詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "松本市山形村朝日村中学校組合立鉢盛中学校"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 高山 智史, 荒井 弘和, 栗林 千聡, 佐藤 寛, 金澤 潤一郎
    日本心理学会大会発表論文集
    2021年 85 巻 SS-018
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/03/30
    会議録・要旨集 フリー

    アスリートにとってパフォーマンス向上は重要課題である。パフォーマンス向上のための心理学的支援は,心理的スキルトレーニング(またはメンタルトレーニング)と呼ばれ,認知行動療法に基づくアプローチの有効性が示唆されている。また近年は,勝利を追求するだけでなく,競技生活や日常生活において大切にしていきたい行動の指針となる価値を含めたパフォーマンス支援を重視するようになってきている。しかしながら我が国では,認知行動療法に基づく研究知見の蓄積は限定的であり,実践も限られている。本シンポジウムでは,認知行動療法に基づくパフォーマンス支援を研究し実践する演者から話題を提供いただく。アスリートの価値に関する研究動向に触れたうえで,トップアスリートを対象とした認知行動療法の実践上の工夫点と今後求められる課題点について,価値に焦点を当てながら議論したいと考えている。

  • 高山 智史, 佐藤 寛
    体育学研究
    2021年 66 巻 481-495
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/07/16
    [早期公開] 公開日: 2021/04/15
    ジャーナル フリー
     Self-talk techniques are based on cognitive behavioral theories and are an important form of psychological intervention aimed at improving sports performance. Takayama and Takahashi (2017) reviewed self-talk techniques based on cognitive behavioral theories from the perspective of the second and third waves in cognitive behavioral therapy. However, a comprehensive understanding has yet to be achieved. Furthermore, there are insufficient theoretical explanations for these techniques in conventional research. Understanding the mechanisms underlying such techniques is important for determining their accountability in athletes, the reproducibility of effective techniques, and methods to overcome ineffective ones. In this context, we developed hypotheses to account for the mechanisms of self-talk techniques through a review of various cognitive behavioral theories in relation to improvement of sports performance. We also discuss recent research developments from the perspective of cognitive behavior.
  • 高山 智史, 佐藤 寛
    認知行動療法研究
    2021年 47 巻 2 号 181-192
    発行日: 2021/05/31
    公開日: 2021/11/17
    ジャーナル フリー

    本研究は、後方倒立回転とび(以下、後転とび)に及ぼすビデオを用いた行動的コーチングの効果を、体操競技の初心者である4名の中学生を対象とした参加者間多層ベースライン法に基づいて検討した。独立変数は、介入I期としてビデオフィードバック、介入II期としてビデオモデリングとビデオフィードバックであった。従属変数は、7項目の下位スキルに課題分析された後転とびの正反応数であった。この結果、後転とびの正反応数は、介入I期では3名、介入II期では2名において高まり、フォローアップでも高い正反応数が維持された。また社会的妥当性において、指導手続きは概ね良好と判断され、第三者の演技評価はベースライン期、介入I期、介入II期にかけて高くなった。これらからビデオを用いた行動的コーチングは、体操競技の初心者に対する後転とびの指導法として有効であることが示唆された。

  • 高山 智史, 佐藤 寛
    認知行動療法研究
    2022年 48 巻 2 号 183-191
    発行日: 2022/05/31
    公開日: 2022/07/28
    [早期公開] 公開日: 2022/05/20
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は、小堀・丹野(2002)で確認された完全主義が抑うつに至るプロセスを、不安の影響を考慮して再検討することであった。大学生346名を対象として、完全主義、抑うつ、不安をそれぞれ測定した。その結果、小堀・丹野(2002)と一致する知見として、(1)完全性欲求は高目標設置と失敗恐怖を促進する、(2)高目標設置は抑うつを抑制する可能性がわずかながらある、といった点が示唆された。一方で新たな知見として、(3)失敗恐怖は抑うつと直接的な関係は示されず、不安を媒介して間接的に抑うつを促進する関係性のみを示す、(4)高目標設置は不安を抑制する、といった点が示唆された。これらの結果から、抑うつと不安の改善を目的とした心理学的支援に完全主義を応用する意義について議論した。

  • 高山 智史, 高橋 史
    スポーツ精神医学
    2022年 19 巻 54-61
    発行日: 2022/08/22
    公開日: 2023/09/16
    ジャーナル オープンアクセス

    スポーツ選手の抑うつ症状は、心身の健康やパフォーマンスを阻害する。しかしながらわが国のスポーツ選手における抑うつ症状の実態や関連要因はほとんど知られていない。本研究の目的は、わが国の大学スポーツ選手における抑うつ症状の分布とカットオフ値以上の割合、抑うつ症状と怪我およびパフォーマンス停滞との関連を明らかにすることであった。大学スポーツ選手368名を対象に、Center for Epidemiologic Studies Depression Scale(CES-D)による抑うつ症状、怪我の経験と怪我に伴う活動停止期間、パフォーマンス停滞の経験とその期間を横断調査した。その結果大学スポーツ選手の3名に1名がCES-Dのカットオフ値(16点)を超える抑うつ症状を経験していた。怪我、パフォーマンスおよび各期間は、抑うつ症状と有意な関連はみられなかった。今後、抑うつ症状との関連要因をさらに検討していく必要がある。

feedback
Top