2021年東京大会を機に障害者スポーツへの関心が高まっている。障害者スポーツが通常の競技と大きく違うところは競技の公平性を保つためのクラス分けである。しかしこのクラス分けのシステムは国内では確立されておらず、早急な制度化が進められている。その中で筆者が所属する公益財団法人日本障害者スキー連盟は障害の有無や種類にかかわりなく公正で安全な競技を行うためのクラス分けの仕組みを日々模索し、新たな取り組みを始めた。クラス分けとは何か、どのような過程で行われるのか、公益財団法人日本障害者スキー連盟における取り組みを通じて日本国内でのクラス分けの仕組みを作るための取り組みを紹介する。
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