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クエリ検索: "彼らが生きる世界"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 渡辺 美緒
    小児耳鼻咽喉科
    2013年 34 巻 3 号 268-272
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/03/20
    ジャーナル フリー
      神経・筋疾患患者において呼吸障害は患者の生命予後や日常生活に大きな影響を及ぼす。その病態は基礎疾患,年齢,合併症などにより様々であり,個人の病態に合わせた対応が必要である。特に小児の神経・筋疾患では,身体的発達や社会心理的発達にも影響し,呼吸状態の改善および安定化は延命という意味だけでなく,子どもたちの心身の成長発達を促し,
    彼らが生きる世界
    を広げることへ繋がる。そのため当院では多職種で連携し,早期からの介入を試みている。ここでは,神経・筋疾患の呼吸障害の病態と,当院における呼吸管理の取り組みについて述べる。
  • ―身近な主題〔地域および復興〕に着目したローカルニュース番組制作を中心に―
    赤木 恭子
    美術教育学研究
    2020年 52 巻 1 号 1-8
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/03/31
    ジャーナル フリー

    本研究は,美術教育における映像メディア表現の領域を,イメージの対話的な相関性に関わる自己と周辺世界との媒介作用を検討し,映像メディア表現を活用した創作行為から経験へ至る学修プロセスを追究するものである。本研究では,これまでに,映像メディア表現について,大学での図工・美術に関するカリキュラムや題材,および教材の開発を中心に,学校教育や地域社会との連携による実践を交えた取り組みを実施してきた。本論では,その一環として,熊本大学教育学部の図工・美術(本研究者担当)で2018年度から継続して実践しているニュース番組制作の一部を取り上げる。本論に記す実践では,この番組制作に参画する学生たちに身近な地域や,熊本の震災復興をテーマとする題材において,映像編集とイメージの連なりに着目し,映像メディア表現を用いた創作行為の内的な文脈形成が経験的な作用として対話的な学修行為に至る可能性を考察したいと考える。

  • ―遊戯・武士道と押川春浪―
    鈴木 康史
    スポーツ社会学研究
    2016年 24 巻 2 号 21-39
    発行日: 2016/10/05
    公開日: 2017/10/05
    ジャーナル フリー

     本研究は、明治時代の野球史を〈遊〉と〈聖〉という視点で再検討しようとするものである。
     明治初期に、西洋伝来の「遊戯」として日本に紹介された野球は、「体育」に取り入れられることとなるが、しかし、こうした〈遊〉の「快楽」の利用に対して、もう一つの〈遊〉の世界があった。
     日本に野球をはじめて持ち帰った平岡熙は「遊芸」好きの人物である。彼によって始まった日本の野球は当初は江戸的な「遊芸」と同じ〈遊〉なる地平に置かれることになる。だが時代がすすむにつれ、こうした江戸的な心性が消え、〈遊〉の禁欲化が始まる。その例をわれわれは正岡子規に見ることができる。子規は野球の「愉快」を屈託なく語った人物として名高いが、その背景には平岡の「遊芸」的な世界のうち「酒色」にまつわる部分を不健全として禁欲する、そのような〈遊〉の世界の分割が確認できるのである。
     こうした〈遊〉の禁欲化はさらに第一高等学校において進められる。そこにおいては「武士道野球」が発明されることになるが、明治20 年代には、まだ野球はその「愉快」さで価値づけられており、武士道化が始まるのは、明治30 年代に入ってからである。今回はその始まりを一高の校風論争に確認した。剣道部の鈴木信太郎がはじめて「武道」(そこには野球も「新武道」として含められている)による「精神修養」と「武士道振起」を語るが、それは〈遊〉が〈聖〉なる苦行の手段として位置づけられるという事態であった。
     それに対して、明治末に「武士道野球」を語った押川春浪は、少し異なった場所にいる。春浪は野球を「武術」化して「精神修養」せよと語るが、しかし彼のスポーツ実践はこうした禁欲的な修練のたまものではなく、むしろ一瞬一瞬を面白く遊ぶものであった。彼はそこで武士的な実践を模倣することで武士の精神を体現する。これは「世俗内禁欲」としての〈聖〉なる武士道野球に対する対抗的な〈遊〉ぶ身体なのである。

  • 「リスク社会」を生きるプーケット在住日本人ダイビング・ガイドの観光人類学
    市野澤 潤平
    観光学評論
    2018年 6 巻 1 号 87-107
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/03/25
    ジャーナル オープンアクセス
    プーケットは長く美しいビーチに恵まれたタイ最大の島であり、現在ではタイ南部で最も多くの国際観光客を集めるリゾート地となっている。観光ダイビングはプーケットにおける主要な観光アトラクションのひとつであり、母語でのサービスを受けたいツーリストのニーズに応えるため、日本人を含む外国人ダイビング・ガイドが数多く居住している。本稿は、プーケットの日本人観光ダイビング・ガイドが、人びとをリスク・コンシャス(リスクへの意識が強く深く内面化された状態)にしていく世界という意味での「リスク社会」を生きている、と考える。その上で、彼らの職業生活の一側面を、リスクとセキュリティという観点から理解する。具体的には、セキュリティという概念を、リスクとの対比のうちに差異化して規定することにより、生活を脅かす種々のリスクの直面するプーケットの日本人ダイビング・ガイドたちの行動/態度に見られる独特の傾向を、明らかにする。
  • 小児耳鼻咽喉科
    2013年 34 巻 2 号 79-228
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/30
    ジャーナル フリー
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