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クエリ検索: "南東北春日リハビリテーション病院"
6件中 1-6の結果を表示しています
  • 当院急性期及び関連回復期病院における連携のために
    小林 真由美, 三浦 理恵
    理学療法学Supplement
    2008年 2007 巻 1136
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/13
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
    当院関連回復期病院の自宅復帰率は約65%である。より自宅復帰率を向上させるための取り組みとして、急性期から回復期へと経過する中での日常生活活動及び片麻痺機能回復の変化について、自宅復帰可能者と自宅復帰困難者での違いはあるか比較・検討した。
    【対象・方法】
    2006年6月~2007年8月までの間に当院急性期病院から関連回復期病院へ転院した全脳卒中患者様59名を対象とした。発症から3週目までは1週毎の、1ヵ月目以降は1ヵ月毎の日常生活活動の評価としてBarthel Index(以下BI)及び、片麻痺機能回復の評価として上下肢Brunnstrom stage(以下BRS)を調査した。自宅復帰可能者(以下A群)と自宅復帰困難者で老健へ入所した者(以下B群)に分け、両者間での比較・検討をSPSS12.0Jを用いて行った。この検定の有意水準は5%未満とした。
    【結果】
    Mann‐Whitney検定の結果、A群とB群では発症時から1週目の時点でのBI及びBRSに有意に差がみられた。BIはA群36.1±26.1、B群16.8±19.0(p<0.01)、上肢BRSはA群3.5±1.4、B群2.5±1.3(p<0.01)、下肢BRSはA群3.8±1.4、B群2.8±1.3(p<0.01)であった。発症から回復期病院を退院するまでの間のBI及びBRSは両群ともに改善がみられ、退院時でも両者間において有意に差がみられた。退院時のBIはA群92.4±10.8、B群52.1±28.0(p<0.01)、上肢BRSはA群4.5±1.2、B群3.1±1.5(p<0.01)、下肢BRSはA群4.7±0.9、B群3.5±1.2(p<0.01)であった。
    【考察・まとめ】
    自宅復帰困難者は、自宅復帰可能者に比べ発症直後からBI及びBRSが有意に低く、回復はするものの到達地点が低い状況のまま回復期病院の退院時期を迎える傾向にある。自宅復帰率を向上させる為には、自宅復帰困難者つまりBI及びBRSが低値の患者様に対しては、急性期入院初期より環境面や介護力の情報収集の実施・検討を行い、回復期病院と連携したシステム作りが必要と考えられる。そのため、自宅復帰困難者の傾向を調査していくことが今後の課題である。また自宅復帰困難者の転機先である老人保健施設から先の動向を調査し、急性期から回復期・維持期を含めた一連の連携作りを目指していきたい。
  • 入棟までの期間が在宅復帰に与える影響
    伊藤 徳明, 渡辺 博史, 飯田 晋, 角張 勲, 梨本 智史, 田辺 絵里, 小島 直之, 長谷川 彰, 古賀 良生
    理学療法学Supplement
    2008年 2007 巻 1135
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/13
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】回復期リハビリテーション病棟(以下回復期リハ病棟)の目標の1つに在宅復帰があり,日常生活活動(以下ADL)の自立獲得は在宅復帰を左右する重要な因子である.今回,当院回復期リハ病棟における脳卒中患者(以下CVA患者)を発症から入棟までの期間で群分けし,機能的自立度評価法(以下FIM)を用いてADL状況と在宅復帰について検討したので報告する.

    【対象】平成18年4月1日から平成19年3月31日の間に,当院回復期リハ病棟を退棟した患者236名中,急性増悪および検査による転棟した者を除くCVA患者66名(男性30名,女性36名)を対象とした.CVA患者の平均年齢は74.1(±11.3)歳,発症から入棟までの平均日数は57.1(±49.3)日,平均在棟日数は112.1(±58.9)日,自宅復帰率は40.9%であった.

    【方法】当院回復期リハ病棟に入院しているCVA患者において発症から入棟までの期間を30日未満(以下1M群),30~60日(以下2M群),61~90日(以下3M群),91日以上(以下4M群)の4群に分け,各々の在宅復帰率を求めた.また,1M群、2M群を早期群とし,3M群,4M群を遅延群として2群に分け,2群間における入棟時FIMと退棟時FIMおよびFIM利得(入棟時FIMと退棟時FIMの差)の各々の合計,運動項目,認知項目の平均値を比較検討した.統計的分析は傾向性の検定,Mann-WhitneyのU検定を用い,有意水準は5%未満とした.

    【結果】年齢,性別は4群間において有意差を認めなかった.在宅復帰率は1M群で76.2%,2M群で76.2%,3M群で28.6%,4M群で30%となり,発症から入棟までの期間が遅延することで有意に低下していた.入棟時FIM,退棟時FIMは合計,運動項目,認知項目いずれにおいても2群間に有意差を認め,早期群において有意に高い値を示した.FIM利得に関しては合計,運動項目,認知項目いずれにおいても2群間に有意差は認めなかった.

    【考察】小林らは徹底した早期リハビリテーションの実施は,発症から約2ヶ月間の初期回復を促し,後期の回復へつなげることができると述べている.吉田らは,内科的に安定した状態になれば,できるだけ早期に回復期リハ病棟に移行してリハビリテーションを行なうことにより,すべての動作の機能回復が期待されうると報告している.今回の結果でも,CVA患者において入棟までの期間が在宅復帰に影響し,発症から約2ヶ月までの入棟が在宅復帰および能力の再獲得に重要であることが示唆された.原田によると,発症後早期では介入の時期と介入の頻度が理学療法の有効性に影響を及ぼすと述べており,今後の課題として早期からの徹底したリハビリテーションを実施し,回復期リハ病棟でのリハビリテーションにつなげていく必要があると思われる.
  • 菅井 拓哉, 相馬 俊雄
    理学療法科学
    2017年 32 巻 1 号 17-20
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/02/28
    ジャーナル フリー
    〔目的〕膝関節伸展運動時の下腿の回旋肢位の違いが膝関節伸展トルクおよび仕事量に及ぼす影響を明らかにすることとした.〔対象と方法〕健常成人男性20名とした.筋力測定機器(BIODEX SYSTEM3)を使用して,膝関節伸展トルクを測定した.膝関節屈曲90°から30°の可動域で最大等速性膝関節伸展運動を行った.膝関節伸展運動の角速度は,60,180,300°/secとした.下腿の回旋肢位(中間位,外旋位,内旋位)の間で,膝関節伸展のピークトルク値,仕事量(初期および終期),ピークトルク発揮時間および角度を比較した.〔結果〕角速度60°/secでは,ピークトルク値と初期および終期ともに仕事量が,内旋位および外旋位に対して中間位で有意に大きな平均値を示した.〔結語〕下腿内旋位および外旋位での膝関節伸展トルクの強化が,傷害の発生予防に繋がると推察される.
  • 高次脳機能障害全国実態調査委員会
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2016年 36 巻 4 号 492-502
    発行日: 2016/12/31
    公開日: 2018/01/05
    ジャーナル フリー
  • 東北理学療法学
    2023年 35 巻 78-99
    発行日: 2023/08/27
    公開日: 2023/09/06
    ジャーナル 認証あり
  • The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
    2023年 60 巻 Supplement 号 S1077-S1387
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/10/25
    ジャーナル 認証あり
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