詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "山下幸雄"
43件中 1-20の結果を表示しています
  • 島田 順
    日本蚕糸学雑誌
    1982年 51 巻 2 号 137-140
    発行日: 1982/04/27
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    家蚕の成虫分化に関するアラタ体の機能を検討するために, アラタ体摘出蚕に除脳手術を施こし, その後の発育状況を調査した。
    蛹化前の特定な時期にアラタ体を除去しておいた個体を, 蛹化脱皮直後に除脳することによって, 普遍的な品種からも蛹期が60日以上におよぶ水続蛹が誘導された。このようにして得られた永続蛹の場合も, その出現率は雌より雄における方が高かった。また, 除脳だけで永続蛹が得られる蚕品種においても, あらかじめアラタ体を摘出しておくことにより永続蛹出現率が高められた。
    以上の結果から, 除脳によって永続蛹ができやすいか否かは, 脳ホルモン (PTTH) がアラタ体を介して体液中に放出される時期の早晩のみならず, アラタ体への移行時期の早晩にも関係するものと考察した。
  • 小林 勝利, 深谷 昌次, 三橋 淳
    日本蚕糸学雑誌
    1960年 29 巻 4 号 337-340
    発行日: 1960/08/31
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    蛹化直後に除脳して得られたカイコ (日122号×支115号) の “永続蛹” の除脳後30日以後における成虫化について農林省蚕糸試験場および農林省農業技術研究所において同時に調査し, 以下の結果を得た。
    1. 春蚕期に得られた90日令の “永続蛹” は除脳後約180日を経過するころまでには成虫化を示すことがほとんどないが, これらの蛹も除脳後約10ヵ月を経過するころまでにはほとんど全部が羽化した。
    2. 夏蚕期に得られた30日令の “永続蛹” は除脳後約60日を経過するころまでには成虫化を示すことがほとんどないが, その後羽化する個体が現われ, 除脳後約10ヵ月を経過するころまでにはほとんど全部が羽化し, 夏蚕期に得られた “永続蛹” は春蚕期に得られた “永続蛹” より早期に成虫化が始まる傾向が得られた。なお, “永続蛹” の中には除脳後300日以上も未分化のままで生存した例もあった。
    3. 除脳後30日以上を経過した “永続蛹” からその後に羽化する個体の蚕期による蛹期間の長短を内分泌学的見地から検討し, さらに蛹休眠をする昆虫としない昆虫との除脳効果の差異について述べた。
  • 小林 勝利, 中曽根 正一
    日本蚕糸学雑誌
    1960年 29 巻 3 号 203-205
    発行日: 1960/06/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    カイコ蛹における脳ホルモン分泌の低温による抑制を日122号×支115号および支115号×日122号の蛹化直後の蛹を用いて実験した。
    脳からのホルモン分泌は雄では5~15℃, 雌では2.5~10℃である程度抑制されるが, 雄では2.5℃以下, 雌では0℃以下では停止することが知られ, これらについて考察した。
  • 小林 勝利, 石戸谷 幸雄, 横平 喜代子
    日本蚕糸学雑誌
    1963年 32 巻 1 号 28-30
    発行日: 1963/02/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    カイコの5齢幼虫の摂食時間と成虫化に関する脳ホルモソ臨界期との関係を永続蛹の出現率で調べた。
    その結果, 5齢桑つけ後熟蚕期までの間では長時間摂食した幼虫により多数に永続蛹が出現したがこの傾向は雌が顕著であった。このことから5齢期の栄養条件と脳ホルモンの臨界期について論じた。
  • 小林 勝利, 石戸谷 幸雄, 横平 喜代子
    日本蚕糸学雑誌
    1963年 32 巻 1 号 31-33
    発行日: 1963/02/25
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    春, 夏および晩秋の3蚕期を通じて全齢1日2回給桑によって脳ホルモソ生物検定用の永続蛹が得られることを知った。ただし, 1日3回給桑の場合よりも永続蛹の出現率が低下することがある。
  • 小林 勝利, 山下 幸雄
    日本蚕糸学雑誌
    1959年 28 巻 2 号 67-71
    発行日: 1959/04/30
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    蚕蛾の脳が蛹の成虫化に対してホルモン的に作用すること, および成虫分化に対する脳ホルモンの作用系について研究し, つぎの点を明らかにした。
    1. カイコの蛾の脳からも, 蛹や幼虫の脳と同様に永続蛹の成虫化に関与するいわゆる脳ホルモンが分泌される。
    2. カイコの蛹においては, 脳は前胸腺を活性化させるホルモンを分泌し, 前胸腺から成虫化を導くホルモンが分泌される。
  • 島田 順, 森 精
    日本蚕糸学雑誌
    1985年 54 巻 5 号 359-365
    発行日: 1985/10/30
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    家蚕とエリ蚕の除脳人工休眠蛹, 家蚕のアラタ体摘出・除脳人工休眠蛹, ならびにアメリカシロヒトリの休眠蛹の皮膚の超微形態を電子顕微鏡で観察した。また, アラタ体摘出・除脳家蚕蛹が脳ホルモン (PTTH) 検定材料として適性であるかを調査するため, 人工休眠蛹へ数種の化学物質の投与を行い, 発育再開の難易と発育停止段階との関係を調査した。
    各人工休眠蛹の発育停止段階には多少の差は認められたが, いずれの人工休眠蛹もアポリシス (pupaladult apolysis) 開始以前に発育の停止が観察された。また, エリ蚕除脳蛹をのぞく人工休眠蛹 (家蚕) では, 投与したすべての化学物質によって成虫化が誘導され, 発育停止段階の早晩と発育再開の難易とは無関係であるという結果を得た。
  • 新田 浩通, 小笠原 静彦
    関西病虫害研究会報
    1997年 39 巻 57-58
    発行日: 1997/05/01
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • (VI) ウイルスの増殖に対する中腸皮膜細胞の感受性とその局所差
    山口 定次郎
    日本蚕糸学雑誌
    1962年 31 巻 2 号 90-96
    発行日: 1962/04/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    4令起蚕において, 冷蔵, 中腸型多角体病ウイルス添食および冷蔵後中腸型多角体病ウイルス添食など, 蚕の中腸型多角体病を発生させるような二, 三の条件を与え, 中腸皮膜細胞の病理組織学的変化を観察し, 細胞の感受性とその局所差の有無を観察し次の結果を得た。
    (1) 春蚕期支115号を材料とし4令起蚕を5℃ に24時間冷蔵したところ, 外観上空頭蚕病状を呈し中腸型多角体病とならず, 組織学的には中腸皮膜の円筒細胞は細胞質に空胞が多くなり, 核は著るしく膨大し, その染色質の分布など著るしい異常を来たした。この様な細胞には決して多角体形成がみられなかった。
    (2) 同様な4令起蚕に一定量の中腸型多角体病ウイルスを添食させたところ, 同じく外観空頭蚕症状の病蚕となり, 組織学的にも殆んど (1) の場合と同様な異常を呈した。
    (3)(1) と同様に冷蔵した蚕に (2) と同様に中腸型多角体病ウイルスを添食させたところ, 外観は空頭蚕症状を呈すると共に, 大部分は中腸型多角体病蚕となった。しかしこの区では多角体を形成した細胞でも (1),(2) にみるような細胞質の空胞化, 核の膨大化は全く見られなかった。
    (4) 上記 (1) および (2) の場合における円筒細胞の空胞化, 核の膨大化などの異常現象は中腸後部に早期にかつ顕著に現われ, 漸次中部および前部へと移行して行くが, 前部の変化は常に軽度である。
    (5)(3) の場合における中腸型多角体の形成もはじめ中腸後部に起こり, 漸次中部に進み最後に前部に移行する。
    (6) 中腸型多角体病感染の比較的初期には, 中腸最後端部の20~30個の細胞には, 一般に多角体は形成され難い。
    (7)(1),(2) および (3) の結果から, これらの処理によって生ずる細胞の形態の異常変化は中腸後部の細胞に顕著に現われることがわかったが, このことから襞の多い後部の細胞は環境の変化やウイルス感染などに対し最も感受性が大であり, 中部, 前部と前方にいたる程順次感受性が小さいようである。
    (8) 組織学的観察から判断すると, 多角体を形成しない型の空頭症状蚕になるか, あるいは中腸型多角体病蚕になるかは, 病気誘発または感染の極めて初期に決定されてしまうものと考えられる。
  • 小林 勝利, 山下 幸雄
    日本蚕糸学雑誌
    1959年 28 巻 6 号 335-339
    発行日: 1959/12/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    カイコの幼虫, 蛹および蛾のアラタ体の機能を蛹化直後に除脳してえられた永続蛹を被移植体として用いることによつてしらべた。
    4令72時間幼虫, 5令8時間幼虫, 熟蚕, 蛹化直後の蛹, 蛹化後5日目の蛹および蛾のアラタ体をそれぞれ3対ずつ永続蛹に移植すると, いずれの場合でも移植後大多数は25℃で, 16~21日を経て羽化する。
    この実験からカイコのアラタ体にはいわゆる幼若ホルモンの分泌以外に移植したアラタ体の場合には脳の神経分泌物の放出器官としての役割があることが明らかにされた。
  • 小林 勝利, 中曽根 正一
    日本蚕糸学雑誌
    1959年 28 巻 2 号 72-76
    発行日: 1959/04/30
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    カイコの脳ホルモン分泌の低酸素分圧または一酸化炭素による阻止について実験し, その結果つぎのことが明らかにされた。
    1. 日122号×支115号の化蛹直後の蛹を酸素分圧1%または5%のガスに24時間接触させ, その直後に除脳すると, 永続蛹と羽化する蛹が現われる。除脳しなければ処理蛹はその後全部羽化する。
    2. 化蛹直後の蛹をCO:O2=99:1又は95:5の混合ガス中に入れ, 後24時間引続き明所に保護した蛹と光線を遮断し暗黒で保護した蛹をいずれも処理後に除脳した場合にはCO 99%, 暗区では蛹はすべて永続蛹となり明区では羽化する個体と永続蛹とが約半数ずつ現われた。この傾向はCO 95%でも同様であつた。この結果から脳ホルモン分泌におよぼす一酸化炭素の影響は光可逆的である。
    3. 脳のチトクロームオキシダーゼを組織化学的に検索してその存在を明らかにし, CO 99%の暗区の蛹の脳ではその活性が明区および無処理の化蛹後24時間経過の蛹の脳よりも弱いことを観察し, その活性部位の所見から, 脳ホルモンはこの酵素の活性の高いような条件下において造成・放出されるものと思考した。
  • 新田 浩通, 森田 剛成, 木澤 悟
    関西病虫害研究会報
    2011年 53 巻 77-78
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/01
    ジャーナル フリー
    Aminoethoxyvinylglycine (AVG), also known as aminoethoxyvinylglycine hydrochloride, is a biochemical plant regulator. A field experiment was conducted during the 2006 season using trees of Japanese pear ‘Kosui’ to investigate the effect of AVG on the occurrence of ring rot on fruit. A spray of AVG at 150 ppm was applied about 1 month before commercial harvest was expected. The result confirmed that such a pre-harvest spray delayed the occurrence after harvest of ring rot on fruit of Japanese pear.
  • 蜷木 理, 土井 良宏, 筑紫 春生
    日本蚕糸学雑誌
    1980年 49 巻 4 号 347-351
    発行日: 1980/08/28
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    2眠蚕の連関検索を行った結果, 本遺伝子は第11連関群に属しており, 既知の眠性遺伝子とは異なることが判明した。そこで改めてこれを2眠 dimolting (記号, mod) と命名した。さらに, K, mp両遺伝子を基準に選び3点実験を行い, mod遺伝子の座位を第11連関群15.5と決定した。
  • 山本 俊雄, 蒲生 卓磨, 広部 達道
    日本蚕糸学雑誌
    1978年 47 巻 3 号 181-185
    発行日: 1978/06/28
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    インドネシヤ多化蚕系統においてみいだされた着色非休眠卵 (pnd) の連関分析を行った。その結果pndKと連関し, 第11染色体上に座乗することが明らかになった。K-pndの2遺伝子間の組換実験ならびにK-mp-pndによる3点実験を行い, pndの座位を30.5と決定した。また, これまで24.0とされてきたmp遺伝子の座位を28.6に改めた。
  • 日本蚕糸学雑誌
    1959年 28 巻 5 号 334
    発行日: 1959/10/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 昭典
    日本蚕糸学雑誌
    1957年 26 巻 1 号 82-83
    発行日: 1957/02/28
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 古沢 久仁彦, 山下 興亜, 斎藤 哲夫
    日本応用動物昆虫学会誌
    1979年 23 巻 4 号 257-259
    発行日: 1979/11/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
  • 山下 幸雄
    照明学会雑誌
    1977年 61 巻 11 号 690-698
    発行日: 1977/11/25
    公開日: 2011/07/19
    ジャーナル フリー
  • (VII) 中腸型多角体病発現と中腸皮膜細胞における核酸の分布およびその動き
    山口 定次郎
    日本蚕糸学雑誌
    1962年 31 巻 2 号 114-121
    発行日: 1962/04/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    家蚕中腸皮膜細胞の正常な場合および中腸型多角体病を誘発させようとした場合とについて, 組織化学的ならびに超生体染色法をもって核酸の分布とその動きを観察し次の事実を明らかにした。
    (1) 中腸皮膜細胞のDNAおよびRNAの染色性についてはMG・Pによる染色の場合組織片切ではpH 4.7が適当し, 生細胞の場合はpH 6.5が適当する。PHがこれより高低いずれの場合も染色度やDNAとRNAの染め分け度が低下する。
    (2) 中腸円筒細胞の細胞質は全体としてPに赤染されやすく, したがってRNAが多い。しかし紫色を帯びる場合も見られる。盃状細胞の細胞質は常にRNAが少ない。
    (3) 中腸円筒細胞の核はMGに青緑色に染まりやすく紫色を示す場合も見られるが, FEULGEN反応も陽性でDNAが多い。盃状細胞の核は一般にDNAが少ない。
    (4) 冷蔵処理によって中腸円筒細胞のあるものでは核中に大小不規則の1乃至数個の仁が赤染されRNAの多いことが見られる。また中腸型多角体病蚕の円筒細胞の核はMGでもデラフィールド・ヘマトキシリンでも淡染または不染で, DNAが少なく形も不規則になる。
    (5) 蟻蚕や起蚕では中腸細胞の細胞質にRNAが少なく, 食桑すれば急に増加する。一般に食桑期に比して催眠期から熟眠期にかけてはRNAが少ない。
    (6) 円筒細胞の核のRNAと細胞質のRNAは相互に関連があり, また円筒細胞の核のDNAも細胞質の方へ浸出する場合があるように思われる。
    (7) 中腸型多角体形成初期の円筒細胞では細胞質にRNAが増加する。とくに核膜の外周, 細胞の上部および形成中の多角体の近辺に多い。多角体形成が完了するとRNAは減少する。
    (8) 一般に中腸後部の皮膜組織にはRNA多く, 中腸前部これに次ぎ中腸中部には少ない。すなわち中腸の部位により細胞のRNAの量に相違があるように思われる。
  • 岩下 嘉光
    日本蚕糸学雑誌
    1965年 34 巻 4 号 263-273
    発行日: 1965/07/20
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    1.カイコの幼虫で軟化病ウイルスの感染により, 最初に組織学的変化が起るのは中腸の盃状細胞であり, ついで円筒細胞に変化が観察される。
    2.軟化病ウイルスは中腸の盃状細胞で増殖し, ついで円筒細胞に感染するものと考えられる。しかも観察した範囲では中腸皮膜組織の前部の細胞から次第に後部の細胞へと感染するものと推察される。
    3.盃状細胞は感染初期に強い塩基好性を示す。その後この細胞の細胞質の顕著な肥厚, ミトコンドリアの減少がみられ, 遂には胞を包んで球状化して退化消失し, 一部の退化細胞は胃腔内に離脱する。
    4.円筒細胞は感染初期に強い塩基好性を示す。その後核の肥大およびhyperchromatosis, 細胞質の粗構化, そして空胞化がみられ, また核に近接した細胞質に好塩基性の球状体 (basophilic body) が形成される。ついで膨化核の染色質の集塊状変性が観察される。退化細胞は胃腔内に離脱する。
    5.ウイルス性軟化病蚕にみられる胃腔膜の肥厚は, 退化細胞の溶解物と感染中期にみられる円筒細胞の異常分泌によるものである。
    6.軟化病ウイルスと核多角体病ウイルスおよび軟化病ウイルスと細胞質多角体病ウイルスとの二重感染個体をそれぞれ観察した。
feedback
Top