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クエリ検索: "十日町市立南中学校"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 小杉 慎司, 境 有紀, 中村 友紀子, 大月 俊典
    日本地震工学会論文集
    2007年 7 巻 6 号 48-81
    発行日: 2007年
    公開日: 2010/08/12
    ジャーナル フリー
    2004 年10 月23 日に発生した新潟県中越地震では、数多くの観測点で震度6 弱以上、特に川口町川口では計測震度導入以来初めて震度7 を記録し、地震動の性質と建物被害の関係を検討するための貴重な強震記録が得られた。そこで、波形が回収された観測点の周辺を対象として建物被害を中心とした被害調査を行った。調査の結果、川口町震度計、JMA 小千谷、K-NET 小千谷周辺で大破・全壊建物が確認されたが、その他の観測点周辺では大きな被害は見られなかった。そこで、回収された波形を用いて強震動の性質と建物被害との対応性について検討した。その結果、今回の地震で発生した地震動の多くは、0.5 秒以下の極短周期が卓越し、計測震度や地動最大加速度は大きな値となるが、建物の大きな被害を引き起こす性質のものではないことがわかった。一方、川口町震度計で観測された地震動は大きな1-2 秒応答を記録しており、それが大きな被害に繋がったと考えられる。
  • 小野 映介, 大平 明夫, 田中 和徳, 鈴木 郁夫, 吉田 邦夫
    第四紀研究
    2006年 45 巻 1 号 1-14
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/07/27
    ジャーナル フリー
    越後平野中部を対象として, 層相や土砂の堆積速度の地域的差異を検討し, 完新世後期における河川供給土砂の堆積場の変化と地形発達を明らかにした. 同地域では縄文海進時に内湾が形成され, 7,000~6,000yrsBPには湾奥部にまで海水の影響が及んだ. 縄文海進高頂期以降, 内湾は縮小と拡大を繰り返しながら, 信濃川の供給土砂によって徐々に埋積された. 土砂の堆積場の中心は, 完新世後期を通じて海側に移行する傾向が認められ, 4,000yrsBP以降には臨海部における土砂の前方付加や砂丘の形成が集中的に進行した. 一方, 堆積場の中心から外れた内陸側の氾濫原においては, 土砂の垂直的な堆積が徐々に進行し, その過程においては河川の洪水による土砂の堆積が少ない1,400~1,000yrsBPの「安定期」と, 土砂の堆積が活発化した1,000~800yrsBPの「堆積期」が認められた. 現在, 西川と中之口川の間の氾濫原にみられる自然堤防群の大半は, 1,000~800yrsBPに生じた河川の洪水による土砂堆積の活発化にともなって形成された.
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