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クエリ検索: "古川正己"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • (II) 幼虫の遊離アミノ酸
    近藤 義和, 渡辺 忠雄
    日本蚕糸学雑誌
    1957年 26 巻 4 号 298-305
    発行日: 1957/08/30
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    1. 幼虫体液より約30種の遊離ニンヒドリン陽性成分を検出し, そのうち ornithine, β-アラニンを含むアミノ酸約20種の定量結果を得た。このうちヒスチジンの量が特に多い。また酸加水分解処理に安定な未確定ニンヒドリン陽性成分3種を検出した。そのほかに定量または検出したものは phosphatidylethanolamine 類, 尿素, アンモニアおよびシスチン, トリプトフアン, グルコサミンなどである。
    2. 除蛋白濾液を加水分解してセリン, グルタミン酸, ヒスチジン, ornithine などが増加するのを認た。
    3. 遊離アミノ酸濃度はヒスチジンを例外として5令の3日目より7日目の方が一般に低い。特にセリン, ornithine, チロシンがかなり減つている。ヒスチジンのみ7日目にむしろ増加している。塩基性アミノ酸を一般的にみれば, 遊離アミノ酸濃度の最も高いのは5令の前半であるということができる。
    4. 5令3日目から120時間絶食させると, 体液遊離アミノ酸のうちグリシンが非常に増加し, またチロシン, ヒスチジン, アンモニア, PEなどが増加している。一方グルタミン酸, セリン, スレオニンなどが減少し, ornithine は消失する。
    5. ornithine は幼虫に存在するが, 桑葉や蚕糞には存在しない。
  • 近藤 義和
    日本蚕糸学雑誌
    1959年 28 巻 1 号 1-9
    発行日: 1959/02/28
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    家蚕幼虫体液1.5lから塩酸処理アルミナカラムクロマトグラフィーおよび Dowex 50カラムクロマトグラフィーにより硫黄含有アミノ酸1.2gを得た。このものはつぎの実験からL-シスタチオニンと決定した。
    1. このアミノ酸はロ紙上でK2PtI6を脱色するので硫黄は2価結合である。ニトロプルシッド反応はアルカリ性下NaCNの存否にかかおらず陰性であり, また硫化鉛反応も陰性であつたのでモノサルファイド基として存在している。元素分析の結果から硫黄はアミノ酸1分子に対し1原子であつた。
    2. 全窒素 (DUMAS法) とα-アミノ態窒素 (バンスライク法) が等しいので, 窒素は全部α-位にアミノ基として存在している。元素分析の結果は硫黄1原子に対し窒素2原子の割合であつた。
    3. ラネーニッケル触媒還元によりこのアミノ酸は脱硫され, 等モルのアラニンとα-アミノ正酪酸が生成する。
    4. ベンゾイル化によりジベンゾイル誘導体が得られ, ジベンゾイル-L-シスタチオニンとの混融により融点降下が認められなかつた。
    5. 旋光度 (文献値), 赤外スペクトル, ペーパークロマトグラフィーのRf値, イオン交換樹脂カラムグロマトグラフィーの溶出位置などいずれも合成L-シスタチオニンと一致した。
  • 門平 潤一郎, 松本 介, 大山 勝夫, 岡部 融, 浜田 成義, 柏田 豊, 荒川 勇次郎, 菅沢 春吉, 長谷川 聖人, 永田 一弘, 坪井 優, 竹崎 力, 田崎 忠良, 池内 敬, 矢口 宣明, 東城 功, 関 博夫, 押金 健吾, 本多 恒雄, 堀田 禎吉, 河野 清, 南沢 吉三郎, 川上 彦夫, 森田 泰作, 天野 音次, 青木 嚢児, 下平 睦夫, 百瀬 芳宏, 松尾 卓見, 桜井 善雄, 西山 繁, 吉田 諒蔵, 小林 弘, 大島 利通, 北浦 澄, 酒井 昭, 林 禎二郎, 仲野 周太郎, 岡村 貢, 肥後 広志, 古川 正己, 矢木 博, 田口 亮平, 井沢 喜三, 徳嵩 保, 北島 格次, 園原 好美, 吉村 鶴三, 秋山 文司, 青木 茂一, 北野 実, 潮田 常三, 日向 義知, 伊東 正夫, 石躍 胤光, 稲松 勝子, 黒岩 典子, 森 信行, 竹内 好武, 若林 己喜雄, 鈴木 清, 高須 敏夫, 関 くに
    日本蚕糸学雑誌
    1956年 25 巻 3 号 194-204
    発行日: 1956/06/28
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    桑立枯性細菌の繁殖と石灰窒素との関係
    桑立枯性細菌病発生機構に関する知見
    白紋羽病菌及び白絹病菌に対するクロールピクリンの消毒効果
    無機質肥料の連用が桑樹並びに桑園土壌に与える影響について (I) 芽枯病の発生について
    冬季における桑の根の生長
    桑の根の生長ホルモンの活性に関する研究,(I) 地上部の各器官によるホルモンの活性力の差異
    桑園被覆法としての伏条覆蓋等2, 3の防霜効果
    桑の耐凍性
    桑における風害対策の研究1. 枝条切りつめによる新植桑の風害防除
    風洞による桑樹風害の実態把握 (予報)
    高冷地桑園能率増進に関する研究 (II) 高冷地未改良火山灰土壌に於ける桑樹の仕立法と根の生育との関係
    尿素葉面撒布におけるビユレツト含量が桑品種並びに撒布時期による葉質に及ぼす影響
    桑樹の生育期間中における日長処理が冬期の耐寒性に及ぼす影響
    長日処理による晩秋期桑葉の葉質低下防止について
    摘葉が桑樹の同化生産物経済に及ぼす影響 (予報)
    蚕糞に関する研究-pLosphatide態燐酸について
    桑園土壤の燐酸の形態について
    桑樹の苦土欠乏現象 (II)
    桑の葉質に及ぼす食塩施用の影響
    桑園土壤改良の基礎的知見-蚕試明石麦場の例
    原子核分裂生成物の行動に関する研究 (II) 土壤中に於けるSr-89, Y-91, Zr-Nb-95の行動並びに桑による吸収について
    追加1. 桑葉の凍死過程について
    日覆桑の飼料的価値 (II) 日覆桑に対する蚕児の食桑行動について
  • 日本蚕糸学雑誌
    1957年 26 巻 3 号 199-259
    発行日: 1957/06/30
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
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