光周波数重畳配置DWDMファイバ無線システムにおいて,アレイ導波路格子(AWG)を用いた多チャネル信号の多重/分離法を提案した.分離光回路は,2入力(60GHz)N出力(25GHz)のAWG,ファブリーペローエタロンおよび
光サーキュレータ
で構成されている.本報告では,提案した多重/分離法の実証実験として,無線周波数に60GHz,チャネル間隔25GHzで多重化した2チャネルの光DSB信号を,チャネル間隔25GHzのAWGを用いて分離した.チャネル1,チャネル2とも10^<-9>以下の符号誤り率が得られた.分離後では片側の側帯波を抑圧しているため,単一モードファイバ25km伝送によるパワーペナルティは見られなかった.
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