詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "吉田おさみ"
6件中 1-6の結果を表示しています
  • 樋澤 吉彦
    社会福祉学
    2018年 59 巻 1 号 143-0
    発行日: 2018/05/31
    公開日: 2018/06/28
    ジャーナル フリー
  • ―東京都多摩地域の病院スタッフを対象としたインタビュー調査から―
    櫛原 克哉, 添田 雅宏, 若林 真衣子
    社会学評論
    2024年 74 巻 4 号 782-799
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/03/31
    ジャーナル フリー

    本稿は,日本の精神科病院にて長期入院の傾向が続く状況について,病院スタッフの視点から考察し,脱施設化の遅れの要因を検証する.フィールドとして1950~70年代にかけて病院の新設が相次ぎ,その多くが現存する東京都多摩地域を選んだ.近年の制度改正や診療報酬の改定の影響もあり,精神科病院は従来の入院中心の医療からの転換を余儀なくされ,病床数の漸減という点で,病院によってはゆるやかな衰微の局面を迎えつつある.

    転換期にある精神科病院の現状を探るべく,医師と精神保健福祉士を対象にインタビュー調査を行った.結果,病院の特徴を表す類型として「脱施設化を推進する病院」と「長期入院患者を受入れ続ける病院」の2類型が導出された.前者は,病床数の削減や退院促進等を進める特徴を有する.後者は脱施設化の必要性を認めつつも,退院や転院が困難な患者が一定数いることから,その受け皿にならざるをえない旨が語られた.他の病院からの入院・転院要請のほか,地域での受入れが困難な患者も受入れる傾向にあるため,結果的に病院に対する地域の依存度が高まり,医原病とよびうる状態も惹起されていることが示唆された.「脱施設化を推進する病院」では入院が認められない患者も,「長期入院患者を受入れ続ける病院」に引受けられうると考えられ,背景には入院を求める地域の意向もうかがえた.この重層的な関係性が脱施設化の遅れの要因の一つであると考えられる.

  • 日本臨床心理学会の1970/80年代
    堀 智久
    社会学評論
    2013年 64 巻 2 号 257-274
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/09/30
    ジャーナル フリー
    本稿の目的は, 日本臨床心理学会の学会改革運動の歴史的展開を追い, そのなかでクリニカルサイコロジスト (clinical psychologist) が, いかにして自らの専門性のもつ抑圧性を認識しながらも, その否定し難さと向き合ってきたのかを明らかにすることである.
    1970年代以降, 日本臨床心理学会は, 臨床心理学および臨床心理業務の総点検を行う. 彼らは, 心理テストや心理治療のもつ抑圧性を告発し, また自らの専門性を全否定することから, 専門職としての関わりを超えて, 「共に悩み, 共に考え合える」関わりを模索する.
    だが, 1970年代を通して徹底されるに至る専門性の解体の志向は, 日常的に専門性に依拠し職務を遂行するクリニカルサイコロジストにとって, 自身の立場を危うくもする. 専門性の否定だけでは, 日常の臨床心理業務は成り立たないからである. 1980年代以降, 日本臨床心理学会では, 日常の臨床行為に立脚し, 現場で活用できる知識や技術, 方法論等を模索する専門性を再評価する動きが見られる. その具体的な現れが, 事例=実践相互研修会の開催である. 一方で, 1980年代後半には, 医療現場の会員から資格の必要性が主張される. とりわけ, 厚生省による医療心理職の国家資格化に協力するか否かをめぐっては, 学会内でも激しく意見が対立する.
    本稿では, こうした日本臨床心理学会の学会改革運動の歴史的変容から, 1970年代および1980年代における運動の質の相違を浮き彫りにする.
  • 社会的排除をめぐる二つの機制
    南山 浩二
    家族社会学研究
    2007年 18 巻 2 号 25-36
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2009/08/04
    ジャーナル フリー
    社会学における障がい者と家族に関わる議論を, 社会的排除という概念を用いながら改めて整理しなおすならば, 大別して, (1) 障がい者が社会的に排除される機制に「家族」がどのように関わっているかを問う議論, (2) 家族成員が障がい者であることで家族が社会的に排除される機制を問う議論, の二つに集約される。ここ二, 三十年の間に, 精神障がい者と家族によって経験される社会的排除に関して多くの研究がなされてきたが, この二つの機制の関連性について議論する研究はあまり行われてこなかった。そこで, この二つの機制双方に留意しながら社会的排除のプロセスについて議論したい。このことに加え, 近年の障害者施策の転換や家族の変化が二つの機制にどのように影響を与えうるのかについても議論する。
  • 岡 知史
    社会福祉学
    1992年 33 巻 2 号 118-136
    発行日: 1992/10/15
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
    The concept of self-help groups is introduced into Japan. However, some professionals misunderstand the concept and give the name "self-help groups" to the groups of their clients. We discuss three qualities which Japanese self-help groups are required to maintain if they qualify as self-help groups. The qualities are personal interaction, individual independence, and development of a liberation movement. First, Japanese group-oriented culture tends to oppose individual freedom in groups. As a result, group members feel inhibited and miss opportunities for personal interaction with each other in groups. Second, some Japanese groups are too cohesive for individual members to maintain their independence. In addition, old Japanese tradition still makes people think that families ("ie") are the basic social units, not individuals. Japanese self-help groups should free individuals from their families ("ie"), and give them individual independence. Third, Japanese stigmatized persons such as mental patients are oppressed and discriminated against. Though some social workers regard self-help groups as a method ofphychological therapy, Japanese self-help groups should become a liberation movement against social oppression.
  • 地域生活支援のエスノメソドロジー
    浦野 茂
    現象学と社会科学
    2021年 4 巻 43-62
    発行日: 2021年
    公開日: 2023/11/24
    ジャーナル フリー
feedback
Top