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クエリ検索: "徳永正利"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 日本遺族会の事例分析
    奥 健太郎
    選挙研究
    2010年 25 巻 2 号 67-82
    発行日: 2010年
    公開日: 2017/03/31
    ジャーナル オープンアクセス
    参議院全国区選挙は,利益団体が代表者を送り込むべく競争した場であったことは広く知られている。この全国区選挙ではいくつかの利益団体が脱落していくが,本稿で取り上げる日本遺族会は議席を確保し続けることができた。本稿では遺族会が勝ち残った理由,とりわけ戦没者遺族が年々減少する中で,なぜそれが可能だったのかを考察した。 遺族会が勝ち残ることができた最大の要因は,遺族会が公務扶助料受給者の期待を集め,それに応えたからである。特に1960年代以降,戦没者の妻が遺族会の集票のために熱心に活動した。妻には遺児を育てあげる責任があり,子育てが終わった後は物価上昇の中で高齢化し,生活に不安を抱えていたためである。第二は遺族会が,戦没者の兄弟や子も取り込んだことである。彼らに年金の受給権はなかったが,慰霊活動やそれにかかわる 「利益」が,遺族会と彼らを結び付けたのである。
  • 参議院議員の政策活動
    石間 英雄, 建林 正彦
    選挙研究
    2020年 36 巻 1 号 35-48
    発行日: 2020年
    公開日: 2023/11/16
    ジャーナル オープンアクセス
    参議院議員はどのような政策活動を行い,どのような利益を代表しているのであろうか? 日本の二院制には権限関係が対等であり選出方法が両院で異なるという特徴が存在し,両院を横断する形での政党組織の形成を促す。また選挙区定数などの選挙制度の違いは,衆参両院議員間の政策的関心の相違を生み出すであろう。この視点を踏まえ,本論文では自民党政務調査会内における参議院議員の政策活動を分析し,強い第二院の存在が戦後日本の政党政治を形づくってきたことを明らかにした。 具体的には,自民党政務調査会部会名簿をデータ化し,衆参両院議員の部会所属パターンを比較した。その結果,参議院議員は内閣部会や社会部会,地方行政部会などの部会に所属しがちであり,全国規模の利益団体や都道府県の利益といった衆議院議員とは異なる利益代表を行っていたことが示唆された。
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