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クエリ検索: "嬰ニ短調"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • -聴取者の身体反応と音量の変化傾向の関係-
    *安田 晶子
    日本認知心理学会発表論文集
    2009年 2009 巻 O4-3
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/12/18
    会議録・要旨集 フリー
    多くの人が経験する音楽聴取による感動の生起メカニズムの一端を明らかにするため,以前の研究では,感動と身体反応の関係性を検討した。その結果,音楽聴取による感動と複数の身体反応が複合的に関係していることが示唆された(安田他, 2008)。そこで本研究では,感動と関連する身体反応が,どのような音響特性によって喚起されるのかを検討した。特に本研究では,数ある音響特性の中から音量の変化傾向に着目し,音量の変化傾向が感動と関連の深い身体反応に及ぼす影響について検討することを目的とした。聴取実験の結果,鳥肌が立つ,胸が締め付けられる,背筋がぞくぞくする,興奮するといった身体反応は,音量が増大傾向(クレッシェンド)の場合に生起しやすいことが示唆された。
  • ―聴取者の身体反応と情動の関係性からの検討―
    *安田 晶子, 中村 敏枝, 正田 悠, 森 数馬
    日本認知心理学会発表論文集
    2008年 2008 巻 O2B-04
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/11/10
    会議録・要旨集 フリー
    我々は様々な場面で感動を体験し、感動という言葉を耳にする。なかでも音による感動は多くの人が体験していると言われており(大出他, 2006),音楽聴取による感動は一般的な現象であると考えられる。音楽聴取時の感動は、“General characteristics” “Physical reactions and behaviours”“Perception”“Cognition”“Feelings/Emotions”“Existential and transcendental aspects”“Personal and social aspects”の7カテゴリーから構成されていると言われている(Gabrielsson他, 2003)が、各カテゴリー間の関係については明らかにされていない。そこで本研究ではこれらのうち情動と身体反応に着目し、両者の関係性を実験により定量的に検討した。
  • 感動に関わる聴取者の身体反応と情動の関係性
    *安田 晶子
    日本認知心理学会発表論文集
    2010年 2010 巻 O7-5
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/09/01
    会議録・要旨集 フリー
    多くの人が経験する音楽聴取による感動の生起メカニズムの一端を明らかにするため,以前の研究では,感動と身体反応の関係性を検討した。その結果,音楽聴取による感動と複数の身体反応が複合的に関係していることが示唆された。また感動と情動の関係を検討したところ,音楽聴取による感動には複数の情動が複合的に関わることが示された(安田, 2009)。しかし先行研究において感動との関連が見られた身体反応と情動が,互いにどのような関係性にあるのかについては,これまで明らかではなかった。そこで本研究では,感動,身体反応,情動の三者の関係性を明らかにすることを目指した。結果,音楽聴取による感動には,2つの因子が関わっていることがわかった。一つ目の因子は,情動の覚醒的側面と身体反応からなる因子であり,もう一つの因子は誘意性情動からなる因子であった。
  • 大竹 道哉
    大阪音楽大学研究紀要
    2013年 51 巻 53-70
    発行日: 2013/03/01
    公開日: 2021/04/01
    ジャーナル フリー
    フェルッチョ・ブゾーニ(Ferruccio Busoni, 1866-1924)は、イタリア、エンポリ出身の作曲家・ピアニスト・指揮者・音楽学者である。ピアニストとして幅広く演奏活動を行っただけでなく、作曲家として、オペラをはじめ、幅広いジャンルの作品を残している。また、バッハの作品を校訂し、オルガン作品を編曲したことでも知られている。音楽学者としての著作も残している。ヨハン・ゼバスティアン・バッハは、オルガンのためのコラールに基づかないフーガを含む作品を数多く残している。ブゾーニはこのうち5 曲をピアノに編曲した。このほかにもブゾーニは、バッハのオルガンのためのコラール前奏曲の編曲、自由な改作などを残している。今回は、バッハのオルガンのためのコラールに基づかないフーガを含む作品のピアノ編曲について、演奏者の視点から、特にピアノ編曲によってもたらされた演奏時における身体感覚の違いについて考察していきたい。
  • 前田 陽一郎, 冨士田 響, 亀井 且有, クーパー エリック
    知能と情報
    2020年 32 巻 6 号 975-986
    発行日: 2020/12/15
    公開日: 2020/12/15
    ジャーナル フリー

    音楽が人間の情動に与える影響は昔から研究されており,音楽聴取時における喜怒哀楽といった感情や印象など音楽情動を対象とした研究が一つの分野として成り立っている.しかしながら音楽から情動を引き起こす研究は多々あるものの,情動によって音楽を生成するという研究はこれまであまりなされてこなかった.

    そこで本研究では情動表出として顔の表情に着目し,顔画像により情動を認識することでその情動にあった音楽を生成することを目標とする.例えば,笑っている人の顔画像を用いると明るく楽しい曲が,泣いている人の顔画像を用いると暗く悲しい曲が自動で生成されるシステムを構築する.ここでは顔画像をカメラにより認識し,その表情から情動認識を行う際にRussellの円環モデルを用い,その情動に対応する音楽の生成にはHevnerの円環型尺度を用いた.このシステムを使用することで,例えば映画製作の場において,役者の映像のみでそのシーンにあったBGMが作成できるようになる.本研究ではこのようなシステムを実際に構築し,感性評価実験を行うことにより有効性を検証した.

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