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クエリ検索: "南アンダマン島"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 森下 知晃, Biswajit Ghosh
    地質学雑誌
    2010年 116 巻 5 号 V-VI
    発行日: 2010/05/15
    公開日: 2013/02/23
    ジャーナル フリー
  • K. VEENAKUMARI, PRASHANTH MOHANRAJ, Richard S. PEIGLER
    蝶と蛾
    2005年 56 巻 3 号 184-192
    発行日: 2005/06/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    Actias ignescens Mooreは, アンダマン諸島に固有のオオミズアオ属の1種で, 東南アジアの広域種, A. maenas Doubledayの代置種と考えられている.1998年9月,
    南アンダマン島
    のHarriet山国立公園内のCrypteronia paniculata(フトモモ目クリプテロニア科)から得られた2頭の老齢幼虫から本種の♂♀が羽化し, これらを飼育ケージに入れて, 交配させた.また, 2001年12月には, 同地で新鮮な♀個体が得られ, これも飼育ケージに入れて, 採卵した.これら2頭の♀からは合計113卵が得られ, 幼生期について詳細な観察を行った.本報では, 卵から繭までの幼生期を図示・記載し, 従来未知であった♀についても図示・記載した.なお, ヤママユガ科の食樹としてのクリプテロニア科は今回が初めての記録であるが, 私達(Veenakumari et al., 1995)がAttacus mcmulleni Watsonの食樹の一つとして記録したVitex glabrataはCrypteronia paniculataの誤りであった.
  • 南北スーダンにおける人間の移住と場所の変容
    飛内 悠子
    文化人類学
    2018年 82 巻 4 号 446-463
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/10/18
    ジャーナル フリー

    故郷とはどのように創られていくのだろうか。そしてそれが移住を経験した人にとっての帰るべ き場所となるにはいかなる過程があるのだろうか。本論文は、南スーダン出身のクク人が、植民地 化や内戦等による移住を繰り返す中で「カジョケジ」と呼ばれる場所を故郷として眼差すようにな る過程を見ていくことを通して冒頭の疑問に答えることを目的としている。

    クク人は東ナイル系の民族であり、内戦等の事情で多くがその地を離れた経験を持つ。彼らが現 在故郷とみなす南スーダン共和国旧中央エクアトリア州カジョケジ郡は、ベルギーによる植民地支 配期に名付けられた場所であり、彼らは移住を繰り返す中、各地のクク人同士による相互作用を通 しカジョケジを「ククの故郷」とし、さらにはカジョケジはククにとどまらず、カジョケジ出身者 すべての故郷とみなされる場合もあった。

    そして第2次内戦終結後、カジョケジに帰還し、そこでの生活を経験した人々は、避難先での生 活を背景としながら、カジョケジにおける生活を通してカジョケジの中でのそれぞれの「ホーム」 を見出していく。だが、「外」に対する時は変わらずカジョケジはククという民族にとっての故郷 である。

  • 巨大な遺体安置所でLove Tripを聴きながら考えたこと
    田中 雅一
    文化人類学
    2018年 82 巻 4 号 425-445
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/10/18
    ジャーナル フリー

    本講演の目的は、ここで<格子>と<波>と名付ける二つの社会関係のモードを論じ、それら がどのような形で国家による統治やナショナリズムに関わるのかを考察することである。一方に、 <格子>モードとして、生者を「生ける屍」に変貌させるアーカイヴ的統治が認められる。それは、 たとえばベルティヨン・システム、現地人の身体計測、アウシュヴィッツにおける収容者の管理方 法という形で現れている。他方に、<波>モードとして、隣接性と身体性の密な人間関係が想定で きる。そこでは、おしゃべりあるいはオラリティ、風や水などが重要な役割を果たす。つぎに、ナ ショナリズムとの関係で<波>モードが特徴的な小説とアート作品を取り上げる。まず、ナショナ ルな物語に回収されることに抗する個人的な経験を水や音、意味の取れない発話などで表現する沖 縄の作家、目取真俊の小説を考察する。つぎに、死者を追悼するモニュメントに対比する形で、風、 ロウソクの炎、影、ささやきなどを利用するボルタンスキーの作品を紹介する。そこでは名前をつ けること、心臓音を集めるといったアーカイヴ的活動が重要になっている。ボルタンスキーの作品 はアーカイヴァル・アートの代表と評価されているが、それは国家によるアーカイヴ的統治に寄与 するというよりは、撹乱するものとして位置付けることが可能である。さらに、自己アーカイヴ化 とも言える私的蒐集活動に触れる。

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