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クエリ検索: "東日本旅客鉄道盛岡支社"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 佐々木 崇人, 野澤 伸一郎, 築嶋 大輔, 金子 顕
    コンクリート工学
    2015年 53 巻 7 号 622-628
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/07/01
    ジャーナル フリー
    東北地方太平洋沖地震では,新幹線に用いられるコンクリート製電柱が折損や倒壊の被害を受けた。コンクリート製電柱が倒壊に至るような致命的な損傷となるのは,コンクリートの圧縮破壊が先行し脆性的な破壊となることが大きな要因であった。過去のコンクリート柱の被害と設計の変遷を明らかにした上で,PC構造のコンクリート製電柱を鋼管巻RC構造に改築して変形性能を向上させ,脆性的な破壊を防ぐことができる耐震補強工法を発案した。実用化に向けて,正負交番載荷試験,および実物大のコンクリート製電柱を用いた曲げ試験と振動台試験による性能確認を終え,耐震補強工事を実施している。
  • 山本 英和, 朝田 航, 齊藤 剛
    物理探査
    2019年 72 巻 101-110
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/07/11
    ジャーナル フリー

    東北地方太平洋沖地震津波で甚大な被害が発生した岩手県陸前高田市において地震時の揺れやすさを把握するためのS波速度構造探査を目的として微動観測を実施した。78地点の単点微動観測によって微動のH/Vのピーク周期から基盤の深さ分布を面的に把握し,14地点の極小アレイ微動観測によって表層地盤のS波速度分布を把握した。その結果,平野部の北から南にかけてH/Vピーク周期が長くなり,東から西にかけてH/Vピーク周期が長くなり,気仙川を越えると急に短くなっていた。よって,北から南にかけては岩盤が次第に深くなり,西から東にかけては中央付近の基盤が深く両端が浅い,お椀型の構造をしていると推測される。この結果は千田ほか(1984)の地質断面図と類似していた。約40 m程度の基盤深度を示す場所では,大きなサイズの微動アレイと極小微動アレイの観測結果を併用すれば,千田ほか(1984)の地質断面図と整合した結果を示す。近傍の極小アレイ観測から求めた構造を参照して単点観測のH/Vに基づいてS波速度構造を補完した。単点観測とアレイ観測を併用した微動探査から得られる2次元浅部S波速度構造も千田ほか(1984)の地質断面図を比較しても類似する結果となった。

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