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クエリ検索: "堆積地質学会"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 日本古生物学会名誉会員を偲んで
    前田 晴良
    化石
    2024年 115 巻 82-83
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル フリー
  • 荒戸 裕之
    堆積学研究
    2018年 77 巻 1 号 17-28
    発行日: 2018/12/20
    公開日: 2019/03/27
    ジャーナル フリー

    1990(平成2)年,ピーター·ヴェイル氏の来日セミナー「Seismic Stratigraphy: Fundamentals and Practical Application」が開催された.そこで紹介されたシーケンス層序学の概念は,地震探査記録断面の解釈手法を学ぼうとセミナーに参加した国内石油企業の探鉱技術者に大きな衝撃を与えた.シーケンス層序学の大きな有用性に実感した技術者たちは,自分たちがそれまで扱ってきた地震探査記録断面の見直しを開始しながらも,地質学的論証を待たずに地震探査記録断面を堆積学的に解釈することの正当性や堆積様式を海水準変動との関係から論ずるシーケンス層序学の基本的概念に僅かながらもわだかまりを感じていた.一方で,シーケンス層序学に将来性を認め萌芽的な研究をすでに開始していた国内の堆積学研究者たちは,セミナーの内容に強い関心を抱くとともに,石油探鉱技術者の動向にむしろ肯定的な視線を向けていた.そして,このセミナーと相前後して,堆積学研究会,筑波地層の会,石油技術協会,日本地質学会は精力的に勉強会やシンポジウムを開催し,堆積学研究者と探鉱技術者が互いに切磋琢磨しながらシーケンス層序学を活用した堆積盆地解析や石油探鉱活動を展開するようになった.産業界や官界もこうした動向を支援する方向でタイムリーに活動を行った.その結果,わが国の堆積学界,石油鉱業界は世界に劣後することなく,むしろ世界をリードする形でシーケンス層序学に取り組み,その発展に貢献することができたのである.

  • 保柳 康一
    地質学雑誌
    2021年 127 巻 4 号 215-224
    発行日: 2021/04/15
    公開日: 2021/07/15
    ジャーナル フリー

    1980年代には堆積相解析に基づく堆積環境復元の研究は,日本においても高いレベルに達していた.さらに,シーケンス層序学研究が1990年代に盛んになることによって,地層の形成環境を時間軸に沿って動的に復元するダイナミックな地層研究がなされるようになった.また,この時期には日本人著者の堆積地質学論文の国際誌への掲載が増加した.2006年には国際堆積学会議(ISC2006)が福岡で開催され,東アジア各国はじめ国外の研究者との交流が盛んになった.分析機器の進歩による豊富なデータ,数値解析を含む実験,そして野外調査に基づく地層の詳細な観察が堆積地質学の急速な発展をもたらした. しかし,近年,社会と自然の環境変化が研究者の野外調査に困難をもたらしている.

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