道路一般部周辺における等価騒音レベルL_<Aeq>を, 音源(線音源放射)からの距離減衰に, 回折補正量α_d及地表面等種々の原因による補正量α_<i, eq>を加えることにより簡便に予測する計算法を提案した。補正量α_<i, eq>は, 実測値と予測値との整合を図るためのものであり, 本研究では, 数多くの実測データに基づいて設定されたASJ Model 1975の補正量α_iから間接的に求めている。この簡易計算法による予測値と, ASJ Model 1998のB法による予測値を種々の条件下で比較検討した。その結果, 両者の予測値に大差はなく, 道路一般部に対する簡易計算法の有用性が示された。
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