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クエリ検索: "東京スポーツ・レクリエーション専門学校"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 足関節背屈角度と歩行時外方加速度について
    *上島 正光, 上倉 將太
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 993
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【研究の背景と目的】
    入谷式足底板を作製する際、テーピングを用いて後足部誘導(回外誘導・回内誘導)や果部誘導(内果挙上・外果挙上)など足部肢位を変化させ、それが動作や疼痛に与える影響を評価する。その結果、後足部回外誘導で良好な結果が得られる症例において、果部誘導は内果挙上誘導ではなく外果挙上誘導を選択することが多いと感じる。すなわち、外果挙上誘導は後足部回内誘導を補助・後足部回外誘導を相殺するものではなく、外果挙上誘導独自の作用を持つと推測される。そこで本研究は足関節外果挙上誘導が、荷重位における足関節の最大背屈角度、および歩行時における骨盤帯の外方加速度にどのような影響を与えるか検証することを目的とした。
    【対象と方法】
    本研究に同意の得られた、脊柱や下肢に既往のない健常者10名(男性8名、女性2名、平均年齢19.7±1.57歳)の左下肢10足を対象とした。測定は三次元動作解析装置UM-CAT2(ユニメック社)を用い、1)測定下肢を前にした半歩前進位より、膝関節を屈曲した際の足関節最大背屈角度 2)10m自由歩行における左上前腸骨棘の外側方向加速度ピーク値の2点を計測した。外果挙上誘導を行う場合と行わない場合で各課題を3回ずつ行い、その平均値をもって2条件間に差があるか検討した。外果挙上誘導は、被検者端座位にて外果直下にパッドをあて、外果挙上を促しながら25mm幅の伸縮性テープで保持した。各課題は公正を期すため無作為に施行した。統計学的処理には対応のあるt検定を用い、有意水準は1%未満とした。
    【結果】
    荷重位での足関節最大背屈運動において、外果挙上誘導時に背屈角度が有意に増加した(p<0.01)。全例において足関節背屈角度が増加し、背屈角度が減少する例はみられなかった。
    また、歩行時の外方加速度においても、外果挙上誘導時に外方加速度が有意に減少した(p<0.01)。なかでも、10例中8例において外方加速度に大きな減少がみられた。残り2例においては2条件間で外方加速度に顕著な変化はなく、外方加速度が大きく増加する例はみられなかった。
    【考察】
    足関節背屈運動において広い距骨滑車前方部が果部を引き離し、骨間膜線維の走行を真直ぐにする。これに伴い外果は挙上・開排する。今回、外果挙上誘導により全例にて背屈角度が増加した結果は、外果挙上誘導が足関節の運動学を忠実に再現した為と考える。
    近位脛腓関節は脛骨外側顆を腓骨頭が外下方より支えるような形状をとる。その形状ゆえ、外果挙上誘導による腓骨の上昇は、近位脛腓関節を介して脛骨を内上方へ押しあげる。その力の水平成分が脛骨の外方移動を抑制し、結果として外果挙上誘導時に外方加速度が減少したものと考える。
    以上より外果挙上誘導は、足関節背屈制限および歩行時外方動揺性がみられる症例に対する評価・治療の一手段となりえる事が示唆された。
  • *赤井 友美, 田中 則子, 岡田 亜美, 中江 徳彦
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 994
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】高齢者では、中足指節関節(以下、MP関節)に屈曲制限のある者をよく観察する。MP関節屈曲制限がみられ、踵接地から足底接地までのスピードが速く、歩行中につまずきやすく歩幅が小さい症例を経験した。本研究では母趾MP関節屈曲制限とこれらの現象に着目し、母趾可動域制限が歩行に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする。
    【方法】健常な若年者12名(年齢23.0±3.7歳、身長166.3±8.3cm、体重58.2±9.1kg)を対象とし、事前に研究の主旨を説明し、同意を得た。1)テーピングによる母趾可動域制限の設定:キネシオテーピング(50mm)に左母趾が入るように穴をあけ、指節間関節背面部から近位にむかい内側楔状骨背面に至るまで最大限に伸張し、左母趾の可動域を制限した。なお、制動の前後でMP関節の屈曲角度(自動運動)ならびに第一中足骨・内側楔状骨間の可動性を確認した。2)歩行解析:運動課題は、前方で両上肢を組み、歩調を120/分に規定した10m歩行とした。これを、テーピングで母趾の可動域を制限した条件(以下、母指制限条件)と、可動域を制限せずにテーピングの皮膚への貼付のみとした条件(以下、対照条件)の2条件で実施した。リアルタイム3次元動作解析システムMAC 3D system(Motion Analysis社)と床反力計(AMTI社)を使用し、歩行時の仙骨部・第2中足骨部の座標変位、骨盤・下肢の関節角度、下肢関節モーメント、床反力を記録、解析した。3)統計処理:2条件間の比較には、符号検定を用い、有意水準は5%未満とした。
    【結果】立脚相のうち床反力の鉛直成分の第1ピークから谷までの区間では、母指制限条件での仙骨の前方移動量は、対照条件に比して有意に小さかった(p=0.039)。また立脚後期では、母指制限条件の床反力内側成分は増大し、回内モーメントが大きい傾向であった。さらに、蹴りだし時の第2中足骨頭部の床からの高さは、母指制限条件で低い傾向が認められた。
    【考察】母趾可動域制限条件で、立脚相半ばの仙骨前方移動量が小さかったのは、立脚相前半のさらに早い段階ですでに前足部への重心移動が生じていたためと考えられた。さらに、母趾の制動による進行方向に対して外側へ蹴りだしやすく、遊脚初期のつま先の高さ(床面との距離)も低い歩行パターンは、つまずきによる転倒や母趾の外反変形へ結びつく可能性も示唆され、母趾可動域の維持が高齢者の転倒予防につながることが推察された。
    【まとめ】母趾可動域制限は、立脚期半ばの仙骨の前方移動量を減少させることが明らかとなった。さらに立脚後期の蹴りだしや、遊脚初期のつま先の高さにも影響をおよぼすことが確認できた。
  • -サッカー界における鍼灸の可能性を探る-
    木下 裕光, 後関 慎司, 井上 敦史, 川村 怜
    全日本鍼灸学会雑誌
    2015年 65 巻 3 号 144-157
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/01/19
    ジャーナル フリー
  • 廣澤 聖士, 下関 元, 橋場 智子, 鈴江 智彦, 高林 諒一, 久永 啓, 永野 智久, 千葉 洋平, 渡辺 啓太
    スポーツパフォーマンス研究
    2023年 15 巻 69-82
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/05/25
    ジャーナル オープンアクセス
    スポーツ現場では競技力向上のため様々な情報を活用する重要性が高まっており,情報戦略専門スタッフの需要も増加している.一方,国内関連人材の実態について詳細な報告はされていない.本研究は,国内情報戦略専門スタッフの属性・雇用・活動・業務状況の把握を目的とし,スポーツ現場で選手の競技力向上のために情報を活用している者を対象に,SNS を用いた機縁法によるアンケート調査を実施した.得られた295 名分の回答について,情報戦略群と他職種群に分け比較検討した結果,情報戦略専門スタッフの特徴として,20 代から30 代前半の男性が競技力の高いチームや選手を対象に活動しており,フルタイムに近い労働形態で年収は国民平均と同等であった.また,選手個人だけでなくチームに対して長期的な目的で情報を活用しており,スポーツ用映像分析ツールを用いた情報収集・分析・レポーティングが標準的な業務であった.一方,関わる競技の種類やカテゴリーは限定的であった.また,情報戦略専門スタッフの呼称としては,アナリストが多く用いられていた.本研究から得られた結果をもとに,専門人材の普及,発展のためのさらなる知見の蓄積が期待される.
  • 順天堂医学
    2001年 47 巻 1 号 97-109
    発行日: 2001/07/30
    公開日: 2014/11/12
    ジャーナル フリー
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