詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "内多勝康"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 後藤 一也
    日本重症心身障害学会誌
    2020年 45 巻 1 号 1-2
    発行日: 2020年
    公開日: 2022/08/03
    ジャーナル フリー
    第46回日本重症心身障害学会学術集会を10月30日(金)、31日(土)の2日間、大分で開催致します。例年と比べて1か月遅れの開催となりますが、ひとえに台風シーズンを避けたことによります。皆様のご予定等にご迷惑をおかけすることになるかも知れませんが、交通の便が良くない大分に一人でも多くの会員の皆様にお越し頂きたいとの思いです。何卒、ご了解のほどお願い申し上げます。 本学会の大分での開催は、国立療養所西別府病院院長・三吉野産治先生が会長を務められた第16回大会(平成2年)以来30年ぶりの開催となります。この30年の間に、重症心身障害医療の内容やそれを取り巻く環境も大きく変化しました。しかしながら、本学会が文字通り重症心身障害医療に携わる方々にとって最も大事な研修、意見交換、交流の場であることに変わりありません。参加される皆様にとって有意義な学術集会となるよう準備を進めていく所存です。 学会テーマとして、「重症児(者)を支えるために、今、取り組むべきこと」を掲げました。重症心身障害医療の今後を見据えると、医療の重度化、加齢にともなう疾病変化(がん医療など)や医療同意のあり方、移行期医療、在宅医療など対応すべき多くの課題があります。学術集会では、一般演題とともに特別講演などの指定演題を通して「取り組むべきこと」について語りあい、学びあえる場になることを目指します。 プログラムの概要ですが、特別講演として、「はやぶさ」プロジェクトマネージャを務められた川口淳一郎先生(宇宙航空研究開発機構JAXA)と児玉和夫先生(日本重症心身障害福祉協会代表理事)に、それぞれ科学や医療・療育の視点から「取り組み」についてのお話しをお願いしています。教育講演として、看護の取り組みを荒木暁子先生(日本看護協会)、リハビリテーションの取り組みを奥田憲一先生(九州栄養福祉大学)に講演して頂きますが、重症化や高齢化に関連して、星出龍志先生(はまゆう療育園)には重症児(者)の蘇生処置、笹月桃子先生(西南女学院大学)には重症児(者)の意思決定支援について教育講演としてお話しして頂きます。シンポジウムのテーマとして、移行期医療や在宅医療に関連して「重症児(者)のがん」や「大分県における医療的ケア児の支援の現状」を取り上げましたが、チーム医療の要といえる看護師の皆さんに、重症心身障害看護のやりがいや専門性について考えてもらうためのシンポジウムも企画しました。あわせて看護研究応援セミナーも例年どおり開催されますので看護師の皆さんの参加をお待ちしております。また、重症心身障害医療において重要な診療分野である栄養、呼吸管理などについてランチョンセミナー等で解説して頂く予定です。以上の指定演題は、学会テーマに沿ったものであるとともに、重症心身障害医療初学者にも興味を持ってもらえることを意図したものです。 重症児(者)は医療、福祉、教育などの支えも必要ですし、ますますその広がりや連携が求められております。在宅医療や意思決定支援は社会的な関心が高い分野でもあります。医療職以外の視点での招待講演として、大木大圓先生(飛騨・千光寺住職)と
    内多勝康
    (成育医療センター・元NHKアナウンサー)に死への向き合い方や医療的ケア児とのかかわりについて話して頂きます。 多職種が集う集会であることが本学術集会の特色です。例年参加されている会員の皆様にはさらに研鑽の場となるように、また、一人でも多くの初参加の方が出て重症心身障害医療に興味を持って頂ければという思いでいっぱいです。施設の管理者や指導に当たっておられる会員の方々には、職員の方々の参加、演題発表などを勧めて頂くことをお願い申し上げます。 大分は温泉をはじめ豊かな自然、豊富な魚介類をはじめとする美味しい食べ物に恵まれており、学会の合間には日常の疲れを癒していただけると思います。ひとりでも多くの方々の参加をお待ちしております。
  • 森 禎徳
    生命倫理
    2019年 29 巻 1 号 53-60
    発行日: 2019/09/26
    公開日: 2020/08/01
    ジャーナル フリー

     医療技術の進歩とともに、退院後も人工呼吸器や胃ろうなどの医療サポートを必要とする「医療的ケア児」の数は増大しているが、彼らの就学支援は一向に進んでいない。24時間体制の医療的ケアを必要とする以外には心身の障害がなく、日常生活に全く支障をきたさない例も多い医療的ケア児にとって、その心身の状態に応じた教育機会を奪われることは甚だしい権利の侵害である。 本稿では、医療的ケア児の就学を阻む要因を分析し、教育機関への看護師配置の遅れ以外にも、医療的ケア児を支援すべき法律が逆に彼らの受け入れを拒否する教育機関に免罪符を与えている現状に注目する。そして英米の「インクルーシブ教育」に対する数十年にわたる真摯な取り組みを参考にしながら、日本には法の成立をゴールと捉える傾向があり、法の不備を絶えず是正することで理想に近づく姿勢が欠如していることを指摘し、我が国が今後取るべき施策について提案を行う。

  • 高山 恵理子
    社会福祉学
    2019年 60 巻 3 号 205-215
    発行日: 2019/11/30
    公開日: 2020/06/16
    ジャーナル フリー
  • ファルマシア
    2019年 55 巻 5 号 483-496
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
  • 看護師が設立した保育園のフィールドワークから
    東村 知子, 鮫島 輝美
    質的心理学研究
    2021年 20 巻 1 号 278-297
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/04/12
    ジャーナル フリー
    本研究は,看護師が設立した保育園のフィールドワークにもとづき,医療的ケアを必要とする子ども(医療的ケア 児)の保育を可能にする「分けない」実践について,その実践を支える仕組みと道具,および医療的ケアへの保育 士の関与の二つの側面から明らかにするものである。医療的ケア児が退院後の地域での生活で直面する課題の一つに,保育の受け皿の少なさがある。本論文では,小規模保育園など四つの施設を経営する NPO 法人 Z を設立した 看護師とスタッフ,保護者へのインタビューと参与観察を行い,その「分けない」実践が,医療的ケア児の保育を 可能にする上で重要な役割を果たしていることを見出した。この「分けない」という特徴には,病気や障がいのあ る子どもと他の子どもたちを分けない,園で働くスタッフを職種や働き方によって区別しない,自分たちの業務を 限定しない,という三つの側面があった。また,そのような実践は,異なる施設の経営などの仕組みや,一人ひと りに必要なケアやスタッフの業務を可視化する道具によって支えられていた。保育士が行う行為としての医療的ケ アは限定的なものであるが,医療的ケア児と他の子どもたちが一緒に生活し,そこにすべてのスタッフが関わるこ とで,保育士が看護師の実践に周辺的に参加し,医療的ケアに不可欠な役割を担うことが可能になっていた。
feedback
Top