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クエリ検索: "反復符号"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • 杉山 太香典, 藤井 啓祐, 永田 晴久, 田中 冬彦
    日本物理学会講演概要集
    2016年 71.2 巻 16aKH-2
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/12/05
    会議録・要旨集 フリー

    近年,量子ゲートの誤り率が特定のエラーモデルに対する2次元表面符号の誤り耐性閾値に達しているという実験報告があり,より一般的で現実的なエラーモデルに対する量子誤り訂正符号の性能評価が重要となっている.本発表では,標準的な手法では扱えないエラーモデルにも適用可能でかつ実用的な新しい性能評価手法を提案する.その手法を用いて量子1次元

    反復符号
    のコヒーレンスを含むエラーに対する誤り耐性を数値的に明らかにする.

  • 漁田 武雄, 漁田 俊子
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2001年 43 巻
    発行日: 2001/07/20
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 武田 健太, 野入 亮人, 樽茶 清悟
    日本物理学会誌
    2023年 78 巻 6 号 326-331
    発行日: 2023/07/05
    公開日: 2023/06/05
    ジャーナル 認証あり

    量子コンピュータは,量子もつれや重ね合わせといった量子力学的な原理を用いて計算を行う新原理のコンピュータである.現在では商業的にも実機が利用可能となり,一般社会においても認知されつつあるが,実用的な課題を解決できる性能は得られていない.その最大の障害は,量子情報が本質的に環境雑音などによる誤りに弱く,大規模な量子コンピュータにおいては計算結果が雑音に埋もれてしまう問題である.そのため実用的な量子コンピュータでは,量子誤り訂正と呼ばれる誤りを検出および訂正しつつ量子計算を行う仕組みが必須であると考えられている.量子誤り訂正では,計算に用いる量子ビットよりも多くの補助量子ビットが必要となるため,現実的には100万という膨大な数の量子ビットが必要であると言われている.しかし,現在最も研究が先行している超伝導回路やイオントラップなどの物理系においても,この目標からはほど遠い.

    そこで我々は,集積可能な物理系として最もよく知られる半導体デバイスを用いた量子コンピュータの研究を行っている.半導体量子コンピュータでは,ゲート定義型量子ドットと呼ばれる,微細加工によって作製したゲート電極によって単一の電子を閉じ込めることのできる構造を用いる.単一電子の持つスピン1/2自由度は,最も典型的な量子力学的な2準位系であり,量子ビット実装のために必要な数々の性質を持つ.まず,スピンは磁気的な自由度のため,半導体環境中で最も大きな問題である電荷雑音に対して鈍感であり,長いコヒーレンス時間を持つ.加えて,ゲート定義型量子ドットの閉じ込めポテンシャルは電気的に制御可能であるため,高速かつ柔軟に量子ビット操作に必要なパラメータを制御することで,量子コンピュータにおいて重要な単一量子ビット操作や2量子ビット操作を実装することができる.

    本研究では,特に産業的な半導体製造技術と高い整合性を持つSiを母材とする半導体量子ビットを用いた.これまでの半導体量子ビットの研究では量子誤り訂正の実現に必須であるとされる,99%以上の操作忠実度を超える2量子ビット操作は困難であった.我々の研究では,試料構造およびスピン操作方法を最適化することで,従来の報告例に対して10倍操作を高速化し,99%以上の操作忠実度を持つユニバーサル量子操作を実現した.続けて,3量子ビット試料においても高忠実なユニバーサル量子操作を実現し,3量子ビット最大もつれ状態の生成に成功した.この状態は,3量子ビットを用いた最も基本的な量子誤り訂正の実行に有用である.この誤り訂正では,1量子ビットに対して2つの補助量子ビットを用いて3量子ビットもつれ状態に符号化し,もつれ生成と逆操作を行うと,補助量子ビットの状態が誤りの情報を反映して異なることを利用し訂正を実行する.我々は補助量子ビットの状態に応じてデータ量子ビットの回転を行う3量子ビット操作を用いることで訂正部分を実現し,量子誤り訂正の原理検証に成功した.これらの研究によって,半導体量子ビットの基本動作を確立することができたといえる.本研究を受けて,今後は集積技術を用いた誤り耐性半導体量子コンピュータ実現のための大規模化に向けた研究開発が一段と進むことが期待される.

  • 漁田 武雄, 漁田 俊子
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2002年 44 巻
    発行日: 2002/08/09
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 漁田 俊子, 漁田 武雄
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2001年 43 巻
    発行日: 2001/07/20
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 杉山 太香典
    日本物理学会誌
    2017年 72 巻 10 号 743-746
    発行日: 2017/10/05
    公開日: 2018/08/06
    ジャーナル フリー

    話題

    超伝導量子コンピュータの開発状況~アメリカ物理学会参加報告~

  • 宮城 裕一, 眞田 幸俊
    映像情報メディア学会誌
    2017年 71 巻 2 号 J68-J73
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/01/25
    ジャーナル フリー
    本論文では,Ricianチャネルにおける過負荷Multiple Input Multiple Output Orthogonal Frequency Division Multiplexing (MIMO-OFDM)システムに対してターボ符号と位相プレコーディング係数を導入した場合の効果を検討する.誤り訂正符号を用いた過負荷MIMO-OFDMでは,マルチパスによる周波数ダイバーシチによって信号ストリームの空間多重による特性劣化を抑えている.しかし,見通し内環境ではLine-of-sight成分が支配的となるため,符号語毎の信号ストリーム間の相関が高くなり,誤り率特性の劣化を引き起こす.本研究では相関低減のため,OFDMシンボル毎に位相プレコーディング係数を導入する.計算機シミュレーションおよび実験の結果,提案方式はプレコーディングを適用しない場合に比べて10-3で約0.5~1.5dB特性を改善した.
  • *加藤 晃太郎
    物性若手夏の学校テキスト
    2023年 1 巻
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/02/07
    会議録・要旨集 フリー
    量子情報分野の発展に伴い、近年では情報エントロピーやエンタングルメント、量子誤り訂正符号といった情報理論由来の概念や手法が、基礎物理学的な観点からも注目されるようになってきた。中でもトポロジカル相に代表される非臨界系 (ギャップド系) の量子相の物理は、そうした情報理論的な解析手法が早期から取り入れられてきた研究領域である。本集中ゼミでは、量子情報理論の基礎的な概念の解説から始め、局所ハミルトニアン系の基底状態に対する応用を紹介することで、量子多体系に対する量子情報的なアプローチの一端に触れてもらうことを目標とする。応用例としては、トポロジカル量子コンピュータとの繋がりもある、スピン系のトポロジカル秩序相を中心的に取り上げる。
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