった.拡張期血圧では, 「肥満群」において「かくれ肥満群」や「みかけ肥満群」, 「正常群」より有意に多く, 「かくれ肥満群」と「みかけ肥満群」で「正常群」より有意に多かった.これらの結果から, 血中総コレステロール値や血圧等の健康診断の項目に異常値を示していなくても
    体脂肪率
    やBMIの高い者に対して健康指導を行うことの必要性が示唆され早期の健康指導によって生活習慣病の発症を効率よく予防できる可能性が示唆された.
  • ―健診での1年の追跡調査―
    堀江 秀茂, 柴田 洋子, 三橋 信次
    日本総合健診医学会誌
    2001年 28 巻 1 号 16-22
    発行日: 2001/03/30
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    1998年4月から1999年3月までに, 徳島県農村健康管理センター (以下当センター) を受診し翌年にも当センターにて健診を受診した3, 958名を対象として,
    体脂肪率
    のLDL-コレステロール値 (LDL-C) に及ぼす影響を検討した。
    体脂肪率
    はインピーダンス法を用いた体脂肪計により測定し, LDL-C値はFriedewaldの計算式より算出した。翌年とスターティングポイントとの
    体脂肪率
    の変化量により分類し, D5群 (
    体脂肪率
    が2.0%以上増加) とD1群 (
    体脂肪率
    が2.0%以上減少) のLDL-Cの変化量の平均値の差を
    体脂肪率
    の変化量の平均値の差で除し,
    体脂肪率
    1ポイント当たりのLDL-Cの変化量として算出した (dL/dF) 。dL/dFは, 男性では1.29mg/dl, 女性ではdL/dFは2.18mg/dl, 45~59歳女性では3.17mg/dlであった。
    体脂肪率
    の変化から1年後のLDL-C値の変化量を予測すると,
    体脂肪率
    1ポイントあたりLDL-Cは,
    体脂肪率
    26%未満の男性および
    体脂肪率
    34%未満の女性では, 平均で1.5mg/dl程度変動し,
    体脂肪率
    26%以上の男性および
    体脂肪率
    34%以上の女性では, 1mg/dl程度変動すると期待されるが, 45~59歳女性については, この効果の上に, 閉経を境としてのLDL-C値の急速な上昇やホルモン補充療法の効果などが加わるので別途検討する必要があると考えられた。
  • 飯田 穎男, 松浦 義行, 中島 〓, 柏崎 克彦
    武道学研究
    1996年 29 巻 Supplement 号 48
    発行日: 1996年
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
  • *佐藤 敏郎
    日本体育学会大会予稿集
    2018年 69 巻
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/01/18
    会議録・要旨集 フリー

     近年、

    体脂肪率
    の測定は、生体インピーダンス(BI)法を用いた測定機器の普及により、一般の人々が
    体脂肪率
    測定を簡易に行い、日頃の健康管理に利用している。測定が安易になったため、
    体脂肪率
    の様々な研究がなされているが、男子大学生の
    体脂肪率
    と健康との関係について詳細に検討した報告は少ない。そこで本研究では、男子大学生305名(18~22歳)を対象にBI法による
    体脂肪率
    の測定と主観的健康感に関する調査を行い、その関係について検討を行った。
    体脂肪率
    の測定はIn Body370(株式会社インボディ・ジャパン社製)を使用した。
    体脂肪率
    が低い順に四分位で4群に分類し、各質問項目との関係を一要因分散分析またはカイ2乗検定を用い検討した。その結果、自覚する健康状態、付き合いの妨害、朝食の摂取、父親の体型と
    体脂肪率
    との間に有意な関連があることが認められ、自覚する健康状態と付き合いの妨害は
    体脂肪率
    の高いグループほど良くない傾向を示し、朝食は
    体脂肪率
    のやや低いグループがいちばん摂っていないことが明らかとなった。また、父親の体型との間にも関係が認められた。

  • 高橋 英孝, 笹森 典雄, 吉田 勝美, 近藤 健文
    健康医学
    1993年 8 巻 2 号 47-49
    発行日: 1993/10/20
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    人間ドックを受診したL806名(男1,502名,女304名)に生体インピーダンス法による
    体脂肪率
    の測定を実施し,体格指数と
    体脂肪率
    の組合せによる肥満評価法の検討を行った。体格指数および検査正常者(男133名,女45名)における
    体脂肪率
    の平均値と標準偏差は,男18.9±4.7%,女23.2±3.4%であった。体格指数正常かつ
    体脂肪率
    が男15~23%,女20~27%を標準値とし,体格指数が正常でも
    体脂肪率
    の増加がみられる者は,早期肥満として生活指導の対象になると考えられた。
  • 和田 高士, 池田 義雄
    健康医学
    1997年 12 巻 1 号 76-79
    発行日: 1997/05/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    体脂肪率
    の減少が脂質代謝に及ぼす影響を調査した。人間ドックとしての成人病総合健診を1年の間隔で2回受けた者の中から
    体脂肪率
    が2ポイント以上減少した者を対象とした。
    体脂肪率
    の減少により,高コレステロール血症,高中性脂肪曲症,低HDL―コレステロール血症のいずれも改善した。また,体重に変化がなくても
    体脂肪率
    が減少すれば同様の効果であった。
    体脂肪率
    の計測は動脈硬化促進の予防対策に重要であると考えられる。
  • キャリパーによる測定方法・部位の検討
    杉山 真理, 清宮 清美, 河合 俊宏, 塚越 和巳, 常見 恭子, 鈴木 康子, 廣島 拓也
    理学療法学Supplement
    2015年 2014 巻 P1-C-0316
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/04/30
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】2008年から特定健診・特定保健指導が義務づけられ,生活習慣病の予防対策が行われるようになった。障害者においても健常者同様,体重・
    体脂肪率
    の測定および運動や食事の指導が必要である。理学療法士は個々の状態にあわせた運動指導を提供しなければならない。しかし,一般的に使用されている
    体脂肪率
    測定機器は裸足立位を必要とするものが多く,装具使用者や下肢切断者,立位困難者における測定は困難を極めている。当センターでは,栄養サポートチームが中心となり,
    体脂肪率
    を考慮した栄養指導を行っている。指導の根拠となる
    体脂肪率
    測定は,上肢の把持のみで測定可能な機器を使用したり,皮下脂肪厚計(以下キャリパー)を用いて算出している。しかしながら,上肢に麻痺を有する片麻痺者では測定機器の把持が困難であること,先行研究から麻痺域に脂肪が多く分布する可能性があることにより,正確な測定ができているとは言い難い。本研究の目的は,片麻痺者において,運動指導の根拠となる
    体脂肪率
    の測定方法を確立することである。【方法】対象は脳血管障害による片麻痺者20名である。右片麻痺者9名(男性9名,女性0名),左片麻痺者11名(男性9名,女性2名)である。装具を使用すれば起立・歩行が可能な者,車椅子を常用している者である。上下肢に麻痺を有し,一般的な
    体脂肪率
    測定機器が使用困難な者とした。キャリパー法と二重エネルギーX線吸収法(Dual Energy X-ray Absorptiometry:DXA)を用いて,
    体脂肪率
    を計測した。キャリパー法による
    体脂肪率
    測定では,肩甲骨内側および上腕後面の皮下脂肪厚をキャリパーにて計測し,得られた値より長嶺と鈴木の式を用いて算出した。麻痺側・非麻痺側の両側を計測し,それぞれから
    体脂肪率
    を算出した。DXAによる
    体脂肪率
    測定は,背臥位にて計測し,白無地の下着と検査着を着用した。麻痺側の皮下脂肪厚から算出された
    体脂肪率と非麻痺側の皮下脂肪厚から算出された体脂肪率
    を比較した。さらに,キャリパー法によって算出されるそれぞれの
    体脂肪率
    とDXAによって計測される
    体脂肪率
    を比較した。統計学的解析には対応のあるt検定を用いた。【結果】麻痺側の皮下脂肪厚から算出された
    体脂肪率と非麻痺側の皮下脂肪厚から算出された体脂肪率
    には有意差が認められた(p<0.05)。麻痺側の皮下脂肪厚から算出された
    体脂肪率
    とDXAにて計測された
    体脂肪率
    には有意差が認められなかったが,非麻痺側の皮下脂肪厚から算出された
    体脂肪率
    とDXAにて計測された
    体脂肪率
    には有意差が認められた(p<0.05)。【考察】麻痺側・非麻痺側それぞれの皮下脂肪厚から算出された,
    体脂肪率
    に差異があり,非麻痺側に比べ麻痺側に多くの脂肪が分布していた。対麻痺者を対象とした先行研究では麻痺域に脂肪が分布しやすいと報告されており,片麻痺者においても同様の結果となった。さらに麻痺側の皮下脂肪厚から算出された
    体脂肪率
    と,DXAにて計測された
    体脂肪率
    には有意差が認められなかったことから,麻痺側の皮下脂肪厚から算出された
    体脂肪率
    の値が真値に近いと考えられる。よって,キャリパー法にて
    体脂肪率
    を測定する場合は,麻痺側の皮下脂肪厚を用いることを推奨する。キャリパー法は,キャリパー以外に特別な機器が必要なく,測定手技も容易である。片麻痺者などの上肢に麻痺を有するもの,立位が困難である車椅子使用者や装具使用者に対しても測定可能な方法である。臨床において,より正確な
    体脂肪率
    を測定し,運動指導および栄養指導に,用いるべきである。なお,本研究に関わる一部の成果は,株式会社タニタによるタニタ健康体重基金の研究助成によるものである。【理学療法学研究としての意義】理学療法は高齢者に対する転倒予防や介護予防事業に参加し,有効なサービス提供ができている。一方,障害者の予防分野については,経験則に頼らざる得ない現状がある。再発や新たな疾病の予防のために,簡易にかつ正確に
    体脂肪率
    を計測できる手法の確立が急務であり,障害者の予防分野での活動に不可欠なものであると考える。
  • —BMIと体脂肪率の低値者群と標準群の比較—
    相川 りゑ子, 彦坂 令子, 近藤 恵久子, 八倉巻 和子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2002年 54 巻
    発行日: 2002/06/01
    公開日: 2003/07/29
    会議録・要旨集 フリー
    本学の女子大生18∼22歳345名について、食物摂取量調査、生活時間調査、自覚的症状調査、食物選択時の意識等のアンケート調査を行った。
    体脂肪率
    は(株)タニタ製生体インピーダンス式体内脂肪計で測定した。分析は、BMIと
    体脂肪率
    より群わけして行った。すなわち、BMI18.5未満·
    体脂肪率
    17%未満の者をA群(11名)、BMI18.5未満·
    体脂肪率
    17%以上24%未満の者をB群(63名)、BMI18.5以上25.0%未満·
    体脂肪率
    17%以上24%未満の者をC群(122名)、BMI18.5以上25.0未満·
    体脂肪率
    24%以上30%未満の者をD群(119名)として検討した。食物摂取状況には大差が認められなかったが、生理の周期は、1ケ月に1回の正常者がA群64%、B群81%、C·D群共に87%で、A群に不順な者が多く認められた。
  • *木村 直人, 寺尾 由美子, 鏡味 芳宏, 東峯 万葉, 廣澤 麻里, 岡部 直樹, 新宅 勇太, 伊谷 原一
    霊長類研究 Supplement
    2017年 33 巻 P17
    発行日: 2017/07/01
    公開日: 2017/10/12
    会議録・要旨集 フリー

    日常的な動物園飼育下サル類の栄養評価は,飼育員の観察眼に頼った主観的評価となることが多い。客観的な評価法としてよく用いられるのは体重測定であるが,栄養評価に重要な

    体脂肪率
    は分からない。
    体脂肪率
    の測定法にはCTやDEXA等があるが,いずれも機器が大型であったり高価であったりするため動物園では実用性に乏しい。本研究は簡易で安価,かつ客観的な栄養評価を実施するためイヌ用の体脂肪計が応用できないか検討するとともに,体サイズやサル種によって標準的な
    体脂肪率
    に違いがあるか否か調べることを目的とした。検査や治療等の目的で麻酔をかけられ不動化された個体のうち,体重600g以上のリスザルからチンパンジーまでを対象とし,測定部位に外傷や皮膚疾患のないこと,消毒用アルコールに対する過敏症をもっていないこと,妊娠または授乳中ではないことといった諸条件を遵守した。①体重測定,②ボディーコンディションスコア(以下BCS)評価,③身体計測,④皮厚計測,⑤伏臥位にてイヌ用体脂肪計(花王ヘルスラボ犬用体脂肪計IBF-D02®)を用いての
    体脂肪率
    測定,⑥獣医療上必要に応じて実施される血液検査の6項目を実施した。結果,キツネザル科からヒト科までの20種86頭から90件のデータを得た。
    体脂肪率
    の最低値は10%未満(マントヒヒ♂),最高値は30.7%(カニクイザル♀)であった。
    体脂肪率
    の測定は1分ほどでできた。皮厚値と
    体脂肪率
    ,BCSと
    体脂肪率
    の間でそれぞれ正の相関傾向が見られ,イヌ用体脂肪計がサルの
    体脂肪率
    測定に応用可能であることを確認した。皮厚値と
    体脂肪率
    の散布図における象限分析の結果,体サイズ別で標準的な
    体脂肪率
    に差が出る傾向がみられた。このことはサル類において体サイズごとに標準の
    体脂肪率
    が異なる可能性を示唆している。イヌでも犬種ごとに標準
    体脂肪率
    が異なることが知られているので,今後はデータ数を増やしてサル種ごとの標準
    体脂肪率
    を求めていきたいと考えている。

  • *早川 健太郎, 藤井 勝紀, 石垣 享, 田中 望
    日本体育学会大会予稿集
    2016年 67 巻
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/02/24
    会議録・要旨集 フリー

     本研究は、芸術系女子大学生におけるBMIに基づく形態の質的差異による体力の影響をみるため、BMIに対する

    体脂肪率
    の回帰多項式分析から構築された評価チャートを用いて検証することを目的とした。対象は芸術系女子大学生985名であり、体格(身長・体重・BMI)、
    体脂肪率
    、体力(握力、シャトルラン、背筋力、垂直跳び、上体起こし)の測定を行った。まず、BMIによって痩身、標準、肥満の3群に分類し、さらにBMIに対する
    体脂肪率
    の妥当な回帰多項式から評価チャートを構築し、そこから判断されるBMIの割に
    体脂肪率
    が過多、普通、過少の3群に分け、計9群に分類した。これらの群における体力を比較したところ、BMI-肥満、
    体脂肪率
    過少群は、多くの項目で有意に高い結果となった。次いでBMI-標準、
    体脂肪率
    普通であった。また
    体脂肪率
    過多でBMIが痩身、標準、肥満の3群は多くの体力項目で有意に低い結果となった。このことからBMIに関わらず、体脂肪が体力に与える影響が示唆された。

  • *田中 望, 藤井 勝紀, 石垣 享, 花木 祐真
    日本体育学会大会予稿集
    2016年 67 巻
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/02/24
    会議録・要旨集 フリー

     本研究では、成人女性におけるBMIおよび

    体脂肪率
    の加齢変化および標準範囲からの逸脱傾向を検討し、体型および身体組成の視点から女性の健康保持・増進に関する基礎的知見を得ることを目的とした。スポーツクラブに通う20代から70代までの女性518名の身体成分をボディコンポジションアナライザー(InBody 3.2、Biospace)を用いて測定し、体重、体脂肪量から
    体脂肪率
    を算出した。また、身長と体重の測定値からBMIを算出した。得られたBMIおよび
    体脂肪率
    における加齢変化を確認するために一要因分散分析を行った。さらにBMIは日本肥満学会の低体重から肥満Ⅱ度の評価基準、
    体脂肪率
    はWHOのLowからVeryhighの4段階評価基準を用いて個人の評価を行い、両評価を組み合わせた標準範囲からの逸脱傾向を年代間で検討した。その結果、BMIおよび
    体脂肪率
    に年齢間の有意差が認められ、加齢に伴い上昇する傾向が確認された。BMIと
    体脂肪率
    の評価では、20代から60代までは両評価とも標準である場合が50%程度で推移した。そこからの逸脱について、BMI低体重×
    体脂肪率
    Lowは若年層が、BMI標準×
    体脂肪率
    Highは高齢層が多くなる加齢変化傾向が認められた。

  • 吉松 竜貴, 久保 晃
    理学療法科学
    2008年 23 巻 4 号 539-544
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/10/09
    ジャーナル フリー
    [目的]近赤外線分光(NIRS)法による
    体脂肪率
    ,体脂肪量,除脂肪体重の信頼性を検討すること。[対象]高齢脳卒中片麻痺患者10例(男性5例,女性5例,年齢78±9歳)。[方法]複数回の測定を非麻痺側と麻痺側に分けて行い,級内相関係数(ICC)にて検者内信頼性を検討した。また,対応のあるt検定,変動係数(CV),Bland-Altman Plot(BA Plot)にて非麻痺側と麻痺側の差異を検討した。[結果]ICCは0.9以上で高い信頼性が示された。t検定では6例に非麻痺側と麻痺側で有意差が認められたが,CVには認められなかった。BA Plotは
    体脂肪率
    が低い例で誤差が生じる傾向を示した。[結語]誤差は小さく,非麻痺側と麻痺側での測定は同精度と考えられた。
  • 亀田 孝央, 伊藤 正人, 全 羽, 佐野 敦, 阪上 院庸, 吉岡 敬治, 来栖 昌朗
    健康医学
    1994年 9 巻 1 号 31-36
    発行日: 1994/05/20
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    男女3,447人を対象に健診時に
    体脂肪率
    とW/Hを測定し,性・年齢別の変化とその測定の有用性や健診結果との関連を検討した。その結果,男性は40歳以後はBMI・
    体脂肪率
    は増加せずW/Hのみ増加,
    体脂肪率
    の測定は,若年男性に特に有用,男性では(ウエスト×体重÷身長)の指数が
    体脂肪率
    ・各検査値との関連が強く有用性がある可能性が示唆される,女性の除脂肪BMIは年齢と共に増加する,などが明らかになった。
  • 吉田 佳織, 大類 方巳, 原 美佳子, 菅谷 仁, 原田 尚, 久内 徹
    健康医学
    1994年 9 巻 1 号 41-45
    発行日: 1994/05/20
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    人間ドック受診者390名を対象としてBMI,
    体脂肪率
    により,肥満128例(32。8%)を1群,II群(BMIと
    体脂肪率
    異常),III群(BMI異常),IV群,V群(
    体脂肪率
    異常)に分類し検討した。I一III群では,IV群,V群と比較し,高血圧,耐糖能異常,HDL-Cho1異常率が高頻度の傾向にあった。また,
    体脂肪率
    異常で正常体重者であるV群は,健常者と比べ,血清インスリン,C一ペプチドは有意に高値であり,早期の肥満者としての対応が必要であると考えられた。
  • 中西 由美子, 小松 義和, 西条 旨子, 森河 裕子, 田畑 正司, 三浦 克之, 中川 秀昭
    健康医学
    1996年 11 巻 2 号 125-129
    発行日: 1996/08/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    未治療の男342名,女192名,計534名を対象としてBMIと
    体脂肪率
    を用いた肥満区分別に検診結果の相違を検討した。その結果,男では血圧,血清脂質,肝機能レベルがBMI,
    体脂肪率共に高い肥満群と体脂肪率
    のみ高い隠れ肥満群で高く,女ではBMIのみ高い見かけ肥満群の空腹時血糖,尿酸値が肥満群と同様に高かった。以上より男女差はあるもののBMIと
    体脂肪率
    による肥満区分が肥満の評価に有用と考えられた。
  • 吉松 竜貴
    日本老年医学会雑誌
    2009年 46 巻 5 号 440-446
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/11/17
    ジャーナル フリー
    目的:本研究の目的は高齢慢性期患者の近赤外分光法(NIRS)による体脂肪測定の妥当性を検討することである.方法:対象は高齢患者群59例(男性23例,女性36例,年齢82.0±6.6歳)と若年対照群38名(男性19名,女性19名,年齢28.1±6.1歳)とした.対象の
    体脂肪率
    (%BF),体脂肪量(BFM),除脂肪量(LBM)をNIRSと皮下脂肪厚法(SF)の二法から推定し,高齢患者群と若年対照群間で男女別に比較した.結果:高齢患者群のNIRSによる%BFは男性18.6±5.8%,女性26.0±4.8%,BFMは男性8.8±3.5 kg,女性10.7±4.2 kg,LBMは男性37.7±6.1 kg,女性29.6±5.8 kgであった.男女共に,NIRSはSFに比べ%BFを有意に高く,BFMを有意に多く,LBMを有意に少なく推定した.男性の%BFは,NIRSでは群間に有意差はなく,SFでは高齢患者群で有意に低かった.男性のBFMは,両法ともに高齢患者群で有意に低かった.男性のLBMは,両法ともに高齢患者群で有意に低かった.女性の%BFは,両法ともに群間に有意差はなかった.女性のBFMは,NIRSでは群間に有意差はなく,SFでは高齢患者群で有意に低かった.女性のLBMは,両法ともに高齢患者群で有意に低かった.NIRSとSFの相関に関しては,男女共に両群の全ての体脂肪値で有意な正の相関を認めた.男女共に全ての体脂肪値で群間の回帰式の傾き,切片に有意差はなかった.結論:NIRSとSFとは異なる体脂肪値を推定しており,高齢慢性期患者ではNIRSが文献的により妥当性が高い事が示唆された.また,高齢患者群におけるNIRSとSFの相関は若年対照群と同質であり,高齢慢性期患者のNIRSによる体脂肪評価と,健常成人のSFによる過去の体脂肪研究との比較の可能性が示された.
  • 高田 一太郎, 日高 央, 菅野 聡, 渡辺 隆司, 外山 久太郎, 金山 正明, 村上 幸太郎, 松田 摩也, 本間 二郎, 野登 誠
    健康医学
    1994年 9 巻 1 号 37-40
    発行日: 1994/05/20
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    人間ドック受診者342人で,バイオインピーダンス法(BIA法)と皮脂厚法による
    体脂肪率
    (%BF)測定の意義を検討した。(1)肥満度とBIA法,肥満度と皮脂厚法はいずれも正の相関を示した(P<0.0001)。(2)肥満度120%に相当する
    体脂肪率
    は,BIA法で男子では25%,女子では32.5%に相当した。(3)普通体重の
    体脂肪率
    高値者では20歳代前半からの体重増加が10%以上を示す例の頻度,脂肪肝の合併頻度が多かった。以上より,普通体重でも
    体脂肪率
    高値例では肥満者として対応する必要があると考えられる。
  • 新井 龍一, 臼木 綾子, 伊藤 大輔
    理学療法科学
    2019年 34 巻 6 号 801-804
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/21
    ジャーナル フリー

    〔目的〕

    体脂肪率
    との関連が深い身体機能評価を明らかにすること.〔対象と方法〕一企業に在中する職員70名とした.
    体脂肪率
    ,2ステップテスト,30秒椅子立ち上がりテスト(CS30)を合計3日間同時刻に計測し,Pearsonの相関係数にて統計処理を行った.〔結果〕
    体脂肪率
    とCS30に負の相関を認めた.〔結語〕勤労者において,
    体脂肪率
    の減少に伴い,CS30は増加する傾向がみられたが,
    体脂肪率
    と2ステップテストには関連がみられないことが示唆された.

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