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クエリ検索: "川崎一彦"
10件中 1-10の結果を表示しています
  • 学校設立と交流の歴史
    早野 曜子
    生活大学研究
    2021年 6 巻 1 号 118-128
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/04/21
    ジャーナル フリー
    2020 年5 月1日にデンマークにあるオレロップ体育アカデミー(旧称:オレロップ国民高等体操学校)が創立100周年を迎えた。1920年に創立されたオレロップ体育アカデミーと1921年に創立された自由学園は1931年以来90年に亘り学校間交流が続いている。デンマークのフォルケホイスコーレ(国民高等学校)として創立されたオレロップ体育アカデミー(以後オレロップ)と自由学園の教育理念を検証すること、学園生のオレロップへの留学経験がその後の人生にどのように影響しているか、また90年間の国際交流の変遷・今後の課題について留学生へのアンケートとインタビューから検証する。本稿「(その1)―学校設立と交流の歴史―」では、オレロップ体育アカデミーおよび自由学園の創立の背景と教育理念、またデンマーク留学について歴史的変遷を概観する。
  • 竹内 典彦
    グローバル人材育成教育研究
    2021年 9 巻 1 号 28-30
    発行日: 2021年
    公開日: 2023/01/11
    ジャーナル オープンアクセス
  • デンマーク留学と国際理解
    早野 曜子
    生活大学研究
    2022年 7 巻 1 号 45-62
    発行日: 2022/05/07
    公開日: 2022/05/07
    ジャーナル フリー
    2021年に創立100年を迎えた自由学園は、デンマークにあるオレロップ体育アカデミー(旧オレロップ国民高等体操学校)と1931年以来90年に亘り学校間交流を続いている。交流史その1では交流が今日まで途切れず続く要因についてデンマークのフォルケホイスコーレ(国民高等学校)として創立されたオレロップ体育アカデミー(以後オレロップ)と自由学園の共通点を考察した。本稿では日本における海外留学の変遷とオレロップへの留学の効果について留学生へのアンケートとインタビューから検証し、時代背景と留学目的から留学を3 期に分け考察した。
  • 川崎 一彦
    労務理論学会研究年報
    2000年 9 巻
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2018/03/29
    会議録・要旨集 フリー
  • ―デンマーク若者連盟におけるハル・コックの思想に着目して―
    原田 亜紀子
    社会教育学研究
    2017年 53 巻 1 号 1-12
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/12/04
    ジャーナル オープンアクセス

      This study aims to examine how young Danish people learn democracy outside school, focusing on Hal Koch’s concept of democracy, which is the core value of Danish Youth Council (Dansk Ungdoms Fællesråd: DUF). DUF is a national youth council, governing more than 70 children and youth organizations in Denmark. Through the analysis, this study discovered the following points. First, Koch inherited the notion of enlightenment of people by Grundtvig in his own way. Grundtvig’s original idea had two aspects: 1) building nationalism on the basis of Danish culture and 2) creating political subjectivity. The latter aspect diminished gradually but Koch turned it around, emphasizing the latter during the Nazi period in Denmark.

      Second, Koch thought that political education and skill development are important in lifeform(livsform), where people from different backgrounds have a dialogue with each other. DUF is a place for practicing political education and skill development and cultivating young people’s ability.

      Third, DUF faces a new tendency of more individualistic motivation or consumer attitude for youth participation than learning democracy. This is an issue in forming a democratic thought because Koch defined that democracy is a part of everyday life.

      Fourth, the “School for Democracy” is a birthplace where people from every social class are approachable for political decision-making.

  • —学習協会による活動を中心に—
    松田 弥花
    日本公民館学会年報
    2021年 18 巻 154-162
    発行日: 2021/11/30
    公開日: 2022/02/03
    ジャーナル フリー

    The aim of this paper is to clarify how learning opportunities and the ensuring of the safe lives of the country’s citizenry during the COVID-19 pandemic are being sustained by Swedish popular education (folkbildning) organizations. In this study, 10 study associations (statsbidragsberättigade studieförbund) that organize study circles in Sweden were examined to see how the role of popular education has developed and has been maintained. These study associations are a type of “association (förening);” förening is sometimes expressed as being a “school of democracy” that supports various citizens’ activities in local communities. This paper describes how Swedish democracy is being supported by these study associations amidst the COVID-19 pandemic.

    Information relating to COVID-19 was accessed from the websites of these associations and analyzed in order to review their activities and the new challenges they have faced. Three main categories of activities that these associations have either initiated or created themselves to enable the citizens they serve to avoid the isolation brought on by the pandemic were identified. These include online activities, various ways to share information, and outreach. For example, the functions of IBASHO and information sharing are provided through online activities or sometimes through phone contact, whereas lifestyle support functions such as activities for health promotion have been continued out of doors. In the end, it could be said that keeping the “functions” of these facilities going is more important than considering how to reopen them.

  • ある心身障害者の例にみる、「線」が切り開く生の新たな可能性について
    中谷 和人
    文化人類学
    2016年 81 巻 3 号 431-449
    発行日: 2016年
    公開日: 2018/02/23
    ジャーナル フリー
    ミシェル・フーコーの生権力(生政治)論は、我々の生をとりまく今日の社会政治的布置を批判的に記述・分析するための有効な視座を提供してきた。しかし他方で、フーコー自身は、生がそうした特定の権力布置から絶えず「逃れ去る」ものであることも鋭く指摘していた。本論ではこの指摘を踏まえつつ、デンマークの障害者美術学校「虹の橋」に所属していた一人の男性生徒のドローイングに焦点をあて、その「線を描く」という営みが、いかに現在支配的なそれとは異なった生存の仕方(生き方)を可能とするかを追究していく。1980年代以降デンマークで進められてきた脱施設化の過程は、決して障害者の単なる「自由解放」ではなかった。むしろ、その延長線上に近年実施されたある全国プロジェクトの例から浮き彫りになるのは、かれらの自己決定や参加を、いかに 客観的で標準化された形式のもとで監視し、コントロールするかという問題である。そしてそのさいに活用される方法こそ、「監査」と呼ばれる新しい統治技法にほかならない。だが、自己と他者の統治、そして自らの生の形式化は、必ずしも監査の実践を通じてのみなされうるわけではない。そこで取り上げるのが、虹の橋に長年在籍しつつも、2012年に急逝したセアンという男性の事例である。先在する経験の模倣や再現ではなく、むしろ、その真の「所有」を通じて自己自身の変容へと向かうセアンの線描画制作、そしてその作品の中にたどられた「物語」に随うという他者の営みがつくりあげてきたのは、監査におけるそれとは根本から異なった、美学的でかつ倫理学的な自己の自己自身に対する関係、自己と他者のあいだの関係である。本論ではこれを、プロジェクトで作成される「図」と、セアンが描く「作品」との比較を通じて明らかにすることで、今日支配的な社会政治的布置の内部で「線」が切り開く生の新たな可能性について探究する。
  • 池田・ヘニングセン対談が示唆するもの
    寺田 治史
    太成学院大学紀要
    2013年 15 巻 179-190
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/05/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    教育の目的は人間の幸福にあると考えたのは,デンマ-クではニコライ・フレデリック・セブリン・グルントヴィ(Nikolaj Frederik Severin Grundtvig 1783-1872)であり,わが国においては牧口常三郎(1871-1944)である。(1)近年,行われている各種の幸福度調査ではいずれの調査でもデンマ-クは常に上位を占め,わが国は下位に位置する。今後,我が国の教育を考える時,彼の国の教育理念を再認識し,大いに学ぶことがあるように思える。副題に掲げた「池田」とは創価大学・学園創立者,池田大作(1928〜)のことである。小説「人間革命」の著者でもあり広く世界の教育者と対談を重ね,2012年度で世界の教育学術機関から315を越える名誉学術称号が贈られている。また「ヘニングセン」とはHans Henningsen(1928〜)のことである。グルントヴィ研究の第一人者として著名であり,デンマ-ク教員育成大学協会理事長(1993〜2003)などを勤めた教育者であり,牧師でもある。1994年にはデンマ-ク王室より「国家ナイト十字勲章」の称号を贈られている。(2)この両者が対談集「明日をつくる"教育の聖業"-デンマ-クと日本 友情の語らい-」(2009 潮出版社)を編んでおり,本稿は,それに因んで,グルントヴィの教育理念が日本の教育に及ぼしてきた歴史を振り返りつつ,牧口の教育理念が池田によって新たな人間教育論へと展開されている背景を探ってみようと考えた。
  • 福祉国家の再編がもたらす影響
    坂口 緑
    ボランティア学研究
    2012年 12 巻 63-75
    発行日: 2012/07/31
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル オープンアクセス
     ボランタリーセクターに関する研究は、長い間、アメリカがリードしてきた。アメリカでは、伝統的に政府の果たす機能が限定されており、その代わり、多様なボランティア団体が国家の代替機能を果たしてきた。ヨーロッパにおいても近年、福祉サービス供給者としてボランタリーセクターが注目され、それをどのように市民社会がコントロールすべきかという規範的な関心が高まっている。背景にあるのは、福祉国家の再編である。ヨーロッパの中の小国デンマークでも、福祉国家の再編をめぐる議論を経て、ボランタリーセクターをいかにして利用できるのかが議論されている。しかし、このような関心のもとで抱かれる期待の正当性は必ずしも明らかではない。本論文は、5人のデンマークの研究者に対するヒアリング調査を元に、国家セクターとボランタリーセクターの関係が、福祉多元主義の影響の下でどのように変化しているのかを明らかにする。
  • 中谷 和人
    文化人類学
    2013年 77 巻 4 号 544-565
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル フリー
    芸術人類学にとって目下最重要の課題は「表象主義」の克服にある。ここでいう表象主義とは、芸術に関する諸問題を何であれ世界の「再現/表象」の問題に還元して理解する立場を指す。相対主義にせよ構築主義にせよ、従来の視点の多くがこの立場を共有してきた。だが表象主義は、外的世界と内的世界の二項対立を前提とするがゆえに、究極的には芸術の営みを私たちが生きるこの世界から排除し、いわば神秘化することへとつながる。知覚心理学者ギブソンを嗜矢とする生態学的なアプローチは、こうした表象主義とそれが依拠する二元論を乗りこえるための一方策となりうる。人間と環境の相互依存性を原則とする彼の視角は、メルロ=ポンティの現象学的身体論や絵画論にも通底する。またこの視角が含意するプラグマティックな存在論は、ジェルの芸術論とも基本的な考えを共有する。これをふまえ、本論ではデンマークの障害者美術学校における知的な障害のある人たちの絵画制作活動を検討する。活動現場で注目すべきは、一見謎めいた生徒たちの制作が、実際にはその周囲の事物との緊密なかかわりあいのなかで実現している点である。制作に関わる技能や動機づけは、その内的特性にも外的要因にも還元しえず、身体を具えたかれらと環境との共働や交流にこそ成立する。一方、制作された作品が既存の社会関係や実践を予想外の方向へ導くこともある。作品はいったん出来上がると環境の一部となり、制作者本人を含む行為者たちに新たな行為の可能性を提供する。作品を介してもたらされた世界との新しい関係は、制作者自身の自己関係へと還流し、後続する制作のための新しい土台ともなる。本論では、こうした障害者美術学校における絵画制作活動を事例に、制作から作品の働き、その生への接合までを一連の出来事として捉えなおすことで、従来の芸術人類学で支配的だった表象主義を真に克服する「芸術のエコロジー」をめざす。
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