学生がより効果的に実践的知識を学習する環境構築のため, 附属小学校の理科授業場面を大学にライブストリームで配信し, 実験講義を行った。実験講義は, 先行研究におけるテレビ会議による大学講義のノウハウを援用しつつ, 相互作用の保証等の工夫を盛り込み, さらに授業映像の没入感に関する項目を作成し, ストリーム映像の評価を行った。その結果, ①ライブストリーム配信による授業場面は, 直接授業を観察することに次ぐリアリティーを持つ効果的な方法であること, ②学生は今回のような授業場面の視聴を望んでいるが, ビデオ録画によるものでもよいと考えていること, が示された。
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