詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "山上賢治"
9件中 1-9の結果を表示しています
  • 藍原 龍介, 大野 哲郎, 持木 彫人, 小磯 博美, 浅尾 高行, 桑野 博行
    日本消化器外科学会雑誌
    2010年 43 巻 4 号 359-364
    発行日: 2010/04/01
    公開日: 2011/12/27
    ジャーナル フリー
     症例は66歳の男性で,第13病日に胃切除後の縫合不全にて腹腔内膿瘍を形成した.CTガイド下ドレナージにて膿瘍は改善し経口摂取を開始したが,第35病日に再び発熱を認めた.敗血症(血液培養陽性:Stenotrophononas maltophilia)の診断で抗生剤治療を開始したが解熱を認めなかった.循環・呼吸状態が急速に悪化したため人工呼吸器管理を開始した.末梢血にて血球減少(Hb 7.8 g/dl,Plt 19×103 /μl),CTにて肝脾腫大を認めた.骨髄にて血球貧食像を認めたため,血球貧食症候群と診断し同日よりステロイドパルス治療(ソルメドロール1 g/日,全3日間)を開始した.翌日より呼吸状態の改善と解熱を認め,血球減少も著明に改善した.ステロイドパルス治療から1週間後には経口摂取を開始し第72病日には退院となった.退院から8か月,血球貧食症候群の再発兆候は認めない.
  • 仁科 有美子, 土屋 貴彦, 青木 正紀, 山上 賢治, 早川 純子, 金子 菜穂, 西成田 進
    臨床リウマチ
    2009年 21 巻 2 号 169-173
    発行日: 2009/06/30
    公開日: 2016/03/31
    ジャーナル フリー
        We report a case of 79-year-old woman with an inflammatory aneurysm occurred in a thoracic aorta. The patient was admitted to our medical center because of continuous pyrexia of unknown origin. A marked elevation of serum C-reactive protein level was observed. Infections, collagen vascular diseases and neoplastic disease including malignant lymphoma were found to be unlikely by hematologic, serologic and radiographic examinations. Autoantibodies including antineutrophil antibodies were undetectable. Only enhanced-computed tomography revealed an abnormal finding, so-called mantle core sign, in thoracic aorta, which is specific for inflammatory aortic aneurysm. In general, the disease occurs in abdominal aorta, and the involvement of thoracic aorta like this case is rare. Usually, an aortic aneurysm occurs based on atherosclerotic change of blood vessels, and the aspects of an inflammation of large vessels have been focused recently at the pathological findings, the cytokine profiles and the immunological abnormalities. Thus, the differential diagnosis of the disease from Takayasu arteritis, a prototype of a large vessel vasculitis, is often difficult. The diagnostic procedure to differentiate from the other large vessel vasculitis, Takayasu arteritis and atherosclerotic diseases in abdominal aorta, is discussed.
        The patient was given oral prednisolone which lead to favorable outcome.
  • 日本エイズ学会誌
    2004年 6 巻 4 号 471-473
    発行日: 2004/11/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 岩井 俊, 山形 愛可, 関村 敦, 本野 望, 薄田 勝男, 浦本 秀隆
    日本呼吸器外科学会雑誌
    2020年 34 巻 7 号 693-698
    発行日: 2020/11/15
    公開日: 2020/11/15
    ジャーナル フリー

    症例は50歳,女性.造影剤アレルギーのため入院歴があった.左肺上葉に大動脈弓部遠位部に接する結節性病変を認め,PET-CTでは同部位にFDGの高度集積を認めた.肺癌または血管肉腫を疑ったが,胸部MRIで胸部大動脈解離を認めた.ステントグラフト内挿術(TEVAR)を施行し,胸腔鏡下生検術を行う方針となった.喀血,腫瘤径の増大と肺内出血を認めTEVARによる緊急手術をし,術後に気管支鏡検査を行ったが,診断に至らなかった.しかし胸部CTで腫瘤が縮小し,大動脈解離による炎症性腫瘤と診断された.本症例は造影剤による画像診断が不可能であり診断に難渋した.胸腔鏡下生検術により診断する予定であったが,大動脈解離の合併があり出血のリスクが高く,困難な状況であった.悪性腫瘍と良性腫瘍との鑑別方法として胸腔鏡下生検術が有用であるが,大動脈解離の併存により困難であった症例を経験したので文献的考察を加えて報告する.

  • 日本エイズ学会誌
    2001年 3 巻 4 号 338-340
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 田中 麻理, 壽 順久, 高田 洋子, 山岡 俊文, 片山 一朗
    皮膚の科学
    2018年 17 巻 3 号 173-180
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/15
    ジャーナル 認証あり
     膠原病疾患の合併症の1つに心外膜炎があることは広く知られている。我々は全身性強皮症,全身性エリテマトーデス,シェーグレン症候群の overlap syndrome に心外膜炎を合併し,著明な心嚢液貯留をきたした1例を経験したので報告する。60歳代,女性。1990年に近医で全身性エリテマトーデスと診断され,2010年よりレイノー症状が出現していた。2016年5月より手指の腫脹と進行する指端潰瘍が出現し,同年10月当科を紹介受診された。精査の結果,全身性強皮症,全身性エリテマトーデス,シェーグレン症候群の overlap syndrome と診断された。2017年2月に急激な全身浮腫,心嚢液貯留,補体低下を認め,全身性エリテマトーデスの急性増悪による心外膜炎と判断し,ステロイドミニパルスおよび高用量プレドニゾロンを投与し,心内膜炎の症状は軽減したが,指端壊疽は急速に進行した。高容量ステロイドの投与により,全身性エリテマトーデスによる心外膜炎は改善させることが出来たが,同時に全身性強皮症による指端壊疽を悪化させた一因となってしまったと考えられた。overlap syndrome の時には,それぞれの疾患に対しよく病態を考え,個々の症状に対して適切に治療を行わなければならない。(皮膚の科学,17: 173-180, 2018)
  • 日本エイズ学会誌
    2004年 6 巻 4 号 473-475
    発行日: 2004/11/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 青木 正紀, 畑中 良, 山上 賢治, 早川 純子, 西成田 進
    臨床リウマチ
    2010年 22 巻 3 号 313-319
    発行日: 2010/09/30
    公開日: 2016/02/26
    ジャーナル フリー
       76才,女性.2008年1月,皮膚生検で強皮症と診断.心囊液,胸水貯留を認め,胸水穿刺・利尿剤投与にて軽度軽快したが再度増悪.胸水貯留は徐々に軽快したが,心囊液は残存したため,ステロイド剤を開始したところ,心囊液は減少した.しかし,腎機能の増悪と心囊液の再貯留を認め,腎不全・心不全で永眠.一時的ではあるがステロイド剤が心囊液に対し効果を認め,その後腎不全と共に増悪した注目すべき病態と考えた.
  • 日本臨床免疫学会会誌
    2003年 26 巻 4 号 207-215
    発行日: 2003/08/31
    公開日: 2009/02/13
    ジャーナル フリー
feedback
Top