詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "将監峠"
7件中 1-7の結果を表示しています
  • 小疇 尚, 清水 文健, 岩田 修二, 岡沢 修一
    東北地理
    1972年 24 巻 1 号 50
    発行日: 1972年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    The writers found some block streams in the Kantô Mountains (these localities and details are as in table). The distribution of the trees on the block streams and lichen covering the blocks indicates that additions of new materials have virtually ceased. The lack of the matrix indicates that under periglacial condition, blocks were produced by mechanical weathering in full flourish resulting from frost action and moved downward on the slope by the mass wasting. Therefore, the writers consider that these block streams are of the fossil periglacial morphology.
  • 大津 千晶, 星野 義延, 末崎 朗
    植生学会誌
    2011年 28 巻 1 号 1-17
    発行日: 2011/06/30
    公開日: 2017/01/06
    ジャーナル フリー
    1.秩父多摩甲斐,八ヶ岳,南アルプス地域の山地帯・亜高山帯草原へのニホンジカの影響を把握するために,1980年代に植生調査が行われた地域で追跡調査と,ニホンジカの利用度を推定するために糞粒数のカウントを行った.
    2.得られた植生調査資料からDCAによって種組成の変化傾向を調べた結果,DCA第1軸の1980年代と2008年のスタンドのスコアの変化量とニホンジカの糞粒数との間に正の相関関係がみられた.このことからニホンジカの草原利用が種組成変化に大きな影響を与えていることが明らかになった.
    3.パス解析を用いて,草原の種組成変化に影響する要因間の相互関係を調べた.その結果,積雪深の浅い地域の人工建造物からの距離が遠い草原をニホンジカが選択的に利用していることがわかった.ニホンジカが選択的に利用する草原で種組成変化が大きく,次いで林縁から近い草原で,種組成変化が大きい傾向があった.
    4.地域別に種組成変化の大きさをみると,八ヶ岳山域に属する地域では種組成変化が相対的に小さく,ニホンジカの影響が少なかった.逆に南アルプス山域の櫛形山は種組成の変化が大きかった.秩父山地では東側の奥多摩地域や,秩父山地の主稜線に近い地域ほど種組成の変化が大きい傾向にあった.
    5.ニホンジカの影響が強くなるにつれて種数は増加から減少に転じる傾向があった.遷移度の変化率から,遷移は停滞段階,退行段階,進行段階の順に推移する可能性が示唆された.
    6.ニホンジカの影響が強くなるにしたがって,中型から大型草本の減少,裸地の形成を経て,グラミノイド類を中心とした小型の草本種,木本種の増加が起きることがわかった.以上の結果から,ニホンジカの影響により遷移の退行,進行段階に推移した草原に防鹿柵を設置すると,逆に木本種などの侵入を促進してしまう可能性がある.そのため在来草本群落の保全のためにはより早期にニホンジカの影響を低減させることが望ましいと考えられた.
  • 新井 浩文
    交通史研究
    1990年 25 巻 73-75
    発行日: 1990/12/15
    公開日: 2017/10/01
    ジャーナル フリー
  • 酒井 智晴
    交通史研究
    1990年 25 巻 71-73
    発行日: 1990/12/15
    公開日: 2017/10/01
    ジャーナル フリー
  • 高山 始
    造園雑誌
    1935年 2 巻 3 号 224-238
    発行日: 1935/12/28
    公開日: 2011/04/13
    ジャーナル フリー
  • 清水 長正
    地理学評論
    1983年 56 巻 8 号 521-534
    発行日: 1983/08/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    秩父山地の山稜部周辺には,凹凸が少なく平滑で,表層に岩塊が堆i積する岩塊斜面が発達する.岩塊斜面は,斜面型,分布高度,斜面堆積物(岩塊層)の層相,その上下に存在する火山灰などから,最終氷期に形成された化石周氷河斜面と推定される.
    岩塊斜面の形成期は,雲取期(最終氷期前半期),金峰1期(最終氷期極相期),金峰II期(晩氷期)に区分される.岩塊層は,雲取期と金峰1期の間で,マトリックスを有する層からマトリックスを欠く層へと変化している.雲取期には,山地全域にわたって岩塊斜面が発達し,その下限は標高1,700~2,300mである.金峰11期には,おもに金峰山の2,300m以上の部分に小規模に岩塊斜面が発達していたにすぎない.これらの岩塊斜面の分布が示す地域を,その時期の周氷河極相地域と考えた.
    現在,雲取期および金峰1期の岩塊斜面は亜高山針葉樹林に,金峰II期の岩塊斜面はおもにハイマツに,それぞれおおわれているYこのような岩塊斜面と植生との関係は,最終氷期から後氷期にかけて岩塊斜面が安定していくとともに,ハイマツ,亜高山針葉樹林の順に植生が侵入する経過を示すものと考えられる.
  • 多摩川・荒川源流部を中心に
    池田 友仁, 志賀 和人, 志賀 薫
    林業経済
    2017年 70 巻 2 号 9-28
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本論文では、2000年に地種区分の見直しが行われた秩父多摩甲斐国立公園を事例に地域制国立公園の理念が地種区分と施業規制にどのように反映されているか、その実態を明らかにした。このため、国立公園地域の施業規制の実態と森林所有者に対する地種区分の決定過程を検討し、多摩川・荒川源流部の埼玉国有林と水道水源林の森林管理計画と施業区分の変遷から地種区分の変更が森林施業に与えた影響を小班単位に分析した。地種区分の見直しの際に国・都県と東京大学秩父演習林には、関東地方環境事務所から事前協議が行われたが、東京大学秩父演習林以外では当時の記録は確認できず、私有林所有者への対応は関係都県に任され、公示後に初めて見直し結果を知ったとする私有林所有者もみられた。土地所有権の制限を伴う地種区分の根拠と決定過程の透明性の確保や多様性を持つ地権者の森林管理の実態解明とともに専門的技術者や情報を持たない私有林所有者に対する支援が必要となる。
feedback
Top