本稿では,小説読了のタイミングで,想定される次回範囲の予告を自動生成する技術を提案する.長編の小説などでは,読書は複数回に分割されることが多い.アニメやドラマの
次回予告
のように毎回の読書終了後に次回の読書範囲の内容を提示することは,次回の読書に対する意欲向上につながると考える.提案手法では,
次回予告
に含まれる内容は次回範囲に対する要約と仮定する.次回範囲の部分要約データに対してSilver Standard要約生成アルゴリズムを応用することで
次回予告
の生成を試みた.
次回予告
としての妥当性や面白さの観点から生成結果を考察した.
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