素粒子実験Belleグループは研究現場から社会へ向けた情報発信活動の一環として、高校生を対象としたサイエンスキャンプを開催している。キャンプでは、「研究者と同一の研究環境における研究体験」に重点をおいた実習活動を通じて、自然科学研究への理解を深めてもらうことを目的としている。実際の研究に使用している大型素粒子測定器や実験データを公開し、研究者が普段から行っている研究プロセスを体験できる学習プログラムを実践している。本稿では第1回キャンプ開催を振り返るとともに、その成果をフィードバックした第2回キャンプ開催について報告する。
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