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クエリ検索: "四手井淑子"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 根田 仁
    森林科学
    1996年 17 巻 32-35
    発行日: 1996/06/01
    公開日: 2017/07/31
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 鈴木 彰, 越知 丈裕, 池田 頼明, 酒井 雄志, 吉崎 真司, 福田 達哉
    生物教育
    2022年 64 巻 1 号 47-59
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/04/14
    ジャーナル フリー

    本研究では,中学校の理科第2分野,高等学校の「生物基礎」と「生物」で利用可能な微生物による有機物の分解に関わる新規教材の開発を目的として,菌類による竹稈の培養系の導入に着目した.リグニン分解の強さとPDA平板培地での成長の速さを指標としてトキイロヒラタケを供試菌に選択して,同菌による竹稈の培養系を用いた教材開発を試みた.トキイロヒラタケを,マダケの竹稈紛のみからなる培地を用いて,25°Cで袋培養したところ,同菌は培養3ケ月以内に子実体原基を形成した.竹稈紛の乾燥重量の減少率は,培養3ケ月で約26%に達し,セルロース量,ヘミセルロース量,リグニン量も培養開始時に較べて有意に減少した.本教材の教育現場への導入を容易にするため,前記の植物細胞壁主要化学成分の簡易分析法を確立した.確立した竹稈紛の培養系は,栄養添加物を伴わない条下での分解試験が可能であったことから,既存の栄養添加物を必要とする木粉や紙類を用いるきのこの栽培教材に較べて,木質バイオマスの分解の動態の追跡に適した定性的・定量的教材と判断した.

  • —盛岡市とその周辺地域を事例に—
    齋藤 暖生
    東北森林科学会誌
    2001年 6 巻 2 号 59-66
    発行日: 2001/10/31
    公開日: 2018/03/19
    ジャーナル フリー
    岩手県では古くからキノコ採りが盛んに行われてきた。キノコ採りは高度成長期を経て,その性格が変化してきたと考えられる。本研究では,古老への聞き取り調査とキノコ採りでの入山者へのアンケート調査を行い,現在と過去のキノコ採りを比較し,高度成長期以降にキノコ採りが変化してきた過程を考察した。アンケートと聞き取りの結果から,キノコ採りに,1)キノコ採りをする人の属性の広がり,2)キノコ採りのアクセスの容易化,3)採取される種数の増加と種類の変化が起きたと推察された。これらの結果を,時代背景と共に見てみると,次のようなことが考察された。高度成長期は自動車が普及し,道路網の整備が進んだことにより,キノコ採りのアクセスは格段に容易になり,多くの人が手軽にキノコ採りを楽しめるようになった。また,生活水準が向上し,余暇が増大したことで,キノコ採りはレクリエーションとしての性格が強くなり,多くの種類を知り,採取が容易なものを採って収穫を上げることが目的になった。キノコに関する情報交換が盛んになったことと,図鑑や参考書が出回ったことで,人々は採取が容易なキノコを中心に多様なキノコを採るようになった。
  • 文化的要素の抽出および文化動態の解釈の試み
    齋藤 暖生
    林業経済研究
    2019年 65 巻 1 号 15-26
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー
    自然とのつながりの希薄化による様々な弊害が懸念され,自然と関わる文化の再構成は,現代社会において大きな課題となっている。日本国内では,早くから森林文化論が提起されてきたが,政策論にまで十分に展開してこなかった。そこで,本稿では食用植物・キノコの採取・利用を題材として,文化的要素を抽出し,さらに利用文化の盛衰を解釈することを試みた。採取前・採取時・採取後の過程にわけ,それぞれいくつかの側面に分けて文化的要素を抽出した。その結果,多様な文化的要素が抽出でき,そのいくつかが対象資源の意味付けに結びついていることが見出された。戦後における食用植物・キノコ利用の盛衰を整理したところ,幅広い意味づけを与えられたものが現代に残り,さらに,レクリエーションとして親しまれるようになっていると解釈された。また,それとは無関係に,自然環境および社会環境の変化により衰退・消滅を余儀なくされたものがあった。森林文化を再構築するには,人々による森林への意味付けを醸成する内からのアプローチと,それを取り巻く自然環境や制度を整える外からのアプローチがありうる。
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