我が国のプレストレスト コンクリート橋梁技術は1954年において, 道路橋においても, 鉄道橋においても既に支間30mを架設することに成功したが, 1955年に至り, 道路橋において, 支間40mを施工しこれに成功した。本報告は福島県において企画され, 実施された。この画期的な橋梁の設計, 施工並びにこれに伴つてなされた一切の試験, 実験に関するものである。
本橋はその支間がこの種の橋梁としては我が国で最長支間であるばかりでなく, PC鋼線として直径7mmをはじめて使用した点にも特筆すべき点を持つている。
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