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クエリ検索: "同和問題の解決に向けた実態等調査報告"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 大阪市の3地区における社会福祉事業を中心とする地域福祉諸機能の提供に着目して
    蕭 〓偉, 城所 哲夫, 瀬田 史彦, 全 泓奎
    都市計画論文集
    2016年 51 巻 3 号 245-252
    発行日: 2016/10/25
    公開日: 2016/10/25
    ジャーナル フリー
    旧同和地区では、同和対策関連事業の施行により、独自な福祉機能と施策が実施されてきた。2002年特別措置法の失効に伴い財源の停止、同和対策関連事業も終焉を迎えた。地域主体の自主的な供給等課題が浮き彫りになり、各地区それぞれの自助努力が問われている。今日大阪の旧同和地区においては、「社会福祉事業」を中心とする自立に向けたまちづくりヶ取り組まれている。大阪市12地区の中において、3地区の活発な活動実態が認められ、同市においての重要性が高いと言える。3地区の考察を通して把握される特徴や課題は、今後他地域において自立に向けたまちづくりのための参考となり得る。本稿の研究目的を下記の通りに要約する:(1)地域福祉諸機能に関する分析:まず3地区においての過去の地域福祉諸機能を把握する。更に各「地域団体とその機能」の現状、並びに「社会福祉事業」に焦点を当てその実態を把握しながら、地域横断の比較分析、評価を試みる。(2)地域福祉諸施設に関する分析:過去に同和対策関連事業によって整備された「地域福祉諸施設」(表-1)の現状を把握し、地域横断の分析を行う。
  • ――「未婚化社会」 における「結婚差別」 ――
    齋藤 直子
    家族研究年報
    2016年 41 巻 5-20
    発行日: 2016/07/10
    公開日: 2017/02/14
    ジャーナル フリー

        この論文では、未婚化社会における被差別部落の青年たちの恋愛・結婚の現状について考察する。
        まず、議論の前提として、部落出身者の定義の問題について述べた。次に、部落出身者に対する結婚差別の状況について述べた。日本社会が、見合い婚から恋愛婚に変化したことによって、結婚差別の状況も変化した。
        そして、「未婚化社会」における部落青年たちの恋愛・結婚について論じた。部落青年の結婚に関する最大の悩みは、全国の青年とまったく同じで、適当な相手にめぐり会わないことである。だが、差別に対する不安もある。恋愛関係において、つきあったり別れたりを繰り返すことができる現在、相手の心変わりの理由は無数にあり、別れの理由が部落差別かそうでないのかを見分けることは難しくなった。これを「恋愛差別」と名付けた。
        また、部落青年が結婚できないのは、日本社会の未婚化の影響なのか、差別のせいなのか、就職や学力の不利が間接的に影響を与えているのか、理由を断定することは難しい。結婚できないことを、本人の責任にされてしまいかねない状況がある。
        最後に、未婚化社会における結婚・恋愛差別への対処について、考察をおこなった。

  • 上杉 孝實
    基礎教育保障学研究
    2022年 6 巻 29-46
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/15
    ジャーナル オープンアクセス
    This article aims to examine pervious literacy surveys and the change of the definition of literacy among international organizations, and to show what sort of surveys are necessary today. A literacy survey should be based on the expansion of the concept of literacy and its plurality, focusing on the ability to read and write. Its object is to clarify the number of low literate people, their backgrounds and opportunities to learn. Though any national literacy survey has not been conducted, recent local surveys show that there are not a few people who need learning literacy, which has developed as a liberation movement, and stressed the importance of learners’ participation in the management of classes, mutual learning related to their living conditions and comprehension of the relationship between themselves and society. A new literacy survey should assess the ability to communicate including using ICT and physical expression, inquire into the factors which define low literacy, and find opportunities of learning literacy, analyzing the needs of low literate people in detail, whose data are more important than the average mark of people at large.
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