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クエリ検索: "原由美子" アニメーター
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 髙橋 かおり, 中村 香住
    社会学評論
    2023年 73 巻 4 号 382-398
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル フリー

    本稿の目的は,ジェンダーと階級(とりわけ高級芸術)をめぐる研究動向の整理を通じて,日本の文化社会学における新たな研究潮流をふまえて,今後の研究展望を示すことにある.

    ジェンダーやセクシュアリティの観点を用いた文化社会学的研究は,時代によってその主たるテーマが移り変わってきた.メディア表現における表象の問題では対象化された女性像が議論されていたのに対し,ポピュラー文化における女性受容者の研究においては,女性の主体的欲望に光が当たるようになってきた.近年ではポストフェミニズム論や第三波フェミニズムの観点を用いた研究も盛んだ.そのうえで,今後は男性学やクィア・スタディーズの視座も用いつつ,より広い文化事象に対するジェンダー・セクシュアリティの観点を用いた分析が必要だと提言する.

    一方,文化における階級を考えるならば,日本ではポピュラー文化を中心に下方の広がりを論じる傾向にあった.文化の序列や差異化を問題とする研究群においては,時代や社会状況に応じてその境界や力関係が更新され続けていることが前提にある.また,高級文化や芸術は,その非日常性が強調されつつも,生産過程においては集合的活動としての人々の日常があり,実証的調査を通じてその探究が行われてきた.さらに,芸術がもつこのような非日常性は文化社会学以外の連字符社会学において社会変化や新たな兆候を説明するための要素として扱われている.

  • ―1980年代の『アニメージュ』とアニメージュ文庫の軌跡から
    山中 智省
    出版研究
    2018年 49 巻 67-89
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/10/30
    ジャーナル フリー

    徳間書店のアニメ雑誌『アニメージュ』とアニメージュ文庫は,日本におけるメディアミックス,ならびにライトノベルの形成・発展に関わる出版史のなかでどのように位置づけられるのか.本稿では主に1980年代の『アニメージュ』とアニメージュ文庫を対象として,これらの実態を雑誌の誌面や関連広告,文庫本や目録などの同時代資料のほか,編集者や作家といった当事者たちの証言から明らかにしつつ,その歴史的位置について考察する.

  • ――エスノメソドロジー・会話分析研究の広がり――
    秋谷 直矩, 平本 毅
    社会学評論
    2019年 70 巻 1 号 43-57
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/07/31
    ジャーナル フリー
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