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クエリ検索: "慢性外傷性脳症"
68件中 1-20の結果を表示しています
  • 高畑 圭輔, 加藤 元一郎, 三村 將, 島田 斉, 樋口 真人, 須原 哲也
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2016年 35 巻 3 号 276-282
    発行日: 2016/09/30
    公開日: 2016/10/01
    ジャーナル フリー
      近年, 頭部外傷の分野で, 国内外においてトピックとなっているのが, 受傷から数年以上のインターバルを経て出現する遅発性の症候である。本総説では, 頭部外傷後にみられる代表的な遅発性病態である
    慢性外傷性脳症
    (CTE) と頭部外傷後精神病 (PDFTBI) について解説する。CTE は, ボクシングやアメリカンフットボールなど反復性軽度頭部外傷を受けた個体にみられる進行性の神経変性疾患であり, 精神症状, 認知機能低下やパーキンソニズムなどが出現する。神経病理学的には神経原線維変化などのタウ病変によって特徴付けられる。一方, PDFTBI は, 重度の頭部外傷から数年後に出現する精神病状態であるが, 詳しい病態はわかっていない。近年, PET によってタウ病変やアミロイド病変の検出が可能となりつつあり, 頭部外傷による遅発性病態の生前診断や背景病理の評価が可能となると期待されている。本総説では, 我々が行っている頭部外傷患者を対象としたタウイメージング研究の結果についても紹介する。
  • 植野 仙経
    日本生物学的精神医学会誌
    2023年 34 巻 3 号 117-119
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/25
    ジャーナル オープンアクセス
    繰り返し頭部外傷を受傷したケースでは慢性期に
    慢性外傷性脳症
    がみられることがある。
    慢性外傷性脳症
    は,神経原線維変化などのタウの沈着を示す所見がみられることから,タウオパチーの一種として位置づけられる。中等症から重症の単発外傷性脳損傷においても,慢性期に
    慢性外傷性脳症
    様の精神・神経症状ならびに神経病理学的変化が生じることがある。中等症から重症の単発外傷性脳損傷の慢性期におけるタウイメージングでは一部のケースにおいて脳溝の深部に目立つトレーサーの局所的集積が認められる。外傷性脳損傷におけるタウ病理に関与する要因の1つとして神経炎症が指摘されている。タウイメージングにおける参照組織を選択するうえでは,小脳が
    慢性外傷性脳症
    においてタウが蓄積しうる領域であることを考慮する必要がある
  • ―アメリカンフットボール―
    中山 晴雄
    フットボールの科学
    2023年 18 巻 240-243
    発行日: 2023/02/28
    公開日: 2023/07/01
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 臼井 直人, 山代 幸哉, 小島 将, 佐藤 大輔
    体力科学
    2020年 69 巻 5 号 361-370
    発行日: 2020/10/01
    公開日: 2020/09/16
    ジャーナル オープンアクセス

    Soccer is the most popular sport worldwide, with over 265 million participants. Soccer is unique in that the ball can be directed deliberately and purposefully with the head, an act referred to as ‘heading’. In recent years, there has been concern about the association between repetitive subconcussive head impacts associated with heading and chronic traumatic encephalopathy. Heading causes immediate changes in biochemical and electrophysiological markers of traumatic brain injury, and some studies have reported brain structural changes and dysfunction in former soccer players. In 2019, it was reported that the mortality associated with neurodegenerative diseases was about 3.5 times higher among former professional soccer players. Following that, in early 2020, the guidance have been published to limit heading by age in some regions including England and Scotland. In this review, we will expound the immediate and long-term effects of heading associated with chronic traumatic encephalopathy and the measures that should be taken into consideration in the practice of soccer instruction, based on the latest findings.

  • ―サッカー―
    谷 諭
    フットボールの科学
    2023年 18 巻 231-234
    発行日: 2023/02/28
    公開日: 2023/07/01
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 三村 將, 加藤 元一郎
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2015年 35 巻 3 号 263-264
    発行日: 2015/09/30
    公開日: 2016/10/01
    ジャーナル フリー
  • 杉山 淳比古, 島田 斉
    RADIOISOTOPES
    2016年 65 巻 12 号 517-522
    発行日: 2016/12/15
    公開日: 2016/12/15
    ジャーナル オープンアクセス

    近年開発されたタウイメージングリガンドは,アルツハイマー病のタウ蛋白病変に特異的に結合するとともに,その病理学的重症度を反映した蓄積分布を呈することが報告され,アルツハイマー病の病理学的進展を可視化しうることが示されている。またタウ蛋白病変を主要病態とする非アルツハイマー病性認知症においても,その疾患特異領域におけるリガンドの集積が認められ,病態の解明や診断の一助となることが期待されている。

  • 江川 祐希, 原田 長, 小林 和音, 筒井 俊春, 鳥居 俊
    日本アスレティックトレーニング学会誌
    2024年 10 巻 Supplement 号 1-O1-2
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/05/31
    ジャーナル フリー
  • 山崎 和也, 田中 毅, 梶原 宏之, 広瀬 統一
    日本アスレティックトレーニング学会誌
    2021年 7 巻 Supplement 号 1O-08
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/07
    ジャーナル フリー
  • 原 元彦
    神経治療学
    2019年 36 巻 6 号 S214
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/10/25
    ジャーナル フリー
  • ―頭部外傷の治療と管理のガイドライン第4版での改定点を中心に―
    和田 孝次郎, 豊岡 輝繁, 大塚 陽平, 富山 新太, 戸村 哲, 竹内 誠, 三島 有美子
    脳神経外科ジャーナル
    2021年 30 巻 10 号 706-711
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/10/25
    ジャーナル オープンアクセス

     頭部外傷治療・管理のガイドライン第4版に沿って解説する. スポーツ脳振盪は章が独立した. 競技現場での診断にはConcussion Recognition Tool 5が役立つ. 重症化を防ぐため, JTAS (Japan Triage and Acuity Scale) 2017を用いた救急医療システムにおけるトリアージを受けることが推奨され, primary surveyとして外傷初期ガイドラインJATEC (Japan Advanced Trauma Evaluation and Care) TMに則った初期診療と全身管理が重要である. 軽症頭部外傷であっても高次脳機能障害が後遺する可能性がある.

  • 宮内 崇, 藤田 基, 末廣 栄一, 小田 泰崇, 鶴田 良介
    日本救急医学会雑誌
    2014年 25 巻 5 号 191-200
    発行日: 2014/05/15
    公開日: 2014/09/01
    ジャーナル フリー
    軽症頭部外傷は救急外来を受診する頭部外傷のなかで最も多い。近年,スポーツ選手や軍事活動に従事する兵士のように,軽症頭部外傷を繰り返し受傷した人たちが,受傷から数年後に慢性的な認知機能障害や抑うつ状態を呈することが報告され,繰り返される軽症頭部外傷に関連する
    慢性外傷性脳症
    (chronic traumatic encephalopathy: CTE)が注目されている。軽症頭部外傷の患者の多くは比較的若年者であり社会的な影響が大きいため,海外ではその病態の解明や診断,治療法の研究が盛んにおこなわれている。軽症頭部外傷のうち受傷直後から頭痛,めまい,嘔気,意識消失などの一過性の症状を呈し,画像上明らかな異常を認めないものを脳振盪と呼ぶ。脳振盪は明確な診断基準がないため,アセスメントツールを用いて症状の経過をフォローして診断を試みる。脳振盪を含む軽症頭部外傷に関連する病態としてCTEの他,急性期に発生するセカンドインパクトシンドローム(second impact syndrome: SIS),急性期から引き続き起こる脳振盪後症候群(post-concussion syndrome: PCS)がある。これらの病態は軽症頭部外傷を繰り返すことによって発生するリスクが高くなるといわれているが,そのメカニズムは明確ではない。現在のところ,軽症頭部外傷を受傷した患者に対しては再度頭部に衝撃を与えないように安静を保つことが重要である。スポーツでは,プレー中に受傷した選手は直ちにプレーを中止させる。またプレーへの復帰は段階的に行い,症状の変化を経時的に観察し,重症化の徴候を見逃さないように注意する。治療は対症療法が中心で,重症化,慢性化の予防に対する薬物療法などの有用な治療法はない。軽症頭部外傷に対しては保護者・指導者の教育が重要である。リスクの高い環境にいる場合,とくに脳が発達過程にある小児に対しては,繰り返す受傷を予防できる環境と,受傷した場合への対策を整える必要がある。そのため本邦のガイドラインの作成と軽症頭部外傷への理解,プロトコールの遵守の徹底が望まれる。
  • 加藤 巧
    スポーツ理学療法学
    2021年 1 巻 Supplement 号 S18
    発行日: 2021年
    公開日: 2023/03/30
    ジャーナル フリー

    前庭機能の障害を対象とする前庭リハビリテーション(以下、前庭リハビリ)は、理学療法の中でも比較的新しい領域である。平成31年に日本理学療法士協会が発行した「理学療法学教育モデル・コア・カリキュラム」では前庭リハビリに関する内容が学習目標に含まれ、第51回および第53回理学療法士国家試験において前庭機能障害と前庭リハビリに関する問題が出題されている。少しずつではあるが、本邦においても前庭リハビリに関する基礎的知識を有することが必要となっている。

    スポーツ脳震盪は、脳震盪後症候群や

    慢性外傷性脳症
    など予後不良となる可能性があることから、その危険性が認知されるようになってきている。そのため、受傷後は症状が完全に消失するまで身体的、精神的に絶対安静させることが推奨されてきた。現在では、症状が悪化しない範囲で可及的早期に運動を開始することの有効性が示されている。受傷後は前庭症状を訴える患者も多く、めまい症状は予後不良のリスク因子であることから、受傷後早期における前庭症状のスクリーニングは段階的な運動の開始時期や治療選択を適切に判断する指標となりうる。一方、前庭症状を主とする症例(前庭サブタイプ)には理学療法士が直接介入できることからも、前庭リハビリの提供や、必要に応じて専門的な施設との連携を図っていくことで、スポーツ脳震盪に対する医療の質が更に向上することが期待される。

    したがって、スポーツ理学療法学領域において、前庭リハビリに関する知識を持つことは、スポーツ理学療法分野の評価や治療の質を更に高め、その領域を拡げる可能性がある。そこでこのシンポジウムでは、スポーツ理学療法士が行うべきスポーツ脳震盪のための検査や治療の紹介とともに、前庭リハビリを専門とするセラピストとの連携について議論したいと考えている。

  • 中川 敦寛, 冨永 悌二, 大谷 清伸, 富田 博秋, 久志本 成樹, Rocco Armonda
    安全工学
    2016年 55 巻 6 号 441-446
    発行日: 2016/12/15
    公開日: 2016/12/15
    ジャーナル フリー

    爆風損傷は爆発に伴い発生する爆風に暴露され生じる.一般の臨床医が経験する外傷機転に加えて,衝撃波を伴う圧損傷が複合的に生体に影響を及ぼし,損傷が発生する.イラク戦争,アフガニスタン紛争以降,爆風損傷が著しく増加し,軽症例における高次脳機能障害,心的外傷後ストレス障害の頻度が高い可能性が示唆されたことから,新しい疾患概念として認識されるようになった.眼,耳,肺,消化管,心臓血管系の損傷も特徴的であるが,受傷早期に顕在化しないことがあり注意が必要である.外傷初期診療ガイドラインに沿った対応を行うとともに,損傷時の状況の把握を含めて衝撃波を伴う圧損傷のリスク階層化と病態を考慮した治療を行う. テロや産業事故による爆風損傷は遠い存在ではなく,わが国においても救急に携わる医療従事者,関係者も病態と診断・治療に関する一定の知識を持っていることが望ましい.

  • 戸村 哲, 齋藤 大蔵
    日本外傷学会雑誌
    2021年 35 巻 2 号 21-28
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/05/12
    ジャーナル フリー

     軽症頭部外傷は救急診療において日常的に遭遇する機会の多い傷病である. 軽症頭部外傷のほとんどのケースは短期間に軽快し回復するが, 一部に重症化してしまう症例があり注意を要する. また約半数はのちに脳震盪後症候群をきたし, 昨今注目される外傷後の高次脳機能障害など, 多くの社会問題の要因にもなっている. 本稿では, 日常診療で遭遇する機会の多い軽症頭部外傷にスポットを当て, 2019年に改訂された「頭部外傷治療・管理のガイドライン第4版」の内容を中心に, 診療において重要な項目について要点をまとめた.

     軽症頭部外傷の診療においては, 重症化の危険因子を念頭に置き, 適切に頭部CTの適応を判断し, 帰宅や入院経過観察の判断を行う. 脳震盪後症候群や外傷後の高次脳機能障害の可能性も考慮し, 初療において詳細に診療録を記載することがきわめて重要である.

  • 武澤 信夫
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2017年 37 巻 3 号 293-300
    発行日: 2017/09/30
    公開日: 2018/10/01
    ジャーナル フリー

      2007 年 4 月 1 日~2016 年 3 月 31 日までに当院に紹介された高次脳機能障害者の連続症例 139 名を対象として分析した。社会的行動障害なしが 81 名 (58.3%) , 社会生活上に問題となる社会的行動障害を 38 名 (27.3%) に認め, より重篤な社会的行動障害による社会生活が困難となった事例を 20 名 (14.4%) に認めた。困難事例の特徴は, 平均年齢 35.9 歳と若年で, 男性が女性の 4 倍で, 原因疾患としては外傷性脳損傷に多かった。困難事例では, 衝動性が強い症例が 16 名, 衝動性と知的低下を伴う症例が 6 名, 幻覚妄想を伴う症例が 4 名であった。困難事例では, 薬物療法や精神科との連携がなされ, グループ訓練, 就労支援などが提供されていた。より重篤な症例では精神科入院治療, 精神科デイケア, 訪問看護や保健所などとの連携がなされていた。また, 支援拠点の相談事業における困難事例は 1.9%にみられ, 頭部外傷後精神病では数%の報告があり, 決して稀とは言えない。

  • *中楯 浩康, 菊池 祐生, 森 太河, 須見 多聞
    Dynamics & Design Conference
    2024年 2024 巻 D-OS9-2-1-04
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/03/25
    会議録・要旨集 認証あり
  • 荻野 雅宏, 川本 俊樹, 新郷 哲郎, 金 彪
    脳神経外科ジャーナル
    2016年 26 巻 3 号 195-199
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/03/25
    ジャーナル オープンアクセス

     スポーツ頭部外傷の最大の特徴は繰り返し受傷がまれでないことであり, 急性脳腫脹や

    慢性外傷性脳症
    などの問題につながると考えられている. 現場での判断やその後の対応については, 国際スポーツ脳振盪会議の共同声明や, アメリカ神経学アカデミーによるガイドラインなどのコンセンサスが形成されつつある. わが国では 「スポーツ頭部外傷における脳神経外科医の対応」 (神経外傷36 : 119-128, 2013) がこれに相当し, すべての脳神経外科医が内容に精通する必要がある. 新たな知見や指針が専門家の間で共有されるだけでは不十分で, これらをいかに現場に還元し, プレーや指導に生かすかが重要である.

  • 臨床神経学
    2016年 56 巻 2 号 136-144
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/03/08
    ジャーナル フリー
  • 臨床神経学
    2016年 56 巻 2 号 135
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/03/08
    ジャーナル フリー
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