高校理科では,平成24年度より新学習指導要領が先行実施され,この中で,観点別評価による効果的・効率的な学習評価の推進が求められるようになった。従来の評価・評定の場合,定期考査に重きが置かれているので「知識・理解」に偏重した評価・評定になりやすかったが,観点別評価の導入によって「思考・判断・表現」による評価を意識した授業改善に取り組むことができた。その結果,幅広い学力層の中で,どのような能力を生徒に身につけたいか,それぞれの学力層に対して示すことができ,学習評価の改善にもつなげることができた。
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