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クエリ検索: "川崎和也"
10件中 1-10の結果を表示しています
  • 収縮様式による違い
    *宮坂 淳介, 市橋 則明, 森 公彦, 中村 孝志
    理学療法学Supplement
    2006年 2005 巻 644
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/04/29
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】血流制限下での筋力トレーニングに関しては、低強度の負荷で筋力増強が可能な方法として近年注目されているが、トレーニング時の筋活動量の変化についての報告は少ない。本研究の目的は、収縮様式および圧迫条件の変化が血流制限下での筋活動量に及ぼす影響を調べることである。
    【対象と方法】対象は、本研究に同意した健常男性10名(平均年齢:27.9±3.3歳,平均身長:168.4±6.5cm,平均体重:60.5±8.6kg)とした。測定筋は上腕二頭筋とし、圧迫なしと100mmHgの圧迫条件のもとで、肘屈曲運動を等尺性・等張性収縮にて60秒間行った。運動前5秒間および運動後5秒間の筋電図(electromyography:EMG)を導出したが、その際の収縮様式は全て等尺性収縮に統一した。負荷は、筋力計(Handheld dynamometer:HHD)で測定した最大随意収縮(maximal voluntary contraction:MVC)時の値から20%MVCを算出し、これに相当する重錘とした。運動時の肢位は椅座位とし、等尺性収縮は肘屈曲90°で保持、等張性収縮は肘屈曲90°~0°間を1秒で伸展、1秒で屈曲する運動とした。なお圧迫は上腕基部に血圧計のマンシェットを巻いて加えた。各EMG測定値はMVC時のRoot Mean Square(RMS)振幅値を100%として正規化し、%RMSとして表した。加えて、周波数解析として運動前・運動後のMean Power Frequency(MPF)を求めた。統計処理にはウィルコクソン符号順位和検定を用いた。
    【結果】1)%RMS:運動後の%RMSは100mmHgで圧迫した方が圧迫なしの条件よりも有意に高値を示した(等尺性:圧迫なし;26.4±11.4% 100mmHg;42.3±24.5%、等張性:圧迫なし;24.9±13.9% 100mmHg;39.7±20.6%)が、収縮様式による有意差は生じなかった。2)MPF:運動後のMPFは等張性収縮の場合100mmHgで圧迫した方がより有意に低値を示した(圧迫なし;67.7±11.4Hz、100mmHg;56.8±13.4Hz)が、等尺性収縮では圧迫条件間に有意差は生じなかった(圧迫なし;75.4±10.3Hz、100mmHg; 70.2±20.5Hz)。収縮様式間の比較では、圧迫条件に関わらず、等張性収縮の方が有意に低値を示した。
    【考察】100mmHgで圧迫した状態で運動を行うと、収縮様式に関係なく、圧迫しない場合に比べ筋活動量は有意に増加し、20%MVCの負荷でも最大40%RMS程度まで増加することが示された。ただし、筋肥大を引き起こすための十分な筋活動量までには至らなかった。一方、MPFでは等張性収縮運動後にのみ圧迫条件間の有意差が生じた。これは等張性収縮の方が等尺性収縮よりも仕事量が大きいためと考えられ、圧迫し血流を制限した条件で等張性収縮を行えば、短時間であっても通常以上の筋疲労を起こすことができることを示している。本研究により、血流制限下の筋力トレーニングでは、20%MVCという低負荷でも筋活動量を倍増させることが可能であること、さらに、等張性収縮は等尺性収縮よりも筋疲労を引き起こしやすいことが示唆された。
  • 移植前後の合併症の影響
    *武清 孝弘, 村山 芳博, 川本 哲志, 川崎 和也, 北原 美代子, 宇都宮 與, 堂園 浩一朗
    理学療法学Supplement
    2006年 2005 巻 643
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/04/29
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
     我々は、これまで造血細胞移植(以下、移植と略す)前後での体力変化とその対策(運動療法)について検討してきた。
     移植により安静状態が続く結果、多くの患者が体力低下に陥ることは多くの文献でみられる。今回、移植前後の体力変化と合併症(特に発熱)の関係について検討した。
    【目的】
     移植前後の体力変化の原因を明らかにすることを目的とする。
    【対象】
     平成14年9月から平成17年10月に当院血液内科病棟にて行われた造血細胞移植49例に対し、患者様の同意の下に移植前後の体力評価ならびに運動指導を行った。今回対象とするのは、移植前後に体力評価が行えた12例とする。性別は男性6名、女性6名。年齢は、40歳から65歳(平均年齢48.5歳)。移植方法は、末梢血幹細胞移植9例、骨髄移植1例、臍帯血移植2例であった。
    【方法】
     評価項目としては、握力・6分間歩行テスト(以下6MDと略す)・長坐位体前屈・開眼片足立ち・四肢周径を用いた。評価時期は、移植前・移植後30日にて行い、今回は握力・6MDの変化と発熱日数とを比較検討した。移植後無菌室入室期間中は、基本的には自主運動とし、定期的に運動実施状況を確認し、必要に応じて個別での運動療法を行った。
    【結果】
     無菌室入室期間の平均日数は32.9日であった。無菌室入期間中の発熱(38度以上)は12例中10例にみられ、発熱日数の平均は4.6日であった。その他合併症として、急性GVHDは、grade1が2例、grade2が1例であった。
     移植前後の握力の変化は増加4例、低下8例、6MDは増加6例、低下6例であった。 発熱期間の平均は、握力の増加群は2.5日、低下群は5.6日、6MDの増加群は4日、低下群は5.2日であった。発熱期間と握力・6MDの関係では、握力はピアソンの相関係数の検定にて危険率5%にて有意に相関があったが、6MDでは相関はなかった。
    【考察】
     移植後の身体機能低下に関する報告はみられるが、その原因に関する報告は少ない。今回、移植患者を対象に、無菌室入室期間における合併症の中でも特に発熱と身体機能(握力・6MD)の関係を調査した。握力は、全身の筋力の一指標とされるが、今回の検討では握力低下群は有意に発熱日数が長かった。無菌室入室期間中の筋力低下は臥床による廃用症候群が考えられるが、その原因の一つとして、発熱による不動期間も影響している可能性が示唆された。 持久力に関しては、6MDにて相関関係はみられなかったが、これは、症例数が少なかったことや、その他の合併症、自主トレーニングの影響、有熱期間が比較的短かったことなどが要因と考えられた。
     現在、無菌室入室期間は短縮傾向にあるが、合併症による臥床傾向は依然移植後の身体機能に大きな影響を与える因子であり、発熱を伴う合併症のある症例に対し、いかにその機能を保つかという取り組みが今後必要である。
     



  • 池上 高志, 升森 敦士
    日本ロボット学会誌
    2024年 42 巻 1 号 23-26
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/01/23
    ジャーナル 認証あり
  • ―生活や社会の問題から発想する題材の開発―
    山田 唯仁, 山本 政幸
    美術教育学研究
    2023年 55 巻 1 号 321-328
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル フリー

    ユニバーサルデザインやサスティナブルデザイン,そしてソーシャルデザインなど,社会問題を解決するデザインの分野は今日ますます注目を集めている。小学校学習指導要領の図画工作編においても社会との関わりが強調され,指導体制の充実が求められている。そこで本研究は,生活や社会における問題の発見と解決の方法を探る題材開発を目的とし,子どもが意見交換を重ねて「つくりながら考える」過程を経る造形活動を計画した。まず図画工作科におけるデザインのあり方を検討した上で,子どもが生活や社会における困難の事例を挙げ,危機感の共有によってアイデアを膨らませながらイメージを明確にし,さまざまな材料を活用して工夫を形にしてゆく過程を追った。制作物とともに「説明書」も作成し,機能を言葉に整理しながら相互鑑賞することにより,問題解決のための工夫から発想することの重要性を示した。

  • ―「未来の可能性」と人間中心デザインの視点からの一考察―
    清田 哲男
    美術教育学研究
    2020年 52 巻 1 号 153-160
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/03/31
    ジャーナル フリー

    本稿の目的は,未来の社会や社会包摂の概念を含めた美術教育カリキュラムにおける包括性の意義と,本研究で2009年から検討・実践してきた美術教育カリキュラムの多様性や包括性の位置づけを明確にすることである。美術教育の学習領域の一つであるデザインの変遷を産業革命以降,とりわけ1960年代以降のUserの捉え方の変化を追うことで概観しつつ,美術教育との関わりを整理し,カリキュラム構築に必要な要素をデザインの視点から捉えた。その上で,これまでの本研究チーム試行カリキュラムでの課題を明確にし,現在の進行している「創造性が社会と出会う美術教育(ANCS)モデル」のカリキュラムについて,「Future Cone」とよばれる,デザイン構造図と比較しつつ,人間中心デザインによる社会構築の視点,持続可能な社会の視点,未来での可能性の視点から,再定義した。

  • 芝宮 尚樹
    文化人類学
    2023年 88 巻 2 号 368-371
    発行日: 2023/09/30
    公開日: 2023/12/29
    ジャーナル 認証あり
  • 藤嶋 陽子, 川崎 和也, 佐野 虎太郎
    日本ロボット学会誌
    2024年 42 巻 1 号 14-17
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/01/23
    ジャーナル 認証あり
  • 中川 友理絵, 荻野 亮吾
    日本地域政策研究
    2020年 25 巻 34-43
    発行日: 2020/09/30
    公開日: 2022/02/25
    ジャーナル フリー

    The higher education policy in Japan emphasizes the meaning of experiential learning outside university and requires universities to be a community base in cooperation with community organizations. This study aimed to clarify the achievements and issues of Community-Based Learning (CBL), conducted in universities of Japan. The unique CBL programs tend to be held in liberal arts courses or minor course systems about the region. Service learning courses, one of the CBL programs, has been mainly introduced in private universities. To assess the effects or impacts of CBL, there is a wide range of premise, subjects, and targets of assessment, in addition to using rubric. Future research must examine university-wide organizational structure promoting CBL, role of university contributing to the community, methods for positioning faculty staffs and developing professional skills of these staffs, and cross-reference framework for assessment methods.

  • 編集部
    日本醸造協会誌
    2004年 99 巻 6 号 404-434
    発行日: 2004/06/15
    公開日: 2011/09/20
    ジャーナル フリー
    平成15年度の醤油の研究業績を見ると, 全般に報告数が低下しているようである。醤油に直接かかわる研究報告数は全掲載文献数の約5%であるが, その内容から考え, たゆまざる努力がなされていることは力強い。また, その多くが地方行政の研究機関が行ったものであり, 地域産業の強い後ろ盾となっている様子が伺える。新しい技術や機器を用いた効率的な研究と地道な常日頃の努力は, 必ずや新しい知見の確保と商品開発への手掛かりをもたらすであろう。
  • 日本医療マネジメント学会雑誌
    2008年 9 巻 1 号 170-174,182
    発行日: 2008/06/01
    公開日: 2011/03/16
    ジャーナル フリー
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