日本心理学会大会発表論文集
Online ISSN : 2433-7609
日本心理学会第85回大会
セッションID: SS-018
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公募シンポジウム
アスリートのパフォーマンス向上に対する認知行動療法の適用と工夫勝ちも大事,価値も大事
高山 智史荒井 弘和栗林 千聡佐藤 寛金澤 潤一郎
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抄録

アスリートにとってパフォーマンス向上は重要課題である。パフォーマンス向上のための心理学的支援は,心理的スキルトレーニング(またはメンタルトレーニング)と呼ばれ,認知行動療法に基づくアプローチの有効性が示唆されている。また近年は,勝利を追求するだけでなく,競技生活や日常生活において大切にしていきたい行動の指針となる価値を含めたパフォーマンス支援を重視するようになってきている。しかしながら我が国では,認知行動療法に基づく研究知見の蓄積は限定的であり,実践も限られている。本シンポジウムでは,認知行動療法に基づくパフォーマンス支援を研究し実践する演者から話題を提供いただく。アスリートの価値に関する研究動向に触れたうえで,トップアスリートを対象とした認知行動療法の実践上の工夫点と今後求められる課題点について,価値に焦点を当てながら議論したいと考えている。

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© 2021 公益社団法人 日本心理学会
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